7.私は格段にマーティン・スコセッシに点が甘い。というかほとんど盲信していると言ってよい。だからこの点数も大幅に割り引いて考えてもらった方がいい。何しろスコセッシのやることなら、大抵のことは許せてしまうんだからこの作品ももちろん傑作だ。しかし主演がデ・ニーロ、周りを固めているのがニック・ノルティにジェシカ・ラング、子役がジュリエット・ルイスというのはいくらなんでも濃すぎるんじゃないだろうか。まるでコテコテのお好み焼きとクリームたっぷりのパスタ、天ぷらとうなぎをまとめて出されたみたいである。果たしてこんなんで本当に映画になるのか、と危ぶんで見れば不思議なことにちゃんと映画になっているからスコセッシって凄い。さりげなく脇役で登場するのがロバート・ミッチャムにグレゴリー・ペックって、このキャスティングの物凄さはもうほとんどお笑いの領域に達している。普通、デ・ニーロ主演っていうだけで充分濃いと思うが。内容的にはどの監督も一度は手を出してしまう魅惑のジャンル、ヒッチコック万歳映画なんだけど、やはりスコセッシ/デ・ニーロ組だからそれなりに泥臭くはなっている。どちらかというとストーリーにのめり込むよりは配役の妙に口をぱくぱくさせているうちに終わってしまういろんな意味でかなり物凄い映画。でも楽しいし一見の価値はあると思う。私は好き。 【anemone】さん 9点(2004-09-06 02:07:01) |
6.ジュリエット・ルイスの危なさと可愛らしさがいい。 【アクア】さん 9点(2003-12-15 19:06:03) |
5.面白い設定でした。なにより、デニーロの指なめてるジュリエットが凄かった。いい女優だったなあ 【きのこ】さん 9点(2002-12-14 07:53:59) |
4.この映画はいちお「ホラー映画」らしいのだが、デ・ニーロファンの自分にとっては笑いどころ、ツッコミどころ満載の映画だった。とにかく同監督、同主演コンビの「タクシードライバー」「キング・オブ・コメディ」を彷佛させるストーカーぶり。「レイジング・ブル」「グッド・フェローズ」を思わせる乱暴ぶり(笑)。そしてひさびさの「デ・ニーロ・アプローチ」となるムキムキになりっぷり(笑)。ダサダサファッションもいい!!・・オチのしょぼさ以外は最高だった。 【3Mouth】さん 9点(2002-05-14 19:14:58) |
3.”俺の言いたい事 わかるか!おい”て感じで追い詰めてくとこ、すごい。"Don't you step on my lines."しゃしゃり出るんじゃねぇ 怖い言葉です。 【四次元大介】さん 9点(2001-09-29 13:41:25) |
2.ヘタなホラー映画観るよりこっちの方が数倍恐いと思う。舞台になってる町が独特な閉鎖感を出していて、ラストなんてハラハラドキドキの展開で終始あきることなく観れました。 【チャーリー】さん 9点(2001-02-21 17:01:35) |
1.この作品で「R・デ・ニーロは素晴らしい!」と尊敬してしまうほどだった。人間の憎悪や執念でここまでできるのかというリアリティーさがある。心臓の悪い人には絶対向きません。 【ひよこ】さん 9点(2000-05-12 18:37:20) |