7.移動ショットを縦横無尽に駆使するリズムの良さ、子供たちを構図の中にスタイリッシュにおさめ、ミュージカルのように、振り付けたごとく、彼らの動きを演出する。小津は大家の域に入ったようだ。一方、子供たちの動きは自由奔放で、いかにも即興風、まさに自然な姿を見せてくれる。それは、まるで新人監督が撮ったかのように瑞々しい。巨匠と新人が共存する魅力と不思議。この映画は、松竹子役オールスターズによる、もはやアクション映画だ。 【まぶぜたろう】さん 10点(2003-12-14 23:41:25) (良:2票) |
6.最初「おいおい古すぎだろ・・・・(汗)無声だし、とって”ゐ”た、とか書いてあるし」とひいていた。が、いつの間にやらぐいぐい引き込まれ「アハハハハ・・・・」と、楽しみました!いい物はいいって、使い古された慣用句だけど本当だねえ!お父ちゃん挨拶してきた方がいいよ、で父親を許した子どもたちにじ~ん(*^^*)しかしこんなの見てると、またしても「若いのに渋いねえ~」っていわれちゃうなあ。まあいいか。 【かなかなしぐれ】さん 9点(2003-12-06 14:36:47) |
5.素晴らしい!1932年?ウソだろ?という感じ。子供達の活き々とした表情や仕草がほほえましくて愛おしくて、サイレントだという事を忘れそう。私の親さえまだ生まれてない時代の映画なのにこんなにも懐かしく、ノスタルジーを感じるのは何故だろう。傑作です。 【黒猫クロマティ】さん 10点(2003-12-04 13:06:36) |
4.子供から見る大人社会が繊細な子供の視点でうまく表されている。こういった子供映画はマジ好きだな。すっげー古いのに観てて全然飽きない。 【たましろ】さん 9点(2003-10-13 20:26:59) |
3.『麦秋』の鯉のぼりのカットのように、小津の作品では、一見何の変哲もない挿入カットにドキッとさせられる。ここでは、お兄ちゃんが医者を呼びに自転車を走らせるカット。しかも移動撮影。 【なるせたろう】さん 10点(2002-11-20 16:57:07) (良:1票) |
2.どこにでもいそうな家族の、他愛無い物語。当時の父親・母親像が垣間見える。ちょっとお父さんが可哀想だったかな。子供は純真無垢だからね。 【さくら】さん 9点(2002-07-27 23:00:23) |
1.いいね。初めて小津安二郎の映画をみたけど、ほんとすごいね。情緒ある笑い。すごいね。お父さんとの葛藤。すごいね。偉い人。すごいね。 【あろえりーな】さん 8点(2002-04-15 17:37:40) |