4.ふたりの出会いから突き合うまでの過程はかなり強引だったけど、内田有紀がいい女過ぎて説得力がある。
どう考えても断る理由がないんだもの。
そういう意味では、酒を飲めなかった主人公が次第に酒に溺れていく過程も説得力がある。
内田有紀よりいい女が現れないんだから、酒に逃げるのも仕方ない。
ブラック企業を退職して立ち直っていく後半の過程も丁寧で良かった。
そう簡単に酒の誘惑は断ち切れないということがよく伝わってきた。
酒飲んで、女抱いて、また酒飲んで、女抱いて、そんな人生の底辺を描いた作品だったはずなのにラストシーンの爽やかな美しさに心が洗われました。
人は何かを失うことによって何かを手に入れるんだなぁってしみじみ感じ入ります。
いい作品です。