8.どうしても話で解決出来ないなら、正々堂々と拳でやりあってほしい。 【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-05-05 22:45:49) |
7.殺人と戦争との境目はどこにあるのか、とか、テロリストと政治家とを区別する線は引けるのか、とか現代に生きる以上、気になるところを突いている。大きな敵を前にしての、穏健派と過激派との摩擦は、解消できないのだろうか、とか。つまり政治あるところ常に存在するテーマを扱ってて、さらにリーアム・ニーソンという謎めいたキャラクターを手に入れたのだから、もっと現場を離れた視点・歴史そのものをマナ板に乗せるような視点は持てなかっただろうか。もちろんアイルランド史にはまったく同情するけれども、愛国心ってものを腑分けしていくと、案外「英国帝国主義の横暴」に通じていくものもあったりし、英国だって英国なりの愛国心を対アイルランド政策で発揮しているわけだ。たしかに強大な敵に対して愛国心は抵抗の力として有効だが、愛国心というシステムそのものに潜む“それだけで止まらない”魔性を、冷静に分析する映画を期待したのだが。ジュリア・ロバーツは邪魔だった。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-04-30 12:04:39) |
6.アイルランドについて勉強になる映画でした。でも気を入れて見ないと途中で夢の中へとなってしまいそうでもあります。キャストもいいですね、でも世間一般には地味と感じられてしまいそう、内容も重い。そこんとこを危惧してのジュリア・ロバーツなんでしょうが、これがこの作品のトンチンカンなところ。ニール・ジョーダンが渋々折れた部分かもしれないわね。どうしてもロマンスが必要とあらば、英国かアイルランド出身の女優を使うべきである。ヘンに娯楽性にこだわらないほうが潔いし、もっと風格のある重厚な作品になったと思う。 【envy】さん 6点(2004-10-14 10:10:52) |
5.「ブッチャー・ボーイ」を見て、すっかりニール・ジョーダンのファンになった。でもアイルランド史に興味があったわけではなく、複雑な長い歴史があるんだろうぐらいの認識しかなく本作を見ました。これをきっかけに興味を持った、というだけでも、意味がある映画なのではないでしょうか。それにしても、「内戦」というのはつらいものですね。同じ国の中で殺しあうことの痛みが伝わってきました。そして独立を率いた人物の、あまりの若さにびっくり。リーアム・ニーソン好きですがそんなに若くは見えませんでしたけど。日本人は自ら独立を勝ち取ったという経験をしていないので、悲惨だなあと思いながらも、母国に対する執着にすこしだけあこがれてしまう。 【ETNA】さん 6点(2004-06-02 16:53:59) |
4.目指すところは同じはずなのに・・・。現在のイギリスの正式な国名は「グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国」。これがどういうことなのか、イギリスの歴史に詳しくない僕みたいな日本人には分かりにくいですが、現在もアイルランドはイギリスの一部で、独立を目指す人々によるテロ行為が行われているらしいです。この映画を観ると、ただ単純に「テロは悪だ」とは言えなくなっている自分に気づきます。テロ行為はもちろん間違いなんだけど、話し合いじゃ埒があかないからそういう行動が引き起こされるんだよね。視野を広げるという意味でも見ておいて損はない映画だと思いました。 【池田屋DIY】さん 6点(2004-01-16 23:40:42) |
3.リーアム・ニーソンはああいう役が良く似合う。時代を生きたひとりの男の話として観て損はない。 【スマイル・ペコ】さん 6点(2003-05-28 15:29:28) |
2.この映画で一番驚いたのがダイハードでテロリストの親分だった人が大統領になってたことだった。革命家が必ずしも優れた政治家ではないし歴史の難しいところだ。政治家がカリスマ革命家は独裁者を生む可能性があり忌み嫌うのは常識であるし運命なんだろうなあ 【木根万太郎】さん 6点(2003-03-16 11:56:02) |
1.テロリストを正当化する作品と言った印象を受けた。主人公「マイケル・コリンズ」が、それほどいいことをしたとは思えない。31才の生涯の内(因みにこの主人公は31才で亡くなったそうだが、主役のリーアム・ニーソンは、どう見ても30代には見えない)、晩年は人殺しを否定するようになり、戦争を避けたと言うことだが、決して英雄扱いしていいとは思えない。この作品はベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞している。賞を与えたベネチアとはイタリアのことであり、かつてファシズムにより世界に脅威を与えた国のはず。難しい政治の世界を映画に持ち込む気はないが・・・ぅ~ん、複雑な心境だ。 【☆】さん 6点(2001-01-26 23:50:32) |