【TERU】さん [DVD(字幕)] 7点(2024-11-18 21:41:35) 《新規》 |
《改行表示》393.まるでファンタジーの世界から飛び出したような古びた外観の城に対してイヤミなほどカラフルに彩られた外壁の家々と車が佇む住宅街。 純粋な心を持った怪物に対して人間の欲望をこれでもかとさらけ出して迫り来るステレオタイプな人間達。 そのよう対比が気持ち悪いほど露骨に描き分けられていて、そこである種の滑稽さが笑いを生み出していた。 【ヴレア】さん [インターネット(字幕)] 8点(2018-12-24 18:54:55) |
392.不完全な人造人間として生きていたハサミ男だが、純真で優しい心を持つが故に起きるであろうドラマが、ファンタジー仕立てでうまく描かれている。キムがあのおばあさんであることが分かったときにはジーンときたね。そしてあれ以来毎年雪が降っていると言う事実も。好み30/50、演出12/15、脚本12/15、演技5/10、技術5/10、合計64/100→6/10点 |
《改行表示》391.ティム・バートンの作品をすべて見ているわけではありませんが、昼間のありふれた住宅街が出てくると、それだけで違和感があります。たいてい夜で、嵐で、深い森の中というイメージがあるので。逆に言えば世界観が確立しているわけで、それこそ一流の証でしょう。 それはともかく、ストーリーは大人のおとぎ話という感じ。ヒロインはさもありなんという役どころでしたが、とにもかくにも母親がすばらしい。奇異な人造人間を当たり前のように自宅に住まわせ、しかし干渉し過ぎず、どんなトラブルが起きてもかばい続け、けっして見放しませんでした。悪い言い方をすれば捨て猫を拾ってきたような感覚かもしれませんが、こういう母性愛は素直にグッと来ます。ここは作品のポイントではないでしょうが、図らずもグッと来てしまいました。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-01-17 04:07:01) (良:1票) |
390.主人公のハサミより自己中のキムが鬱陶しい。ヒロインなんて所詮こんなもんだという意図なら半分位納得。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-01-08 20:15:59) |
389.みなさんの評価、高いですね。私はそこまで感動もなかったです。奇抜な発想の物語なので、序盤は面白かったですが、段々悲しくなりました。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-06-07 19:43:57) |
《改行表示》388.もうちょっと面白いものを気にしてたけど 期待を上回ることはない映画。 |
387.古典フランケンシュタインを現代に置き換え、ティム・バートンお得意のファンタジー風にアレンジした作品ですね。ジョニー・デップの出世作で、メイキャップの激しい人造人間役は彼ならではの当たり役。ティム・バートン作品らしく、ホワイトカラーの世界観も秀逸でした。ヒロインのウィノナ・ライダーも可愛いかったなぁ。全体的に話のトーンは暗めで、主人公の人造人間で手がハサミという設定が、観ているこちらにも憐憫の情を抱かせますね。主人公の繊細さも魅力で、クリスマスあたりの時期に観たくなる作品です。 【けんおう】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2013-12-22 12:53:03) |
386.まずFOXタイトルのとこに雪が降っている。子どもに昔話を語る老嬢、窓の外に古城。一転してピンクやイエローのカラフルなおもちゃのような非現実的な町。古城だけでなくそれを際立たせる世間の造形がちゃんとある。抜けるような青空。そしてD・ウィースト。うまい人だなあとは思ってたけど、「単純」を的確に演じられるうまさってあんまりないよ。化粧品のセールスに荒れ果てた古城に入っていく人を自然に演じられる。でエディの登場。他人に触れることが出来ない、一種の加害妄想の現実化なわけ。社会適応の訓練。学校で紙切りやるのなんか楽しい。その彼が盗みを手伝わされちゃうとこからフランケンシュタインの怪物的哀しみが出てきます。武器を捨てて出てきなさい、って言われたってね。群衆によって化け物にされていく。芸術家の不幸の話でもあるか。人に触れる手の代わりに、創造するハサミを得てしまった男。寓話の映像化として最良の成果。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 9点(2013-07-31 09:40:03) (良:2票) |
《改行表示》385.少々グロテスクなファンタジー作品といったところだろうが、これが予想以上に面白かった。こんな訳解らん映画を撮った連中に敬意を表したい。笑えて、怒れて、悲しめて、しんみり・・・ジョニー・デップの怪演と、親父さん、お袋さんと警官にほのぼの。良い作品でした。 【ねこひばち】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-06-09 06:47:36) |
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384.なんとも物悲しいお話であるが、設定はまるでアニメなのにジョニー・デップの表現力と監督の采配で素晴らしいファンタジーになっている作品。 【movie海馬】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-09-09 01:14:14) (良:1票) |
