1.専務の息子の結婚式でスピーチをすることになった財津一郎演じる課長の式までの四苦八苦する姿を描いた「釣りバカ日誌」シリーズの栗山富夫監督によるコメディー映画。ビデオを見てスピーチを考えるなど前年の伊丹十三の「お葬式」に影響をうけたようなシーンもあり、この当時はあの映画のヒットの影響でこういうハウツーものが流行ってたのかなあと思ってしまった。21年前というやや中途半端に古い作品のためか、ちょっと時代を感じるところもあったものの全体的にはなかなか面白かった。柄本明がいい味を出していて、財津一郎と彼のやりとりがかなり笑えた。ワンシーン出演の植木等も良かったなあ。