2.《ネタバレ》 なぜ彼がシリアル・キラーになったか?という掘り込みは不足している感があるが、残酷表現を比較的押さえ気味に、彼が陥った狂気がよく描かれている。手口や脱獄中に犯罪を繰り返すところなどは事実に忠実なようである。俳優は無名のようだが、テッド・バンディ本人によく似ているし、上手い。ラスト、電気椅子での処刑シーンは、怯えるバンディの頭を剃ったり肛門に詰め物をしたりの準備する場面から念入りに作ってあり、実際の電流を流すところもリアルで見るに辛いものがあり、後味は相当悪いが・・・。実話物としては上出来なのではないか。