66.《ネタバレ》 ウェス・アンダーソンがいかに天才かが分かる作品だった。 彼が原作・脚本・製作そして監督。 彼の世界観、スピード感とリズムが遺憾無く発揮された作品だ。 それだけに凡人のわたしには理解できない部分が多かった。 全体的に忙しなく進行する感じも肌に合わない。 (スキーでの追いかけっこの場面は楽しめた!) シアーシャ・ローナンがとっても素敵だった。 他、共演陣も実に豪華だ。 映像はとても美しく、エンドロールも凝っていて楽しい。 【にじばぶ】さん [インターネット(字幕)] 5点(2024-11-19 09:49:12) |
65.《ネタバレ》 予備知識ゼロで鑑賞、コメディだけども笑えるかと言うと微妙で淡々とした作品です。 絵面の面白さと次々と現れるのが好きな俳優さんばかりなので低評価としたくない感じです。 マダムが見たことある様な気がしながら誰だか分らなかったんだけどエンドロールでティルダさんだと判明しスッキリしました。 面白いかと聞かれたたやはり微妙としか答えられないかも、つまらなくて退屈や苦痛では無く不思議な魅力の作品でした。 もう一度観たいかと言われるともうええかなと思いますw 僕的無名俳優さんばかりだったら5点かなってのが正直な評価です。 【ないとれいん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-05-01 09:35:41) |
64.映画公開当時の予告編の印象とだいぶ違いました。映像は他のレビュー方々コメントの通りきれいですね。物語自体も結構見ている最中は飽きずに観られます。ジュードロウはうまい配役だと思いました。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-04-30 13:33:07) |
63.なんかこの監督は俺には合わないんだろうな。すごく面白いことをやってそうで、実はあまり面白くないって感じ。 【センブリーヌ】さん [インターネット(吹替)] 5点(2024-04-14 01:52:10) |
62.人を選ぶ作品だと思います。 私は正に、選ばれし人。 うっとりとじっくりと、香しい映画を堪能しました。 どなたかのレビューに綺麗なお菓子箱とありましたが、良い得て妙。 美術館で動く絵画を見ている錯覚にとらわれます。 そしてストーリーは落語のごとく聞き入ってしまう。 ミスマッチかと思われるものがテンポ良く融合している小気味の良さ。 質の高い喜び。 そしてイケメンが次々登場してワクワク。 久しぶりに見たエドワード・ノートンさんのお巡りさんは最高。 もちろん主役のレイフ・ファインズさんのボケも素晴らしかった。 ティルダ・スウィントンさんが老けメークで頑張っていました。 キャスト一覧を見てびっくり。 演じる事への情熱を感じました。 アレクサンドル・デスプラさんの音楽も実に素晴らしい。 エンドロールは聴きごたえあり。 次に行かないで最後まで演奏を堪能して欲しい。 【たんぽぽ】さん [インターネット(字幕)] 9点(2024-02-05 16:13:31) |
61.全てのカットが垂直な構図で撮られている。まるで絵画のような構図、シンメトリーの多用が独特の世界を作り上げている。話は倒叙式に語られ、飽きさせない展開は面白い。とくに感動するような話でもないが、心になんとも言えない余韻が残る。これだけ美しい映像を見せられて損はしていないという気がする。 【ブッキングパパ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-10-24 22:25:09) |
60.《ネタバレ》 絵面とカメラワークはなかなかに興味深かったですが、肝心のストーリーが興味深くないというか、淡々とし過ぎていて単純にあらすじを追っているだけの感覚に陥ります。紙芝居のような感じでしょうか。絵画を鑑賞する感覚に近かったです。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-06-01 01:28:34) |
