35.中国史には詳しくないしそもそも関心がないのですが、三姉妹の俳優さん目当てに鑑賞。しかし、見ない方がよかったですね。やはり面白くない。しかし単に歴史物という点を除いても、姉妹に魅力が感じられません。思想とか信条とかはあっても、そうしたものを体現したステレオタイプにしか思えません。話としても歴史を追っているだけで、人間的葛藤があまり伝わって来ませんでした。それと、戦後の話をもう少し詳しく描いてほしかったのですが、姉妹がバラバラになってしまったのでそこは難しかったのでしょう。残念です。 【アングロファイル】さん [映画館(字幕)] 5点(2015-12-06 19:46:25) |
34.《ネタバレ》 妻投稿■三姉妹が喧嘩をするたびに「ジャッキーに何とかして貰えよ」と隣で喚いている旦那。蒋介石のプロポーズを見て「ああいう気の利いた事する奴に限って、いざ結婚したら亭主関白になるんだぜ」とうるさい旦那。日中戦争が終わって映画も終了しそうな状況で、「これから戦前の何倍も虐殺があって中国の歴史はさらに拗れ切るのに、ここでおしまいかよ」とさじを投げる旦那。図書館で映画を見るときは黙っていろ(笑)■でも旦那の言う事も一理あって、三姉妹の評価は1945年以降の中国の激動でこそ決まるんですよね。まあ、中国の歴史を扱った中華圏の映画は、ここんところを描けないのか描きたくないのか、1945年で物語をおしまいにしちゃう映画が多いですよね。自動車で滑走路を照らし出すシーンはいいから、文化大革命や2.28、国共内戦、台湾で民主主義がやっと成立した時、共産党に保護された姉と、蒋介石の妻として台湾の前面に出た妹がどのように評価され、どのようなまなざしを国に向けるのか、その対比こそが三姉妹の話を2つの中国共和国の歴史物語に昇華する要素だと思うし、この映画の価値のある表現だと思うのですが。 【はち-ご=】さん [レーザーディスク(字幕)] 7点(2011-01-28 01:45:51) |
33.《ネタバレ》 土地を持たず、商業や教育などもっぱら第3次産業に従事して、「中国のユダヤ人」といわれるほど流動的に生きた宋家。彼らが最も頼りにしたものは、持ち運び可能な財産であったろう。ごっそり貴金属を持っていたに違いない。土地や家なんか持って逃げられない。 宋家の三姉妹を美化したとんでもない幇間映画である。中国史に疎い私ですら、ツバをはきたくなるほどひどいと思う。まるで、宋家の女たちが歴史を左右してきたかのような安易な描き方に唖然とする。軟禁された蒋介石のもとに、美齢が単身向かって説得するとか、飛行場の場面とかね。 生涯金満生活を送ったような宋姉妹を、なぜ映画まで作って建国の母のごとく賛美するのだろうか。この女たちは、「中国人」では全然ないではないか。 メイベル・チャンというのは女性監督だが、こんなものを作っているうちは中国人女性(といっても香港だけど)の撮るものを信用できない。見る価値なし。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 0点(2008-06-22 15:19:43) (良:1票) |
32.《ネタバレ》 ある程度歴史を勉強してから観ると断然面白かった!実は一回目中学生の時に観てちんぷんかんぷんだったので・・姉妹ってやっぱり結婚で立場や運命が大きく変わるな~と実感。でも翻弄されているだけでないのが三姉妹の強さ・賢さですね。特に西安事件のくだりには教科書で習っただけでは決して味わえない醍醐味を感じました。近代中国のトップ近辺の話だけあって全編通して幸せな人がいないですが私的には長女のダンナが一番幸せそうだった気がします。丸々としてて(笑)。 【HOPUKO】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2008-01-14 01:12:45) |
31.《ネタバレ》 中国近代史などに大して詳しくないため、それなりに見ていて目新しく、興味を持ってみていられる。歴史を垣間見るにはそれなりに勉強になっていいのではないだろうか。セットなどにチープさを感じられないのも良いです。冒頭から姉妹の三者三様を打ち出しながら、意外と個性の違いが出てくるのがかなり遅めなのは難点。日香合作の割りに、日本兵の描かれ方はナチのそれと大して変わりないのも気にはなる。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-08-09 23:08:16) |
30.かの有名な宋家三姉妹の一生を(長生きしてるので半分か?)家族愛中心に描かれている。豪華俳優を駆使し中国の歴史一端を見せてくれ楽しめた。数年前(調べたら2003年で105歳でした)にアメリカ・ニューヨークで 蒋介石夫人が亡くなったという報道が有った記憶あります。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-04-15 15:20:02) |
29.政治の動きの方は流れを分かりやすく整理しているが、逆に肝心の人間ドラマの方が未整理で、どこがポイントなのか今ひとつはっきりしていない。ミシェル・ヨーやマギー・チャンも、実力の発揮のしようがないという感じ。現在の部分の出し方も中途半端だと思う。本来は映画よりも連ドラ向きの作品。 【Olias】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-09-24 02:40:24) |
28.実話だからコメントに困るけれど。。私にはピンときませんでした。 【civi】さん [地上波(字幕)] 4点(2005-07-10 11:50:10) |
