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大仏さまと子供たち

[ダイブツサマトコドモタチ]
1952年上映時間:85分
平均点:8.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
公開開始日(1952-10-23)
ドラマシリーズものモノクロ映画
新規登録(2013-03-28)【なんのかんの】さん
タイトル情報更新(2021-01-11)【イニシャルK】さん
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監督清水宏(監督)
助監督関沢新一
脚本清水宏(監督)
音楽伊藤宣二
製作清水宏(監督)(製作同人)
関沢新一(製作同人)
伊藤宣二(製作同人)
西尾昇(録音)(製作同人)
配給新東宝
録音西尾昇(録音)
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【クチコミ・感想】

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1.観客はそれが嘘であると知りつつ映画の「演技」を見ており、しかしフィルムという「記録」を見ているとも知っている。そういう劇映画のややこしさが面白さを生むのだが、ストイックな監督には演技への不信をもたらすのか、「演技をさせない監督」ってのがいつの時代どこの国にも生まれ、たとえばブレッソンは核だけの硬質な世界を作ったが、我が清水はほのぼのとした独自の世界を築いた。映画におけるリアルってことは、単なる写実と違って面倒くさいのだ。それを変に考え込まず、こういうほのぼの世界を作ってくれたのが日本の栄誉。一応冒頭は棒読みでもおかしくない「案内」のせりふから始めているのは、映画の客への気遣いか(戦災孤児が奈良のガイドをやってくって話)。印象に残ったシーンとしては、川をはさんで二人の追い掛けを行ったり来たりやるところ。欄干の上を歩くのは監督の映画でよく見た気がする(『子供の四季』?)。「一緒に東京へ」と切り出す前の、主人公の庭から帰っていくところを、室内を横切る斜めの移動で撮るところ(『小原庄助さん』にも見事な斜めの屋内移動があった)。建造物に合わせた超ロングが多く、これも演技を奪う効果がある。小僧さんが日傘をさして豆腐を買いに行くところ! そしてラストの見事さ。監督の演技法と同じ理屈だ。本作唯一の欠点は音楽で、もうちょっと加減してよ。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 8点(2013-03-29 09:58:57)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 8.00点
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600.00%
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