1.2011年公開って、10年前の作品ですか。
観よう観ようと思いなから・・・やっと観ました(笑)
これは、なかなか曲者なCGアニメですね。
カメレオンが主人公ながら、けっこう本気のマカロニ・ウエスタン・パロディ。もちろん、ランゴ (Rango)は『続・荒野の用心棒』の主人公 ジャンゴ (Django)のパロディ。マカロニ・ウエスタンって何が面白いの?って人には、たぶんウケない。
時の流れを描きつつも笑いの癖が強くて、シュールと言うか、モンティ・パイソン的な《知性と馬鹿のスープ》のような色があり、唐突なおふざけ、演出のしつこさ、薄汚いキャラデザイン、さらに、精神世界描写、メタ視点を含んだセリフ等々、それを笑えるか否かで評価が分かれるかと。
わたしは「大傑作だ!」と思いました(笑)
アニメーション制作は、なんとILM!それっぽい○○戦シーンまであってサービス満点。
脚本のジョン・ローガンは、アカデミー賞に3度ノミネートされた人(グラディエーター、アビエイター、ヒューゴの不思議な発明)
音楽は、ご存知 ハンス・ジマー
メイン・キャラの声の出演は
ランゴ:ジョニー・デップ(日本語吹替:平田広明)
牧場主ビーンズ:アイラ・フィッシャー(マメータ:東條加那子)
少女プリシラ:アビゲイル・ブレスリン(宇山玲加)
町長:ネッド・ビーティ(玄田哲章)
ロードキル(ビー・キルド?):アルフレッド・モリーナ(山路和弘)
死神ジェイク:ビル・ナイ(多田野曜平)
西部の精霊:ティモシー・オリファント(多田野曜平)
↑ ここツボですね。
これはやはり、ストーリーよりもノスタルジー映画と見るべきでしょう。
マカロニに限らず色んな映画のオマージュだらけなので、映画通ならきっと楽しんで観れるはず。
あと、大した事じゃないけど、米アカデミー長編アニメ賞受賞作品でしたね。