59.《ネタバレ》 ペルシャ猫の運命が象徴するように、人生はあまりに理不尽で過酷だ。冤罪と遺産相続に巻き込まれたコンシェルジュは結果的に遺産を手に入れ、ベルボーイも家庭が持ててめでたしめでたし……ではない。物語が終わっても彼らの人生は続き、コンシェルジュはすれ違いで銃殺刑になり、ベルボーイの妻子も流行り病で亡くなる皮肉さよ。それでもベルボーイは自分達が存在した証を残すために、国営化したホテルを遺産で買い戻し、彼の話を聞いた作家が本を書き、物語として第三者の記憶の中に残っていく。如何なる結末であれ、歴史に名を残さないコンシェルジュとベルボーイを知り、老婦人を知り、殺し屋を知り、ペルシャ猫を知った。彼らが存在した証は『グランド・ブダペスト・ホテル』という物語の中で生き続ける。ウェズ・アンダーソン監督の映画を初めて見た。クラシックなミステリー・コメディ風を装いながらもアドベンチャー要素が強く、ガーリーな美術と雰囲気の中にブラックな毒を仕込ませるえげつなさがあるため、好き嫌いが分かれそう。しかも、ミステリーとは言え、3つの時代が大きく関わることがないため、どんでん返しを期待した自分には物足りなさが残る。エンドロールのパラパラアニメは世界観を象徴して良きアクセント。 【Cinecdocke】さん [映画館(字幕)] 7点(2022-04-29 11:16:55) (良:1票) |
58.雰囲気映画。 正直私にはあいませんでした。 つまらなくはないんですが。人を選ぶ映画でしょうね。 【シネマファン55号】さん [インターネット(吹替)] 5点(2021-09-08 17:55:16) |
57.絵面はかわいいし、テンポもよく、俳優陣もとても豪華。でも時代、年齢がおかしくありませんが、架空と行けばそうですが、32年にロビーボウイだったゼロがそんあ年取るかなってずっとひっかかって、100%楽しめませんでした。おとぎ話ですね。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-08-09 16:04:56) |
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56.《ネタバレ》 ホテルの中でいろいろ起る話かと思いきや、ホテルの外でいろいろ起る話でした。 ミステリーと言うには浅く、コメディというには少々ブラックが効きすぎか。どの側面から見てもどっちつかずの中途半端。とゆーか、そーゆー作風ですね。見る人を選ぶとはまさにこのこと。私の好みには合いませんでした。 登場人物は皆記号と化していて、与えられた役割をこなすだけ。RPGに出てくる村人『ここは○○の村だよ』を言い続ける人と変わりません。感情の起伏が極力抑えられ、鑑賞者は事の顛末を蚊帳の外からただ眺めているだけ。 せめてラストがもう少しわかりやすいハッピーエンドで終わってくれれば。あっさり『グスタヴは死んだ。撃たれた。』とか、『妻と幼い子供は○○風邪で死んだ。』とか、わざわざ言う必要があるだろうか。このほろ苦い余韻は必要なんでしょうか。 グスタヴは良い人だし、ゼロもグスタヴに忠実なので、二人の関係は見ていて心地良い。 ゼロが連行されそうになったり、暗殺者が暗躍したり、グスタヴが投獄されたり脱獄したり、とにかくいろいろ起きるので飽きません。ですが鑑賞後の満足度は低いです。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-12-17 03:26:12) (良:1票) |
55.《ネタバレ》 一流ホテルのコンシェルジュが殺人事件を華麗に解決!する物語と思ったら、だいぶ印象が違いました。絵を盗んだうえ、さっさと売り払おうとするし。刑務所入れられるし。さらに脱獄するし。テンポが速くて退屈しないこと、グスタフの佇まい、ゼロとのやり取りも楽しいのですが、どうも事件自体には身が入らなかったです。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 6点(2019-11-17 00:02:31) (良:1票) |
