【マー君】さん [DVD(吹替)] 3点(2015-06-06 12:22:28) |
19.貨物列車への無賃乗車に命をかける男と、それを命がけで阻止しようとする車掌との、命がけの戦い。って何に命かけてのよ~。無賃乗車の帝王学。たかがタダ乗り、リー・マーヴィンはいったい何をとくとくと自慢げに語っているのやら。⇒そこがいいんです。あまりにも価値観に一般性がないので(笑)、信念が生き、対立が生き、アクションそのものが生きる。ただ、この作品、「列車モノ」という非常に魅力的な題材な訳ですから、もうちょっとしっかり列車に乗ってて欲しいなあ(下車し過ぎ)、というのは完全に個人的な好みの問題ですが。あと、「ここはコミカルなシーンなんです」と変に念を押すような音楽の使い方って、コレ、どうなんでしょうか。ユーモラスなシーンはちゃんとユーモラスに撮れてんだし、ちょっと音楽はくどいですかね。何にしましても、さすがなのはボーグナイン、『コンボイ』にしてもそうですが、このヒト、打算を超えたサディストの役をやったら、ピカイチですね。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-13 07:31:18) |
18.カリスマタダ乗りVS鬼車掌の絡みにドリフのコントやトムとジェリーが思い浮かびました。ラストシーンのカリスマの台詞にうっかり頷くも、コソ泥のようなタダ乗りがのたまっても説得力はないと思いました。他に生き甲斐はないかのような車掌を演ずるアーネスト・ボーグナインのド迫力に点数を。 |
《改行表示》17.無銭乗車を生きがいとする「ホーボー」と呼ばれるホームレスと、彼らを乗せまいと襲撃する鉄道員の争いなんですが、冒頭で登場するアーネスト・ボーグナイン扮する鉄道員のホーボーを殺してしまうやり方が病的なんです。 私にとってアーネスト・ボーグナインって、「ポセイドン・アドベンチャー」のイメージが強く、怖いけどいい人って感じだけど、ここまでくると、最後は勧善懲悪に徹しないとエンディングにつなげないんじゃないかなぁって思っちゃいました。 ホーボーにはホーボーなりにふさわしい生き方があり、リー・マービン扮するカリスマホーボーと、彼の後をついていく若者の生き方に私達は違いを見出していきます。 時代は1930年代、世界大恐慌。 男の生き方とは何ぞや?という、いかにも70年代に作られた素晴らしい作品だと思います。 音楽が素晴らしいです。後味もいい。でも邦題が最悪…。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-11 03:11:36) |
《改行表示》16.何とも男臭い、面白い設定のドラマ。 "意地と誇りをかけて"がこの作品のテーマであり、妙味にもなっているのだが、 女の人から見ると、「何くだらないことにムキになってんの?」と感じること必至。 男というものはしょーもない事にこだわる、そういう生き物なんです。 鬼車掌役は、「ポセイドン・アドベンチャー」で、神父にやたら噛みつく刑事役を演じた、 個性的な俳優さん。彼も良かったけど、相手役のリー・マーヴィンも渋かった。 完全に男性向けと言えるだろう作品。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-08-05 09:59:06) |
15.大恐慌期という背景が、あんまり生きてない。ホーボーと車掌という無職と職持ちの争いが、賭けの対象になるような・ゲームのような、ただの意地の争いになってしまっている。社会の背景を思えば、「意地」なんてきれいごと言ってられないレベルでの迫力ある闘争を描けたはずだ。ホーボーは生きる地を求めて必死なはずだし、車掌だって鉄道会社に有能であることを示さないとこっちがホーボーになってしまう不安があったはずだ。そこが抜けているので、ただのサディスティックな看守みたいな厚みのない存在になってしまっている。おそらくこの映画が作られた70年代の空気が、ヒッピー的な楽園をホーボーに重ねて見てしまったのだろう。若造の存在も邪魔である。黒澤の師弟的な普遍性は得られたかもしれないが、男の対決という話の芯は緩くなってしまった。ただ、貨車の上を歩くシーンはそれだけで楽しい。特に進行方向と逆に進むときの、ムーン・ウォークのような空中ダンス的浮遊感は、わけもなくウキウキする。(わっ、ずっとこれ「ホッコクノテイオウ」だと思ってた。なんか急に北島三郎の演歌になってしまったような) 【なんのかんの】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-03-31 10:04:36) |
14.アーネスト・ボーグナインが目をギロッと顔が怖いよ(笑)リー・マーヴィンと彼は希有な俳優さんなので男臭さ丸出しの演技合戦は迫力がありすぎ、顔の表現と演技が一致してる映画も珍しいです。シャックを倒すという一つの目的の為にホーボー達が19号に向って行く姿はなんかカッコイイし熱すぎる映画なんだけどたまにBGMがコミカルっぽくなるのはなんか変な感じ。オープニングのボーグナインのホーボー突き落としで体真っ二つになるシーンはなんか笑っちゃって。。。ヘンかなぁ?? |
13.こういうネタだけで映画になってしまうんだなあ。しかしリー・マーヴィンの最後の言葉もなんだか空虚に聞こえるし見終わって特に感慨も覚えない。すべての映画に教訓をとは言わないが、見終わって何も感じないというのも困った。 【とと】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-08-29 05:02:49) |
