Fukushima 50のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 フ行
 > Fukushima 50の口コミ・評価
 > Fukushima 50の口コミ・評価 2ページ目
 > (レビュー・クチコミ)

Fukushima 50

[フクシマフィフティ]
Fukushima 50
2020年上映時間:122分
平均点:5.76 / 10(Review 41人) (点数分布表示)
公開開始日(2020-03-06)
ドラマサスペンスパニックもの実話もの小説の映画化
新規登録(2020-01-07)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2023-07-16)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督若松節朗
キャスト佐藤浩市(男優)伊崎利夫
渡辺謙(男優)吉田昌郎
吉岡秀隆(男優)前田拓実
安田成美(女優)浅野真理
緒形直人(男優)野尻庄一
火野正平(男優)大森久夫
平田満(男優)平山茂
萩原聖人(男優)井川和夫
吉岡里帆(女優)伊崎遥香
斎藤工(男優)滝沢大
富田靖子(女優)伊崎智子
佐野史郎(男優)内閣総理大臣
堀部圭亮(男優)加納勝次
小倉久寛(男優)矢野浩太
石井正則(男優)工藤康明
和田正人(男優)本田彬
三浦誠己(男優)内藤慎二
金井勇太(女優)宮本浩二
田口トモロヲ(男優)福原和彦
金山一彦(男優)五十嵐則一
金田明夫(男優)内閣官房長官
段田安則(男優)竹丸吾郎
篠井英介(男優)小野寺秀樹
中村ゆり(女優)前田かな
ダンカン(男優)福島民友新聞記者
泉谷しげる(男優)松永
ダニエル・カール(男優)ジョニー
小野了(男優)佐々木明
津嘉山正種(男優)伊崎敬造
皆川猿時(男優)樋口伸行
小市慢太郎(男優)原子力安全委員会委員長
音楽岩代太郎
東京フィルハーモニー交響楽団(演奏)
撮影江原祥二
製作角川歴彦(製作代表)
松竹(「Fukushima 50」製作委員会)
KADOKAWA(「Fukushima 50」製作委員会)
IMAGICA(「Fukushima 50」製作委員会)
読売新聞社(「Fukushima 50」製作委員会)
制作角川大映スタジオ
配給松竹
KADOKAWA
特撮三池敏夫(特撮・VFX監督)
録音鶴巻仁
柴崎憲治(サウンドデザイナー)
照明杉本崇
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
123
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
21.原発が核爆発を起こすことはなく、福島の原発が東京銀座に死の灰を降らせることもありえない。日本を壊滅させる能力を、日本の原発はまったく持っていない。平成23年3月11日は、40年前の日本の技術力がマグニチュード9の地震と15メートルの津波に打ち勝った、日本の栄光の日だった。原作者の門田隆将氏はネットでは有名なぱよちんホイホイさんだが、福島事故の誤ったイメージに彼が乗っかった理由は、ただ菅直人の醜態を映像化して残したかった、それだけだろう。

日本人はこの十年で、原発報道に疲れ果てた。それは東日本大震災が起きたその日から、そうだった。日本が大変な時に、なんなんだ原発って?全国民が、1日目からそう感じてきた。今も連日視界に入ってくる最新ニュースや特集番組を、今は誰もが話半分で聞き流している。なんやかんやマスコミは言うが、あの津波被災と避難暮らしよりも惨めななにかを原発が連れてきたことなど一度もなかった、それを国民は少しずつ覚えたのである。

節目の2020年に公開されたこの映画も、私たちは「いいよもう」とウンザリしながら宣伝を眺めた。モチベの上がらなさは逆に考察に値した。映画の中身も、だいたい知ってることだけだった。この映画の4年前に、『シン・ゴジラ』が、旧来通りの日本政府だったらあの時こうだったという意欲的なシミュレーションを完璧に作り上げ、『君の名は』は、あの時なにもできなかった我々の代償行為の役目を果たし、どちらも歴史的な支持を集めた。そして、この映画の後に、あの『鬼滅の刃』が興収1位更新へと走り出した年だった。
watsonさん [地上波(邦画)] 1点(2021-03-14 04:05:47)
20.当時の福島原発の話ですから誰でも予備知識はあると思います。
みんなそれぞれ必死だったという事もよくわかりますし、危険な任務を遂行した彼らは英雄だとも思います。
ただ、映画として面白いか?インパクトがあった?印象的だった?感動した?そういう部分では微妙ですね。
東京ロッキーさん [地上波(邦画)] 5点(2021-03-13 15:22:10)
19.《ネタバレ》 原発の意義等議論はあると思いますが、現実として存在し運営されている中で、想定外の事故に対し決死の思いで頑張っている人たちの存在は否定することはできません。そういった意味で非常に貴重な映像作品であると思います。
TMさん [地上波(邦画)] 7点(2021-03-12 23:57:25)(良:1票)
18.あくまで「映画的に」だが、あの総理大臣はなかなかいいキャラだ。フィクションなら最後には痛い目に遭って観客スッキリな展開が待っているはずなんだけど、実話ものだからそうもいかず…。しかしその政府や本店と戦う吉田所長の激しい言葉が一つの見所にはなっていたかなと。実際にあんな感じだったらしいし。一方、さらに最前線で戦った伊崎とその部下たちの物語は言うなれば紋切り型で、どこかで見たようなドラマが繰り返されていた。CGの質や一部の役者の芝居なども多少気になってしまい残念だが「あの日、イチエフで起きたことを後世に語り継ぐ」という立派な志を前にしてはやや甘めに採点せざるを得ずか。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-02-02 18:32:49)
17.《ネタバレ》 事実に基づいていると思うと緊迫感があって良かったです。本作によるとベントが遅れたのは明らかに首相の責任ですよね。あと東電本社は足を引っ張ってしかないですね。発電所の方は勇敢な英雄で、首相や本店が悪役という構図になっていました。それはそれで分かり易くて面白いけど、これほどの未曽有の災害なのでもっと複雑な事故の要因があると思いますが、その辺の描ききれていなかったように思います。
ぽじっこさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-01-31 15:43:48)
16.プロフにも書いてますが、事実に基づく系の映画は苦手です。
事実はひとつですが、真実はご本人方各個人それぞれ違うと思うから。
この事柄も然り。
演技は所詮演技で、脚本も所詮は興行収益を見越して作成されます。

