9.脚本と演技が共に良くて、随分引き込まれた。皆さんおっしゃる通りラストはちょっといただけないけど、それ以外は十分楽しめました。 半世紀近く前のSFなんて見られたものじゃないだろうなあ という予測は裏切られました。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-08-20 21:57:25) |
8.初見での面白さが半端じゃなかった。開幕5分で見入らされ、後はそのまま。終始サスペンスで派手なアクションなど皆無だが、ストーリーと丁寧な展開の移り変わりそのものに見入らされる。再三フラグが立てまくられている「ラスト5分」はスパイスでありオマケ。おっちゃん達が各々全力を尽くす感じだとか、その道のプロが人間味を交えながら力を発揮するだとか、理屈で核心に近づいていく過程だとか、そもそもそういうのが好きというのも面白いと感じた要因なのかもしれない。私は生物・化学の知識がゼロなためもし矛盾とかがあっても全く気付けない一方で、専門用語連発で置いてきぼりをくらうという感じでもなく、展開とともに、あ~なるほど、だからそうなのか、そういうやり方になるのか、と見入ったまま考えること自体を楽しめる、そういった意味でも良い作品と感じました。 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-07-06 04:01:27) (良:1票) |
7.クライトンの小説が好きで、よく読んでます。しかし、映画になると途端にダメダメになってしまうものが多いんですね(例外として、ジュラシックパークはアドベンチャーとしてとても面白い映画でしたが)。この「アンドロメダ・・・」もその数少ない例外の一つではないでしょうか。オープニングタイトルは小説の世界観をよく表していると思います。隔離された研究室で、人類の今後を左右する目に見えない脅威との戦いはとてもスリリングです。そして、事態は一見収束したかに見えても、事件の前と後では誰も気づいていないところで世界は決定的に変化してしまい、そして以前の世界には戻ることができないという変化を描いていると思います。クライマックスの展開はちょっとサービス的でしたけどね。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-03-23 12:44:59) (良:1票) |
6.期待以上のものでした、山場がいくつかあり、細部にいたるまでとってもよく描けていて、緊張感もありました。7.5点くらいですが、8で。。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-10-31 23:14:51) (良:1票) |
5.自分の中では、「ウェストサイド」でも「サウンド・オブ」でもなく、この作品がロバート・ワイズのベストだ。アクション無し、SFX無し、ハンサムもいなけりゃ美人もいない。且つ淡々とした展開でこれだけ引っ張れる演出力はたいしたものだと思う。残念ながらビデオでしか見た事がないのだが、まあ、スクリーンであるか否かは、あまり関係ないかなとも感じる。大好きな作品。 【ヒックス111】さん 8点(2004-03-28 16:46:51) (良:1票) |
4.気を抜いたらいい物を見た。リアルすぎて地味だけど、理系の細胞に何かしら安らぎを与えてくれます。最近の勢いだけのSF映画よ見習いたまへ。しかし、原作ではちゃんと処理されたのだろうが、映画では、あの女が赤ランプで卒倒するという伏線(?)はいつの間にか宇宙の果てへ消えてしまった・・・まあ許すけど。 【かなかなしぐれ】さん 8点(2004-03-09 22:18:54) |
3.30年以上前の作品とは思えない徹底したリアリズム。初見小学生の私は”理論的に考えると真実にたどり着く”ということを学んだ記憶がある。もう一回観てみたいと思う作品。 【KEN】さん 8点(2002-06-18 14:37:48) (良:1票) |
2.いやぁ~あ、今観ると時代を感じさせられますね。でもこう言う古典的SF作品って好きです。 【イマジン】さん 8点(2002-02-14 20:30:35) |
1.原作「アンドロメダ病原体」はマイクル・クライトンのヒット作且つ出世作。それを「ウエスト・サイド物語」などで知られるロバート・ワイズ監督が映画化したのだが、余り期待はしていなかった。クライトンの作品は一歩時代の先を行った科学小説を目指している。現実に可能であると言う範囲における観点から、それをリアルに表現することで人気を得ていた。しかし2000年代に突入した現代となっては、所詮30年以上も前の作品。そこに書かれていることの多くは実現してるし、夢で無くなっている。 クライトン原作の素晴らしいところは、科学的解説と科学的実体験。傑作とされる原作とは、実は主人公たちが施設内で消毒されるシーンが永遠と続く小説である。ストーリーなどどこかに吹き飛んでしまい、平気で脱線し、全く関係ない政治だ科学だの話が始まる。この永遠と続く科学的解説をどう受け入れるかが好みの分かれるところ。難解な原作を映画化するに当たり、ドキュメンタリー風に作ることで、原作の雰囲気を壊してはいない。しかし反対にそのことが意味不明な、ただの古典SFに留めてしまった。90年代に入って次々とクライトン作品が映画化されているが、どれも原作を無視して作られている。しかしそのことについてクライトン本人は好感を持っているとか。「所詮、小説と映画は違うもの」と。 【☆】さん 8点(2001-04-21 01:22:50) (良:1票) |