卵の番人のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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卵の番人

[タマゴノバンニン]
Eggs
1995年ノルウェー上映時間:86分
平均点:7.33 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
ドラマコメディ
新規登録(2004-06-13)【エスねこ】さん
タイトル情報更新(2008-04-01)【+】さん
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監督ベント・ハーメル
脚本ベント・ハーメル
配給ユーロスペース
あらすじ
北欧のとある田舎。人里離れた、ごくたま~に車の通る2車線道路の横に、雪に埋もれた小さな家が建っています。住んでいるのは2人の老人。兄の名はファー、弟の名はモーと言いました。二人は「平凡」を通り越すレベルの、頭に超が3つほどつくシンプルな毎日を繰り返しています。ところがどっこい、この月世界(笑)に予想外の「家族」が訪れたのです…卵のコレクションを大事そうに抱えて…。
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2.『八月の鯨』の男性版かと思っていたら、中村伸郎・三津田健による別役実ドラマといった雰囲気。老人兄弟の日々が綴られ、その月面のような静けさ・穏やかさに、息子コンラードが絡んでくる。この老人たちの描写は悪くなかった。叔父と甥の関係が、微妙な不和としてうずきだすのだが、その微妙さをどう見るかだ。解釈の余地を与える豊かさととるか、突き詰めていないいい加減さととるか、この違いを見極めるのは難しいところで、そうしたモロモロを味わいとして享受すればいいんだろうけど、とにかくあんまり腹に来ないのは事実。手つきだけでうまく運んでみせている演出って気がする。ラジオをいじると、いろんな「イエスタディ」バージョンが聞こえてくる、ってのがあった。ラストのオーバーザレインボウは、心に響いた。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2009-07-21 11:59:12)
1.実は登録要望を出した時に、一瞬悩みました。該当するジャンルがないんです。「コメディ? いや違うな、恋愛はゼロだしグルメじゃないしサイレントっぽいけど違うし、アクションないし…」ないないづくし。ドラマだってあるかどうか。キャッチコピー的に「売り」になるようなモノを一切合財排除してますな。こんな奇妙な映画(映像的には極めてオーソドックスなんだけど)は初めてかも。でも、やがて訪れる、必然的な、でも衝撃的な、暖かくて寒くて悲くて希望がほのめかされているラストには、もう涙せずにはいられない。何が何でこうなって泣いてしまっているのかわからなくて腹を立てている自分が、気付くと冒頭と同じシーンを見つめていて、やがてエンドクレジットに流れ込んでいき、その不思議な感覚は今でも忘れられない。あえてジャンルをこじつけるなら、これは「大人の童話」ですね。老人と子供の区別をなくしてしまう童話。さすがはサンタクロース発祥の地、というところかな。
エスねこさん 9点(2004-06-13 01:21:19)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 7.33点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6133.33%
7133.33%
800.00%
9133.33%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 9.00点 Review1人
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