145.「ミスティック・リバー」同様、クリントの描く人生は死ぬまで罪を背負い続けなければならない、ある種理不尽なもの。でも「ミスティック・・・」で描かれた誰もが流されて生きるストーリーと違い、この映画の登場人物は必死で自分の人生を掴もうとする人たちで、だからこそ生きるということはそういうことなのかもしれないと、この映画を見て素直に思った。決定的瞬間をわざわざスローモーションで大げさに見せる他のスポーツ映画とは違い、淡々と戦いを映し出すボクシングシーンが素晴らしく、またメイン3人の演技も文句のつけようがない。おそらく今年最良の1作。 【ぽん太】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-06-01 18:00:09) (良:1票) |
144.予測した内容と違って面食らいました。とても痛い映画でした。もう少し救いがあれば‥ 【ジョー大泉】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-05-30 08:00:52) (良:1票) |
《改行表示》143.ミスティックリーバーに引き続き、後味の悪い映画です。一言で言って、痛さを感じる映画です。 肉体的にも、精神的にも痛さがひしひしと伝わる映画です。正直言ってもう一度みたいと思いませんが、 心地よい言葉ではないからかもしれません。クリントイーストウッドは何故、あの年で、こうも救いの ない映画を続けて撮れるのでしょうか..... 【KAZU】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-05-29 01:14:54) (良:1票) |
《改行表示》142.クリント、すごい。この作品と彼の演技、素晴らしいの一言。もともと、映画を見る前は、そのタイトルから、アメリカンドリームをつかむ少女の話をもとにアメリカ社会を描く社会派の作品だろうな、とたかをくくっていたのだけど、良い意味で裏切られた。もちろん、安楽死の問題など社会派の内容もあるけど、クリントがここで描きたかったのは、「人間」そのもの。人間の生、人間の死、人間の欲望、怒り、愛、醜さなどなどなど。そしてそうした生生しい人間の姿は、社会や宗教とは関係なく、世界共通、人類共通のものであるといえるだろう。最後のクリントの行動と気持ちについて、ほんとに、いろいろと考えさせられた。もう一度みたい映画。ちなみに、ヒラリースワンクの主演女優賞は納得、モーガン・フリーマンは良かったけど、助演男優賞をあげるほどではないな(彼には、この作品の役どころよりももっと良い役がこれまでにもたくさんあった)。個人的には、助演女優賞は、ビッチなマギーの母親と妹にでもあげたいね(笑)。 【あまね】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-03-07 08:40:38) (良:1票) |
141.希望の反対は絶望。その判断に戸惑うアカデミー作品賞。 【TERU】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-10-05 20:39:45) |
140.クリント・イーストウッドがボクシングジムの老経営者役。ウエイトレスのバイトで身銭を稼ぐ30代の女ボクサーが、強引に弟子入りを請い、イーストウッドもついには折れるという流れ。おそらく、終盤の展開があった上で、逆算して、感情移入やリアリティのための前半という位置づけなのでしょうけど、あまりうまく機能していないように思いました。少なくとも私はあまり感情移入ができませんでした。ボクシングという、スポ根の中でも王道中の王道を扱った割には、薄味というか、熱さをあまり感じなかったのですよね。タイトル戦の白熱は伝わってきたのですが、逆に言えばそれ以外が鈍くさいというか。母親役の人は、ある意味ホラーかよっと思うくらいゾッとするところがあって良かったと思います。(なんか林眞須美的な狂気が見え隠れしてゾッとしました)ただ、バランスを考えると、女性ボクサーがあまり特徴がないのと対照的に、このバカ家族が、特徴的にバカすぎて、リアリティが感じられないというのもあるんですよね。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 5点(2023-02-13 19:41:09) |
《改行表示》139.ヒラリースワンクが自身の代表作「ザコア」の次に選んだ映画がこれ。なんかものすごく役作りしてこの映画に挑んだんだとか。(←この文章の誤りを指摘してください【配点5点】) 孤独で癖のある2人が…という、毎度おなじみのイーストウッド節全開の映画。 たとえばこれと「グラントリノ」を観比べたときに、そのテイストが全く一緒なんですよね。 それはつまり監督の作家性がはっきりしていて安定感がある証拠でもあるわけで、同監督の映画が好きな人にはたまらないのかもしれません。 いい映画だとは思いますが、僕個人としてはこの彼流ヒューマンドラマにほとんど面白みを感じる事ができません。 何しろ主役2人の生活や感覚があまりに僕と違うんですよね。 それでヒューマンドラマと言われても「ヒューマン」として感じる基本的な部分が違うわけですからヒューマンドラマも何もあったもんじゃないわけです。 アメリカンな彼と日本人の自分ではやはり基本的な感性に違いがあるって事なんでしょうが、それこそがイーストウッドの作家性なわけですから、それはそれでいいんじゃないでしょうか。たまたま僕と相性が悪いだけです。 【あばれて万歳】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-05-15 22:43:07) |
