35.明治末期の話なので、江戸時代とどの程度の差異があるのかわからないが、花魁ってのは日本文化のひとつではあるんだろうな。と思わせる作品で中々の大作だと思う。女達の狂乱は見応えあるんだが、男達が皆ヘナチョコ過ぎて男女の機微があまり感じられない。テーマ的にはそういう作品ではないのだろうけど、あまりにも男女の描き方に落差がありすぎて、男が女の引き立て役になるというより、そういうバカな男に奔走される女までもがさらにバカに見えてくる。何とも救いのない作品で、もうちょっと何とかできたのではないのかと。 【東京50km圏道路地図】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-03-05 13:20:22) (良:1票) |
34.「私はこの監督が嫌いだ」と、はっきり分かった作品。この監督は女の生き様を描く映画を撮っている印象があるが、その「女」というのはしょせん「男性が考える女」なんだなよ~エロにしても狂気にしてもイメージの域をでていない感じがして白けるんである(この監督父権主義じゃないだろうな~?)イメージで描くならはっきりとその路線で貫いてくれればいいものを、無理に「私は内面を描いてます」的な言い分が画面からにじみ出ているから始末が悪い。「男」を描くとイメージ先行なのがばれるから、あえて「女性」を描いているんだろうか? 【果月】さん [地上波(邦画)] 2点(2011-12-31 15:43:00) (良:1票) |
33.まだ小学生の頃、エロ目的で見たつもりだったのに観終わった後ワンワン泣いた。映画ではじめて泣いたのがこの作品。ガキんちょのくせに栄枯盛衰にやられました、当時。 【もりしげひさや】さん 10点(2003-06-21 05:06:38) (良:1票) |
32.左とん平演ずるお兄サンの呼び込みの啖呵やら、入り口でやる当時の風習は勉強になった。遊女として、売られた女として蔑まれる存在でありながら、一方で花魁と呼ばれて一目置かれる特殊な世界でのドラマ。子供の頃はムズカシー(というかハズカシー)と理解する気も無かったが、人間ていろんな世界があるんだなと楽しめました。カンケー無いけど「千と千尋」観るとこれ思い出すんだよね。 【シュールなサンタ】さん 7点(2003-05-07 23:23:45) (良:1票) |
31.名取裕子さん、大好きです。でもこれを観た後は西川峰子さんしか思い出せなくなる、そんな映画。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 7点(2012-04-10 22:31:09) |
30.吉原の世界で花魁として生きる、女たちの姿を描いたドラマ。 結構重苦しい話だが見応えはあり、映像もなかなか。演出はとてもいい。 絡みのシーンがやたら多い映画って、どうしてもストーリーの流れが だるだるになっちゃうことが多いんだけど、本作ではそういう印象は受けなかった。 ラストはちょっとこじつけ感を覚えたものの、五社英雄監督、渾身の力作でした。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-08-07 07:32:35) |
29.映像はとてもキレイですが、哀しいお話でした。本当は10点満点にしたかったのですが、最後の炎上シーンでハダカで逃げる女郎役の女優さん達が笑いながら逃げていたのでマイナス1点!!演技の勉強しなさいっ!って感じ。 【gyu_yan】さん [映画館(吹替)] 9点(2005-07-26 15:25:16) |
28.「鬼龍院花子の生涯」を期待して観たので..コケました.. 【コナンが一番】さん [映画館(字幕)] 1点(2005-05-27 10:09:02) |
27.なかなか。ちょっとびっくりする場面もあったけど。 【あしたかこ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-05-02 07:37:54) |
26.ところどころ説明台詞やコントのような芝居があるのは目につくが、作品の全体的な迫力はなかなか。特に、藤真利子と西川峰子のキャラクターは、今思い出してもぞっとするくらい強烈だった。残念なのは、締めとなるべきポジションの遊郭の女主人役に、佐々木すみ江を当ててしまったこと。ここにはやはり、淡島千景か山岡久乃クラスを持ってくるべきだったと思うが。美術関係や当時の風習の再現にもきちんとこだわってみせたスタッフの熱意にも拍手。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 7点(2005-02-16 02:09:27) |
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25.どうにもこの作品は好きになれない。人間のどす黒い負の部分を見せてつけている。それを楽しんでみることは私には出来ない。描写としてのエロチシズムはあるが作品自体のエロさはまったくないと言っていい。生きるために体を売ることとお金の為に体を売ることとは似ているようで紙一重の”何か”があるために捉え方がまったく違うみたいですね・・・。私に理解できることはないけどその辺りをいろいろと考えさせられます。 【tetsu78】さん 8点(2004-11-26 13:57:28) |
【ムート】さん 5点(2004-07-12 15:05:29) |
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22.花魁道中を美しく描くという点においてはのみ、まあ成功かな。 この作品もだけど、宮尾登美子原作の「櫂」なんかでも、どうも原作の大切な部分を蔑ろにして、客寄せのための衝撃シーンを繋ぎあわせている印象があり、五社作品ってどうも好きになれない。 画は美しいんだけどね。 【poppo】さん 3点(2003-12-07 22:40:32) |
21.思っていたより面白くなかった。どうでもいいところが細かく描写されていて、飛ばしてほしくないところが簡単に描かれている、という印象。だからイマイチ感情移入できない。ストーリーが進むに従って派手なシーンも多くなるのだが、見ているこっちは感情移入できないばっかりに気分も盛り上がらない。でも吉原という題材は面白いと思う。 【ジャスミン】さん 4点(2003-12-07 04:29:17) |
【civi】さん 7点(2003-11-05 21:42:26) |
19.この映画でまず思い出すシーンは二宮さよ子が名取裕子にテクを教授し最後にたまらず裸電球を握りつぶすところ。当時はすごい衝撃だった。映像もきれいだった気がする。自分の人生の選択肢が女郎しかないって悲惨だな。実際こういう人がいたんだよな。 【スルフィスタ】さん 6点(2003-10-26 22:15:14) |
18.あのレッスン、実際にありそうと思っちゃいますね。生娘で、直前に逃げちゃう子って他にもいただろうし。 全体的に遊郭に売られてくる女性達の姿を華やかに哀しく描いていたと思います。また見たいです。 【ひろほりとも】さん 6点(2003-10-23 16:16:15) |
17.いきなりタイトルで、クライマックスがわかってしまう映画も是また珍しい(笑)。個人的に俳優の配役が好みでは無いので、名取裕子の濡れ場のシーンもごく普通に観賞。個人的には、これ以前に観賞した同様に良く似た作品(ドラマ)がとても文学的で素晴らしかった故に、比較するとどうしても落ちてしまいます。あくまでも作品性を重視に…吉原・遊女を舞台に描いた…と言う点を評価。 【_】さん 5点(2003-09-29 18:42:27) |
16.迫力あるし、吉原という特殊な世界をそれなりによく描いている。でも、花魁道中を描きたいからこういう話を作ったんじゃないかと思ってしまうような、陳腐なストーリーだった。明治時代の吉原のちょっと西洋化した不思議な感じがちゃんとつくってあるセットがスゴイ。かたせ梨乃が好演。衣装が豪華。日本の映画を観たなーって感じ。 |