4.原作未読ですが、面白かったです。現時点で平均点が5.40点ということにびっくり。
終始ホテルが舞台の大衆向けエンタメ作品なので、そういう感覚で観ることをお勧めします。
深いテーマがあるとか、ミステリーとして特筆すべき点があるとか、そういうことではない。
言うなれば踊る大捜査線とかそういった類のエンタメ作品を見た時に感じる面白さと同様の感覚。
互いに違う職業に就いている2人があるきっかけで場を共有することになり、徐々に互いを理解していき、なんやかんやで問題をなんやかんやする、という作りは県庁の星とそっくりなので、そういう系が好きな方には刺さる作品かと思います。
一部本気でウザいことを言ってくる「いるよな~こういう客」的なキャラが登場し、その解決シーンも「現実的にそんなわけないやろ」となるところなので、日々の自分と照らし合わせて見てしまう見方は向かない。
マイナスな所を探すように観るのではなく、本当に単なるエンタメ作品を観る時のようなぼや~っとした感覚で観ることをお勧めします。
文鎮、バッジ、ポケット、所作、そして笑顔など、こういう言外に表現される心理描写ってすごく好きです。