6.《ネタバレ》 NGO?みたいな国際的支援団体が、必ずしも行く先々で歓迎されるわけではない。とゆーなかなかリアルな実体を知ることができました。
井戸に投げ込まれる死体。親を失った子供。廃墟となった街。なるほど、反戦映画としての価値はあるのかもしれません。
ですが映画に娯楽ばかりを求める私のような人には向かない映画。
なにせ淡々とロープを捜すだけの、ちょっとしたロードムービーのような映画。
吊るされた両親。地元軍による検問。道に横たわる牛の死体と地雷。銃を持った子供。
緊迫したシーンは数あれど、幾度と無く挿入される他愛のない会話がいちいち話の腰を折る。どーにもテンポがよろしくありません。
極めつけは主人公の色恋沙汰。
例えば牛で立ち往生してからの夜のキャンプまではまあ良かったのですが、そこから先の男女のやりとりがまあだるい。マンブルゥとカティヤのプライベートな話なんてどーでも良い。
最後のオチは好き。ただあの巨体が浮き上がってくるには浮力が足らん気もしますが・・・。
教科書的な意味合いでは大事な映画だと思います。
ですが、なにせ退屈という気持ちが大きすぎて、大切なメッセージが素直に心に響かなかった次第です。