1.《ネタバレ》 シリーズ第二弾になりまして、やっとというか三橋達也の北見次郎が活躍し始めました。今回はまたまた東南アジアのアラバンダ共和国(明らかにインドネシアがモデル)で物語は始まり、冒頭からテロリストと北見次郎が派手な撃ち合いを見せてくれます。北見次郎は、国際秘密警察本部からの指令でアラバンダの産業省次官のボディガードとなって日本へ行くのですが、この次官が独立戦争のときに“虎の牙”と恐れられた将軍だったと言うわけです。これをいかにも怪しげな中丸忠雄が演じているので、もう先の展開とラストはバレバレになっちゃうんですけどね。 本作では北見次郎の素性が少し明かされまして、なんと陸軍中野学校の卒業生だったんですよ。どおりで銃さばきが巧いわけだ。前作に続いてハードボイルド・タッチで撮られていますけど、ドラマもアクションもイマイチ弾けてないんですよね。 そういや前作ラストで逃げてしまったジェリー伊藤はもう出てこないのかな、なんてことが気になるぐらいの凡作でした。