3.《ネタバレ》 非常に面白かった。
ちょっとタイトルがボーンコレクターみたいだけど。
パッケージはエコールとミネハハの続編みたいだ。
羊たちの沈黙のような良質サスペンスな雰囲気が良いです。
サスペンスを引き立てる寒々しい風景や荒涼とした場面もあって良い。
音楽もエレクトロニカみたいで良かったと思う。
本作の鍵となる笑みを浮かべた少女の死体はあまりにミステリアスで美しい。
これは恐らく映画史上最も美しい死体だ。
その笑みはダヴィンチコードのモナリザの笑みのように謎だ。
物語が終わりに向かって収束するテンションはソウのようだ。
剥製はまるでサイコのようだ。
無数の剥製は何を語るのか。ちょっとだけメルヘンでダーク。
こういった犯人の豪華なゴシック趣味には流石に飽き飽きするが、
ほんのりサイコでミステリアスなサスペンスは非常に面白かった。
ただ、サイコサスペンスにしたらサイコ度は低めかも。
それに「フランス版“羊たちの沈黙”」とかいってるわりには、ハンニバル・レクターのような人物が見当たらなかったのがちょっと残念。