エル ELLEのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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エル ELLE

[エル]
Elle
2016年ベルギー上映時間:130分
平均点:6.26 / 10(Review 23人) (点数分布表示)
公開開始日(2017-08-25)
ドラマサスペンスコメディ犯罪もの
新規登録(2017-07-09)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2023-03-14)【TOSHI】さん
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監督ポール・ヴァーホーヴェン
キャストイザベル・ユペール(女優)ミシェル・ルブラン
アンヌ・コンシニ(女優)アンナ
シャルル・ベルリング(男優)リシャール
ヴィルジニー・エフィラ(女優)レベッカ
ジュディット・マーレ(女優)イレーヌ・ルブラン
クリスチャン・ベルケル(男優)ロベール
ジョナ・ブロケ(男優)ヴァンサン
音楽アン・ダッドリー
配給ギャガ
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3.ピンポイントで。個人的には一堂全員集合の食卓のシーンが映画的高揚の頂点でした。この場面、敵対心、嫌悪感、倒錯した愛、、それぞれの思惑を想像するだけでハラハラ可笑しくて仕方ない。もちろん、この楽しいお食事会に向けて、ここまで登場人物たちのしがらみをしっかりと描いてる。あとは冗長ぎみでちょっと長いかな、って感じなのですが、そこは眠気覚ましにおっぱいが登場するいつものバーホーベン、最後まで楽しませていただきました。ちなみに、キリスト教には "隣人愛" という教えがあります。他者への愛、身近な人々への愛、の意味なそう。でもその愛のカタチについては述べられておらず、そのカタチは人それぞれということでしょうか (笑)
タケノコさん [DVD(字幕)] 7点(2019-08-30 10:50:16)
2.淡々と十歳の頃、父親がもたらした修羅場の記憶を語るミシェル。その常軌を逸した惨劇を体験していれば、自身に降り掛かったレイプ事件など相対的に大した事ではないのだろう。17人もの大量殺人を犯したミッシェの父親は今も尚服役中。殺したのは人間に限らずハムスターを除く、馬や犬に猫など、人間と密接な動物であるペットも含まれる。ハムスターを除外したのが謎だが、命の重みとしては軽く観たのだろうか。世間の誹りを浴びて育ってきたであろうミシェルの少女時代を考えるなら、レストランで食事中、意図的に残したスープなどの残飯を高価な衣服にかれられても黙って怒りを抑えるしかないのだろうし、明らかに似ても似つかない黒人の遺伝子を受け継ぐ、赤ん坊を産んだ息子夫婦の妻に対して、ミッシェルが不審の念を抱いたとしても、当人の息子がその状況を全肯定するのであれば敢えて口を挟むべきでは無いと達観する。ミッシェルの立場は戦後の日本やドイツの立場とひどく似通っている。降りかかる敵対行為や謂れのない批判など、様々な理不尽に対して反駁・告発できない不条理。自身が起こした事件でもないのに永年に渡り、嫌がらせが継続するミシェルが、感受性にフィルターを掛け、強く生ざる得ない酷な状況に同情を禁じ得ない。

ヴァーホーヴェンの描く女性達は大抵自己利益の為に打算的・功利的に行動する、合理性で動く強い女ばかりだ、ミシェルもその例外ではない。ミシェルの経営するゲームソフト会社が新作として製作中の内容が、誰と特定できない化物である触手に犯される女性レイプものであるのもミッシェルが既存のモラルや常識にとらわれない、突き抜けた感性の持ち主であるのが解る。出血がないなんてリアルさの欠片もないないなんて、実体験がそうした事を平気で言わせるのか、修羅場を潜り抜けてきたものだけが言える真実。触手物なんて、こんなところにも日本の変態物の影響が及ぶとは意外(笑)。
DADAさん [DVD(字幕)] 7点(2018-05-15 10:44:39)
1.大変ショッキングなオープニングで。もうこれは完全にサスペンス映画なのかと思ったが、事態は思いもよらぬ方向に展開していく…。
あれだけの被害にあった女性が取り乱すわけでもなく冷静に後片付けをし、いよいよ警察に電話するのかと思いきや寿司の出前を頼むという超展開に唖然…( ゚д゚)ポカーン
しかし、その後明らかになる彼女の生活を見ていくと納得。この監督の描く典型的パターンである女性は美しくて賢くて格好良くてセクシーで…要するにスーパーウーマンが愚かな男共を手玉に取りまくって、レイプ犯にも武器で立ち向かっていくというサスペンスというよりアクションでありコメディであり、もうジャンル不能のぶっ飛んだ映画であるのだった。さらにイザベル・ユペールが64歳と知って二重の驚きであった。
ヴレアさん [映画館(字幕)] 7点(2017-11-20 23:50:12)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 23人
平均点数 6.26点
000.00%
100.00%
200.00%
314.35%
414.35%
5626.09%
6417.39%
7834.78%
814.35%
914.35%
1014.35%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
chart

【アカデミー賞 情報】

2016年 89回
主演女優賞イザベル・ユペール候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2016年 74回
主演女優賞(ドラマ部門)イザベル・ユペール受賞 
外国語映画賞 受賞 

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