4.どうしようもない寂しさに、自分の不幸さを理解してもらえる誰かに救いを求めて藁をも掴む思いでしがみついた相手(その藁が)たまたまドニー・ダーコの彼だったということ。しかし、その彼こそが、まさに貧乏クジであったということ。それこそ彼女の不幸さに拍車をかけてしまったということ。ただ、しかしです、普段ポップで華やかなイメージしかなかったジェニファー・アニストンがここまで暗く不幸で屈折しているだとかなんとか言われまくってる地味な三十路女の役を上手く演じきっていた事に評価は大です。そして22歳の困った坊やを相手に四苦八苦している姿につい表現方法こそ迷ってしまいますが素直に申すなら好感持ててしまっていました。出来れば僅かながらも幸せ見つけていって欲しいなと思えましたよ。 しかし思うに、旦那は悪くはないよ。普通に彼女が明るくさえしていれば、きっと良いパートナーになってくれてるでしょうに。(精子検査の時はおかしかった あのシーンだけみていれば実に微笑ましい夫婦関係なんだけど)