《改行表示》383. 「バックトゥーザフューチャー」と同じくらい、複数回見ている作品です。なぜなら当時、確か家族がばらばらで借りてきたり(ほんとになぜだ?)、テレビでも放映されていたからです。 1回目。ホラー映画と思い込んで家族と一緒に見ました。(当時父が借りてくる映画はホラーとSFとアクションばかりだったので、ハサミの手が出てきた瞬間そう思って・・・)途中でホラー映画でないことに気づきました。 2回目。不自然な点に多少つっこみ&イライラしながら見ました。「まだ手はできていないから、代わりにはさみを・・・」って。そっちのほうが作るの大変そうなんですけど。え?今まで誰も屋敷に入ったことがないの?そんなばかな・・・ 3回目。不自然な箇所は了承済みなので、もう単純にストーリーと演技を楽しみます。 すると意外なことに、3回目くらいが一番この映画が面白い。 4回目以降。もう無心で見ます。理屈ではありません。登山家が、そこに山があるから山に登るように、そこで「シザーハンズ」が流れているから、つい最後まで観ちゃうだけです。そしてやはり面白い。 僕は、同じ映画を2度見ようとはほとんど思いません。よほど1回目の鑑賞で面白いと思わなければ。ですが、この映画は「つい見てしまう。」数少ない映画の1つです。つまり、この映画は人を惹きつける不思議な魅力にあふれています。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-10 09:13:05) (良:1票)(笑:1票) |
382.おとぎ話っていうのはけっこう残酷な筋立てのものが多いのですよね。これは酷と美の境を操るのが得意なT・バートン作のおとぎ話。ストーリーも怪人の設定もそれだけ見ると残酷ながら、そこにカラフルな生活感の無いふざけた街並みとバカボンのパパの作品みたいな植木を配置して観る者を煙に巻く。なんだか居心地の悪い話だったけれど、降りしきる雪が幕切れの悲哀を美しく飾って印象的でした。ウィノナの野暮ったい髪形もカットしてくれたら良かったのにな。 【tottoko】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2012-03-20 00:48:51) |
381.市民の人たちにはついていけないところがありましたが、大人向けのおとぎ話という感じで人と人との接し方について考えさせられる作品でした。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-10-19 22:27:28) |
《改行表示》380.お話のベースは「フランケンシュタイン」なんだろうけど、 それをファンタジー・ロマンスに仕上げ、切なさをうまく表現してます。デップの表情もいい。 個人的には主人公がかわいそうすぎて、あまり好きな作品ではないのだが、映像が美しいし、 演出も長けていて、作品自体の完成度は高いのではないかと思う。 ファンタジーものが好きな人には特にお薦め。 【MAHITO】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2011-09-25 21:36:52) |
【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-09-05 21:52:01) |
378.その昔、映画館でみました。相性がよくなかったみたい 【HRM36】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-06-14 09:17:57) |
【akila】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-03-05 15:44:27) |
376.小学生の頃にクラスの女子がやたらと「良い映画だ」と騒いでいたので試しに観てみたのですが、事前に聞いていた評判とは正反対のドロドロとした居心地の悪い印象を持ち、まったく好きになれなかった映画です。大人になった現在になって観返すと、その時に持った違和感の正体が分かりました。これは感動作でも美しい愛の物語でもない、グログロのドロドロの性根で作られた世間に対するうっぷんの塊のような映画なのです。ディズニー映画のようなファンタジーの殻を被ってはいるものの、その中身は「タクシードライバー」をはじめとしたポール・シュレイダー作品と大して変わりません。社会に適合できない若者がいったんは楽しくやっていけるかもという希望を持つが、その希望はあっさりと裏切られて孤独な生活に戻っていくという、何の救いもない暗い暗い物語。世間の冷たさとヒロインの薄情さが主人公を苦しめます。特にウィノナ・ライダーV3には怒りを覚えました。見た目は綺麗だし、エドワードの前では理解者として振舞ってくれる。しかし不幸な誤解から非難を受けることとなったエドワードの弁護はしてくれません。話すことに不慣れなエドワードは自分の口から事情を説明することが出来ない。だからこそ彼を泥棒に引き込んでしまったウィノナ・ライダーV3がみんなに事情を説明してあげねばならないのに、彼女はエドワードの盾にはなってやりません。事情が明らかになると自分や彼氏の悪事がバレてしまうから。二人きりになった時にだけ「エドワードごめんね」と言って良い人になろうとする様には虫唾が走りました。無意識のうちに人を傷つけながら自分では良い人だと思っている彼女もまた、エドワードを攻撃する街の人々とは変わらないのです。それを理解したからこそ、エドワードは彼女の思いを拒絶したのでしょう。。。しかし不思議なのは、本作がクリスマス映画の名作に数えられていること。これは「クリスマスを楽しんでる奴らなんか大嫌いだ!」という、もっともクリスマスに観てはならない映画なんですけどね。この映画の美しい外面だけを観てティム・バートンの真意を理解してあげない人もまた、エドワードを持てはやした末に追放した街の人々と同じなのでしょう。「スウィーニー・トッド」に対する批判がまさにそれでした。「怖い!気持ち悪い!こんなの観に来たんじゃない!」って、ティム・バートンは昔からこうでしたよ。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-19 22:20:02) (良:3票) |
375.手がはさみと同様、生き方も不器用。でもはさみの扱いと同様、心は素晴らしい。 【たこちゅう】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-01-19 18:53:35) |