《改行表示》138.尊厳とは、生を戦うのではなく、生に対して戦うもの。 それは時に人の尊厳を傷つけ、人の尊厳をやわらげ、 癒やし壊す。 自他の尊厳の創生破壊を繰り返すうちに自分の尊厳が達せられ、 生に打ち勝ち、死に臨む。 ミリオンダラー・ベイビーをあえて35歳の誕生日に見て、 思うところは多くなくシンプルだった。 尊厳の貫き方、ほんの一瞬訪れるその時の生のために戦いつづけることだと。 【元祖】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2018-06-07 23:40:43) |
《改行表示》137.ミスティックリバーに続き決してハッピーエンドにはなれない重厚な人間ドラマ。 全体的に暗く重い展開だがモ・クシュラの意味が最後に響き照らしたように見えた。尊厳死に賛否両論かと思うがアカデミー賞受賞も納得の作品。 |
136.可もなく不可もなく。偏屈なオヤジが経営するボクシングジムに女性が頼み込んで入門。コーチと共にボクシングで駆け上がっていくのだが。特にオチがあるわけでもなく、序盤が面白かっただけに残念な作品。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-04-16 08:46:19) |
|
135.ボクシングシーンはそれほどインパクトがなく、後半も陰鬱な雰囲気が先行してしまい、感情がついていかない。もっとマギーに絞って丁寧に描いて欲しかった。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-02-22 00:37:33) |
《改行表示》134.これほど絶望感と喪失感を感じる作品は無い。 娘の下半身不随で、家族が一つになってやり直す、、、 そんなテーマはイーストウッドには無かった。 愛と命と人間の尊厳、それがテーマだろう。 重くて二度と見たくないが、DVDに残すことにした。 【たきおか4号】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2015-07-26 12:29:13) |
133.印象に残っている映画だったので再鑑賞です。マギーの家族関係の描写や彼女の最後の試合となってしまった反則相手への裁定に違和感を抱きますが、宗教や尊厳死思想を超えて10年経っても十分心に響く内容です。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-06-18 22:24:51) |
《改行表示》132.上質な映画なんだけど あまり好みじゃない。 |
131.スポーツとは相手の尊厳を奪いそれを自分のものとする戦いだ。この競技は屋内で行なわれる。本作では、親密な場は室内の人工の光で描かれ、そうでない場は屋外の陽光のもとで展開する。競技者にとって屋内の世界が「本気」、外の世界が「とりあえず」ってことなのか。まあ、映画ってものが人工の光の極致なんだけども。モーガン・フリーマンがダントツでよく、若造のデンジャー君もいい。どうしてこの監督の映画は、こういつも陰鬱に進むんだろう。ディズニーランドの場など、ちと過剰な展開の気がした。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-01-30 09:31:31) |
《改行表示》130.単に救われないから嫌ということではなく、ここまで悲惨なラストにして何を言いたいのか?よくわかりませんでした。 イーストウッドは監督として最も勢いがあった頃なのか、やりたいように作れたということでしょうか。 主人公の家族にしても、よくぞ憎たらしいキャラクターを集めたものです。 彼女の熱演が光っていただけにストーリーについて非常に残念に思いました。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 4点(2013-12-26 21:42:29) |
129.これもイーストウッドの傑作の1本。イーストウッドとヒラリー・スワンクの交流が素晴らしい。しかし最初から不幸なラストが前フリされているが、ラストがイマイチ釈然としないのはグラントリノと一緒。ヒラリー・スワンクの家族の描き方も類型的。母親、兄弟がクズだけど娘だけ家族思いの頑張り屋さんって設定無理あるね。非常に重い内容で素晴らしい映画と思うが、こういうリアリティがない設定は残念です。 【仏向】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-04-17 09:53:29) |
128.マギー苛められすぎ。百歩譲ってラストは彼女の尊厳を守った、という解釈があるのも分かる。ただもう鬼畜みたいな家族の描き方が嫌い。女性週刊誌みたいなあざとさ。げんなりする。こんなに分かりやすくしなくてもいいですって、監督。 【tottoko】さん [地上波(吹替)] 5点(2011-09-11 01:10:16) |
《改行表示》127.スポーツものかと思ったら、完全に人間ドラマだった。 前半と後半の色合いがかなり違っていて、正直戸惑ったというのが素直な感想。 テーマに関しては、まあ難しい問題だよね。鑑賞者の判断に任せるという部分もあるのかなと。 配役に関してはまったく問題なかったです。三人とも良かった。最後まで安心して観れた。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-08-02 04:06:20) |
【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-06-06 13:53:37) |