27.《ネタバレ》 女性監督による女性大河、よかったです、よかったです~ いくつかある見送りのシーン、見舞いのシーンには涙が抑えられませぬ(娘がティッ シュ箱を投げてきた)。こんな悲しい嫁荷入れも初めて見ました。孫文と二女が思いあう姿に娘が「タイタニックよりええやん」とポツリ。そうやろそやろ(孫文も男前や)。激動の中、自分の思う道をぐいぐい進む二女三女。あやしくなった場の雰囲気をさっと切り替える長女の頭の良さ(アクションないミシェル・ヨー、冨司純子みたいでいいです)、女系育ちの私はこの姉妹の確執や結束にうなずくばかりでした。 かなり制限を受けた作品らしいですが、それでもわかりやすいです。♪喜多郎も泣かせてくれます。おばさま族(JTには少ないか)にオススメ。 【かーすけ】さん 8点(2004-10-19 21:13:51) |
26.なんとも考えさせられる映画でした。そして、ちょっと展開が速いとはいえ、歴史の勉強になりました。見終わったあと、高校時代に使っていた世界史用語集などで調べてしまったり、中国関係の本をたくさん読んでしまうほど、中国の歴史に興味がわきました。アジアカップのサッカーの問題だとか色々、中国とは問題がありますが、これからの両国の発展、今後のアジアの発展、世界の中のアジアという視点から両国の協力が必要だと思います。そのためにもまずお互いが国民レベルで理解しあうためにも、歴史をしる必要はあると思います。その歴史を勉強しようとするちょっとしたきかっけにもなるのではないでしょうか。もちろん、これは映画であり、大げさかもしれませんが、是非、色んな方に見て考えてみてもらいたいです。 【シュシュ】さん 8点(2004-09-17 22:32:03) |
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25.映像、音楽をはじめ、各要素の平均点の高い作品。飽きさせずに見せながら歴史もわかりやすく教えてくれる。監督の志の大きさもわかる。男性が見ても納得させられる女性映画の筆頭ではないかしら。 【おばちゃん】さん 8点(2004-07-04 22:09:18) |
24.《ネタバレ》 マギー・チャン若い!激動の中国の歴史をそれまでと全く違う視点でとらえた良い映画だと思う。イデオロギーが衰退した現代にはかえって新鮮かもしれない。でもやっぱりどこのどんな時代でも結局は一番金がものをいうっていう感じがしてちょっとがっかり。 |
23.この時代の中国や日本の歴史は複雑で分かりにくいし、歴史の勉強のためにこの映画を観たわけじゃないから、初めは「退屈そうかも…」と思っていたら、とても引き込まれてしまいました!孫文や蒋介石ってこういう事をやった人か、とか、辛亥革命や西安事件てこういうことか、とか、中国国民党と共産党の対立の過程など、詳しく知らないしあまり興味もあるわけじゃなかったのに、当時の中国の歴史的な出来事がかなりわかりやすく理解できて、そのことに何だかとても感心させられてしまいました。有名な「ラストエンペラー」は、当時の歴史をかなり詳しく知っていないとまったく理解できない映画という印象があるけど、それとは対照的で、こちらはこの頃の歴史をちょっとかじっているほどでもちゃんと楽しめる作品と思った。日本がいかに中国に迷惑をかけてきたかってことも、変に日本を悪どく描くのでなく冷静に描かれていて、かえって伝わってきた。出演者たちも、女性陣も男性陣もみんな役柄にハマッていたしカッコよかった!思いがけず、目からウロコが落とされた作品という感じです。 |
22.3点は失礼かもしれないが、歴史の勉強のつもりで借りたんじゃないので、ただただしんどかっただけなので・・・ 【ピニョン】さん 3点(2004-01-12 19:51:28) |
21.面白いかと言えばそうでもなく、かといってつまらないわけでもなく、史実に正しいかと言われればそうでもなく、かといって間違っているわけでもない。なんというか、中途半端ですね。ドロドロとした愛憎劇を期待していたわけなんですが、とことん美化して伝えたいんでしょうか?現代の、全体を俯瞰できる時代で作っているんですから、また時代考証のされているストーリーなんですから、もっと深く描いて欲しかったなと思います。宗美鈴は公開時にはまだ生きていたはずだから、それに遠慮でもしたんでしょうか?とにかく、綺麗に小さくまとまっちゃったな、という映画。 【fero】さん 6点(2003-12-26 23:26:18) |
20.授業中に観た。観た後感想書け言われ、う~ん・・・え~と・・・。授業中なんてそんな真剣に見ないもんしょ。今度また観よう・・・観るか・・・なぁ・・・。 |
19.長く感じた・・・。疲れた。勉強になりました。はぁ。 【ガーデンノーム】さん 5点(2003-10-14 18:40:02) |
18.無理に、現在からの回想にしないほうがスッキリしたような気もする。歴史を姻戚関係によって裏から操ってきた人々は多いけれど、ここまで顕著な例が近代史にあったことにビックリ。歴史としてよく知っている時代だけに、裏の歴史としての題材が面白かった。あと、教育は大切だな、と実感。 |
17.中国歴代要人の男達を巡る美しい三姉妹の愛憎。実話だからまた凄い。あの時代の革命や動乱の様子は見ているだけで恐ろしい。血が飛び散らなくても怖く心に突き刺さるような映像は久々で見応えあり。それにしてもこんな姉妹がいたなんて・・・。中国おそるべし。 【たーふじ】さん 5点(2003-05-21 13:56:28) |
16.中国の「革命」とか「粛清」とか「内乱」とかが繰り返される時代は、史実がわかっていても身が縮むほど恐ろしい。特に日本軍もからんでくるあたりからは、日本人として目を覆いたくなる。ただこの映画自体は姉妹の「愛憎」の方により焦点を当てていたから、時には笑ったり、ほろっとしたり、美しさに(特にミシェル・ヨー)うっとりしたりできます。辛いけれどもう一度見たい、見なければと思わせる映画です。 【Rei】さん 7点(2003-05-16 16:44:40) |