しかし、我が国で起こったこの悲劇は、再現といえどもより細部を確認出来て良かった。
ニュースよりも少しでも想像力が勝(まさ)って鑑賞する事ができたから。

最後まで見ても想像する事しか我々にはできず、当時の現場の方々には頭が下がる。
官邸や親会社のクソぶりはニュースでも理解していたが、諸外国の描き方にはやや首かしげ。
今でもなお復興中である津波被害地域の方々はどう見るのかな。
うん、それも人それぞれ違うんだろうなぁ。
movie海馬さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-01-31 00:08:04)
15.何年位前だったか。NHKで放送された当時の再現ドラマを見たことがありました。
吉田所長役は亡くなられた大杉漣さんだった。
両作品ともに切迫した状況の福島第一原発内部で様々な専門用語や数値が飛び交う。
それらに説明の字幕があったNHKのドラマの方が、事実を捉えるという意味では分かりやすかったと言える。
一方本作は最悪の場合東日本壊滅という危機に命懸けで立ち向かった人々の人間ドラマにある程度絞った構成になっており、
改めて彼らの命がけの戦いに感謝の気持ちでいっぱいになった。それだけでも見て良かったと思える映画でした。
とらやさん [DVD(邦画)] 7点(2021-01-07 21:11:33)(良:1票)
14.《ネタバレ》 原作未読。

この映画を観てたときずっと涙が出てしまった。津波に飲み込まれるシーン、建屋が爆発するシーンの悪夢が蘇ったり、命を懸けてでも暴走する原発を止めようとする人たちの心意気、実はよく知らない事実を知ったとき、本当に体が震えた。
原発を止めた人たちに重点的にスポットを当てて彼らが名も無き英雄として福島のみならず数千万単位の人々を救ってた物語を事実に基づいて作られたので無駄が少なく淡々と進むけど生死の狭間にいる現場の雰囲気に観てる側も呑まれ直球で心を打った。反面に総理がここまでク〇な表現しなくてもとは思った(十二分にク〇だけど)



あの時は自分たちも死ぬんだなと思ったが、生きていられたのは50人の勇気ある人々のおかげたったこと、あまり伝えられない事実を本、映画で伝えた原作者、吉田所長の本当の姿を演じてくれた渡辺謙さんに感謝。本当に感謝しかない
ラスウェルさん [映画館(邦画)] 9点(2021-01-02 02:34:17)(良:1票)
13.《ネタバレ》 東日本大震災発生から始まる原発パニック大作。福島第一原発において、ポンポンと爆発事故が起こる中、未曽有の大惨事を食い止めた50名の職員たちの奮闘を熱く描く。強面俳優が二人。現場責任者を佐藤浩市、所長を渡辺謙が熱演。急場の切迫感がひしひしと伝わってきた。こういう時のタバコの味は格別だろな。満開の桜が讃える、祖国と家族を守った戦士たち。良作。
獅子-平常心さん [映画館(邦画)] 7点(2020-12-31 18:08:17)
12.《ネタバレ》 これがつい最近のこの国での話だと思うと、
なんか涙が出てきた。

軽々しいコメントは避けますが、
この映画は、「チャイナシンドローム」より
グッとくるものがありました。

原発が爆発をしなかった理由が、本当のところでは
分かってない、って言ってましたが・・(汗)
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2020-12-12 21:57:33)
11.《ネタバレ》 ■全国民が固唾をのんで見守った、あの日、あそこで起こっていたこと。とても知りたい気持ちはある。しかしそれは、こんな風に脚色された、センチメンタルなのではなく、硬派な事実だけを知りたいんだ。■あの事故のことを描くのであるなら、事故以前の原子力政策と、事故後の世論の日和見を描かないと、50人の壮絶な絶望は伝わらないんじゃないだろうか?■あの事故は、終わっていない。■復興五輪のためのプロパガンダとして作られた作品が、コロナ禍により早々にその役割を終えた。見ていて、悲しくなりました。
なたねさん [DVD(邦画)] 2点(2020-12-04 14:27:43)(良:1票)
10.実話を基にしているので難しいと思うのですが、映画としては盛り上がりには欠けます。再現ドラマとしてはよくできていますが。
Yoshiさん [DVD(邦画)] 4点(2020-12-01 22:10:19)
9.序盤から最後まで、だれることなく緊張した状態で楽しめました。
避難所にて、作業服を脱ぐように促しているシーンは、心が痛くなりました・・・。

