1.原作既読。本作のネタバレは絶対にやってはいかん類だと思うのでネタバレなしで書きます。
原作は小説である事をいかした稀に見る傑作なので、映像化してはいかんと思ってます。その気持ちは見終わった今でも変わりません。
ラストが変わっていると称して原作既読の人も映画に誘っていますが、別にプロットが変わったわけではないです。むしろ最後の長々と入る種明かし映像こそが蛇足の極みでした。これは原作を読んで、もう一度見返して読者が自分の目で確かめる事にこそ意義がある。その意味で「2度読む」は間違いないが「2度見る」ことはあり得ない。その中では前田敦子は意外なくらいの好演でした。