54.《ネタバレ》 美しく、それでいて心に残る構図。俯瞰で覗き見るイメージのロングショット。其処はまるでお伽噺の世界でした。独特のセンスで彩られる映像美に、まずは魅了されます。どこまでもファンタジックでマンガチックな装いの中には、思わず笑みがこぼれてしまう滑稽さと、人の温かみと、予想外の猛毒と、そして現実の痛みが隠されていました。感情の4原色“喜怒哀楽”の何処に当てはめたらいいのか、自分自身見当がつきません。どうぞ映画の流れに沿って、気持ちを迷子にしてみることをお勧めします。“言葉で言い表せない、べらぼうに美味い極上の一皿”。それがウェス・アンダーソン映画と考えます。一度ハマったらもう抜け出せませんよ。天才コンシェルジュ・グスタヴ・Hと新米ロビーボーイ・ゼロの、信頼と友情の冒険譚は、人生の醍醐味という名の味付けが施されています。まさに人生万事塞翁が馬。作家に語らずにはいられない生き方が出来たのなら、今生を味わい尽くしたと胸を張ってよいでしょう。主人公が得た財産は、紛れも無く、金ではなく“記憶”です。 【目隠シスト】さん [DVD(吹替)] 9点(2019-02-06 22:57:35) |
53.《ネタバレ》 大好きな映画。お菓子箱のような映画。この監督作品の中でベスト。欧州の歴史劇。人工美の中のとぼけたコメディ。最高。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 10点(2019-01-03 20:46:19) (良:1票) |
52.《ネタバレ》 ロビーボーイのゼロと支配人グスタヴの友情が美しい作品。 名優たちが随所に登場して、観ていてニヤッとしてしまう。 きっとみんな、楽しんで撮影したんじゃないかな。 アガサのためのホテル、と言いつつ、肝心のアガサの印象がちょっと弱くて、そこが私にはもったいなく感じられた。 シアーシャはそこにいるだけで充分存在感を感じる女優さんだけど、もう少し切なく観終わりたかったかな。 自分の感性では、評価をどうしたらいいか迷う映画。 |
51.きれいな映像に、さっさと展開する良すぎるほどのテンポ、どことなく常識とのズレを感じさせるシュールな感性等、おそらくこの監督にしか作れない世界観であろうと思う。ウマが合うか合わないか、ですな。私はコメディ部分のさじ加減にちょっと乗れなくて、特に終盤の雪山の場面はあまりにカトゥーン過ぎて興ざめしてしまった。それにこんなにもインパクト”強”の有名俳優ばかりってのも話のバランス的にどうなんでしょう。ジュード・ロウが主人公となって話を回してゆくんだな、と誰だって期待するわ。レイフ・ファインズがコメディもそこそこできる、って発見はできたんだけどな。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-05-25 23:31:11) |
50.いかにも虚構です、という感じが小気味いい。コメディというわりには笑えませんが、小ネタを満載していることはわかります。 そして何より、ウィレム・デフォーがいい。他の作品では主役を張るほど、キャリア十分な重鎮のはずなのに、ほとんどセリフもないチンピラのような殺し屋役。それがまたピタリとハマるからカッコいいんです。それにしても、もったいないほど豪華キャストですね。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-03-30 04:02:31) |
49.ホテルの外観、内装の幻想的な美しさに「こんな所でゆったりとした時間を過ごしている」自分を妄想しました。苦手なレイフ・ファインズが登場した時に「しまった」と後悔したものの、グスタヴはドンピシャのはまり役で初めて魅力的だと感じました。びっくりするほど多数の名優達と織りなす物語を飽きることなく楽しめた絵本のような作品でした。ハーヴェイ・カイテルに気づかず観直して確認したのは不覚でありました。 |
48.シュテファン・ツヴァイク??シニカルで小洒落た遊び心だけは伝わってきます。息抜きにいいかも。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-03-14 21:24:39) |
47.《ネタバレ》 回想の中で回想をさせる意味は何でしょうか?ホテルを我が物にした意味は何でしょうか?そこらへんが理解できなくて、この映画の意義がわかりませんでした。 【shoukan】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-03-12 20:10:19) |