12.勧善懲悪によるカタルシスとかいうものではなくて、ただひたすら男の馬鹿げた闘いが描かれる。ドラゴンボール実写版と言ったら、ふざけ過ぎ? 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-05-14 17:57:52) |
11.無賃乗車を絶対許さない車掌と意地でも無賃乗車をする男の戦い、、て書くとコメディですね。でもひたすら熱い男同士のバトルが描かれる。この車掌が容赦ない。無賃乗車した者を殺しちゃうんだから。この二人以外に重要な役回りで一人の調子のいい詐欺師が絡んでくるのだが、結局この3人は最後まで出会ったときの関係のままで何も変わらない。主人公と詐欺師の間に親子、あるいは師弟のような関係が芽生えてきそうな展開はあるが、結局何も生まれない。ストーリーに抑揚がないのだ。主人公と車掌の関係はどうだろう。こちらも男の喧嘩にありがちな敵ながらどこか通じるものを見出したり認め合ったりといったものがありそうな展開を見せるも、やっぱり何も生まれない。ストーリーに抑揚がないのだ。なんで高評価なのか知らないが、ストーリーは全然面白くない。あえてストーリーの抑揚を抑えてひたすら男の意地のぶつかり合いだけが延々と映されるのみ。しかし、だから面白いのかもしれない。いかにもアルドリッチ的男くさい映画。 【R&A】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-08-08 12:06:13) |
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10.こんな設定でいったいどんな話になるのかと思っていたのですが、それなりの話にはなるのですね。浮浪者と車掌の両者の背景に何の説明もないところがいいです。 【Olias】さん 6点(2004-05-18 03:29:06) |
9.ボーグナインが憎ったらしい。エアーウルフの気の良いおっさんとは180度違う。北国のくせに暑苦しい男たちの話。 【ロカホリ】さん 7点(2003-10-09 22:53:15) |
8.好きな映画。無賃乗車常習犯のリーマービン、それを阻止しようとする鬼車掌役のアーネストボーグナイン。他愛もないことにむきになり激しくぶつかり合う男たち。地味なストーリーだけど捨てがたい雰囲気がある。 【くるみぱぱ】さん 8点(2003-07-09 05:26:51) |
7.アルドリッチ作品の中でも特に好きな一本。あつい映画・・ 【KINKIN】さん 9点(2003-06-30 22:04:49) |
6.これは一番最初テレビの深夜放送でみたんだけどただただスゴかったなぁ~。もうオヤヂの魅力爆発って感じ。オレもヤツラのような熱いオヤヂになりてぇ~~! 【イサオマン】さん 9点(2003-03-27 22:54:07) |
5.1930年代の大恐慌時代。L・マービン扮する「北国の帝王」と呼ばれるホーボー(流浪者)が、ひたすら列車の無賃乗車を敢行しようとし、鬼車掌のシャック(A・ボーグナイン)は力ずくで阻止しようとする。漢と漢のがちんこ勝負のぶつかり合いが全編続く。長い鎖を武器に、次々とホーボー達を列車から叩き落としてゆく、ボーグナインのむき出した歯が恐い。大恐慌、オーキー、ホーボー、Route66、スタインベック、「怒りの葡萄」禁酒法、ボニー&クライド・・・大好きですこの辺り。 【バイクボーイ】さん 7点(2003-02-13 17:16:15) |
4.リー・マービンにアーネスト・ボーグナイン!女っ気まったくなしの男臭い映画ですね。初見はまだ大人になってなかったので、時代背景や演出がよく理解できなかったのですが、この不況の時代に見ると、けっこう考えさせられるものがあります。しっかし、走っている機関車から無賃乗車の連中を蹴落とすというのは凄いですよね。有無をいわせないそのやり方が、いかにも当時のアメリカという感じです。今ならきっと、とっつかまえて裁判にでも掛けて、損害賠償請求でもするんでしょうね。男臭い映画を見たい人は必見です。 【オオカミ】さん 7点(2002-07-15 07:52:07) |
3.友人から「にわとりで車掌と無賃乗車犯が殴りあうのどかな映画」というわけのわからない感想を伝えられ、興味を引かれて見たのですが、とてもなんと言うか。。。気合の入ったパワー溢れる作品でした。人間くだらない事にこれほどまで熱くなれるんだなぁ、と妙な関心をしてみたり。冒頭ののどかな音楽の中で車掌が無賃乗車犯を蹴り落とすシーンがやけに印象深いです(笑 |
2.暑い、暑すぎる。暑苦しすぎるぞ、リー・マービンとアーネスト・ボーグナインのアップ。ロッキーの冠雪も溶け出す程の暑さだ。そして熱い、熱すぎる。キセルにここまで熱くなれる男とキセルの摘発にここまで熱くなれる男の、沸点を超えた戦い。「北国の帝王」というタイトルからは想像もできない位ホットでヒートする、ただの浮浪者とただの車掌の攻防戦(こう書くと情けないが…)。ここには善も悪も勝者も敗者もいない、こりゃロバート・アルドリッチの傑作だ! ついついコメントまで熱くなってしまい、勢いで8点献上だ! 【sayzin】さん 8点(2002-01-07 20:22:16) (良:1票)(笑:1票) |
1.アメリカ大不況時代のさなか、ホーボーと呼ばれた浮浪者たちは、生き残るための最低の手段として無賃乗車で鉄道を利用して、野宿地から野宿地へと食べ物と寝ぐらを求めていった。正常な社会情勢ではケシからぬこの振舞いは、生きるか死ぬかの瀬戸際ではむしろ必要悪なのだが、ここで彼らに鉄道側と対決する必要性が生じる。この映画は、ふてぶてしいまでの生きる執念をみせる男たちと、それを阻止しようとする血も涙も無い鬼車掌との血みどろの闘いを、R・アルドリッチ監督がダイナミックかつユーモラスに描いた痛快作! 【ドラえもん】さん 8点(2001-12-30 00:38:07) |