最後まで現場で任務を遂行していた人たちがいたことを忘れてはいけないと思います。。
へまちさん [インターネット(字幕)] 8点(2020-11-24 17:43:16)(良:1票)
8.《ネタバレ》 残念ながら映画としては「微妙」の一言です。決死隊の作業まではいいのですが、その後のアクシデント(水素爆発)が、登場人物たちの活躍または失敗と(劇中では)関連性がないものであり、因果関係不明な状況で「よく頑張った!さすがだ!」とも「くやしい」とも思えず。これでは感情移入もハラハラもできません。セットの出来の良さと悪夢菅直人の再現以外に、褒めるところがないような。。。最後の米軍推しもよくわかりません。海外テレビ中継の演出も、「Fukushima50」の最後での説明も、安っぽい邦画感を感じるばかりです。
wetbさん [映画館(邦画)] 4点(2020-07-18 13:30:47)(良:1票)
7.人物描写がとてもシンプル。激情にまかせて怒鳴ってばかりですし、政府や本社を悪役一辺倒に、イチエフの現場の人たちを英雄として美化して描き過ぎに思いました。事故の描写も断片的で何が起こってるのか分かりづらい。この作品は、歴史上も類を見ない大事故を正しく伝えようという客観的な視点が不足していて、原発事故や「フクシマ50」と呼ばれた人たちを後世に伝える映画には成り得ないと私は思います。残念な気持ちが残りました。

追記;
当時、私は関東にいて、テレビ画面越しに津波やイチエフの状況を見ていましたが、度重なる余震や、頻繁に鳴る緊急地震速報に心が乱される中、「ただちに影響は無い」と繰り返す政府の発表に安心など出来ず、極度の不安の中でネットで情報を漁ったことを覚えています。イチエフの現場にいた方々が直面していた現実は想像を絶しますし、自分と同じただの会社員に過ぎない彼らが、国のために自らを犠牲にせざるを得ない(かもしれない)状況に置かれた理不尽さを思うと申し訳なさで言葉もありません。それだけに美談として単純化して描いているこの作品には違和感を覚えます。
wayfarerさん [映画館(邦画)] 5点(2020-06-14 09:15:10)(良:1票)
6.《ネタバレ》 映画館は感染リスクが高いと言われますが、今は客が減って、不人気作品では貸し切り状態でした。
ただ手袋とマスクしたまま見ている孤独な観客に対し、画面の中も防護服ばかりという変な状態・・。

冒頭、画面に人は無し、311のテロップと海底地殻変動の映像。続いて震度6強の発電所の絵。
災害前の、のどかな風景を見せる今までの映画とは違いましたねえ。絵と音の迫力は期待通り。
前半はパニック映画の醍醐味に溢れ楽しいです・・ (事実に対し失礼な表現を陳謝しておきます)

後半は娯楽映画の恐怖感ではなく、見た目の放射能被害を想像力で補完しし見る必要があります。
最悪の事態を想像しながら、現場にいて対処し、出来ることが無くても離れることは許されない立場の
関係者達の戦いを淡々と描くので、ドキュメンタリーとドラマの中間的な仕上がり。良いと思います。
発電所だけでなく、避難所シーンもその他もリアルで、喉元を過ぎた9年前が蘇りました。
ホントに大変な災害だった・・

有名俳優が大量に出てまして、大作感に溢れてます。これがそうでもない俳優だったらどうなのか?
例えば、伊崎の娘の結婚相手として斉藤工さんがワンシーンのみ。誰でもいい様でそうでもない。
一人一人が同じ命を持った人間として印象に残すには配役も重要でしょう。それぞれがスパイスとして
意義がありました。主演のお二人の演技は申し分ないのは言うまでもない。

ハッピーエンドなんかあるわけがないのは、当たり前の題材。数年後の現場責任者の葬式でエンディング
のシーンですが、季節が幸いし、明るく温かい終わり方になった。
ただ・・・なにしろこの福島原発事故は、放射能の問題が何一つ解決していない。その今、果たして映画化
しても良かったのか疑問はある。本当にこの映画のような爽やかさが実感できるのは遠い未来なのかも
しれません。この災害の当事者である日本人には心から映画として楽しめるのか?
そもそも吉田所長の葬式は夏だったのに、翌年のサクラの映像で終わっていいのか?
そんな声が聞こえそうでしたが・・観客席にたった一人の自分は結構面白かったかなと・・ スミマセン。
グルコサミンSさん [映画館(字幕)] 8点(2020-04-12 09:36:02)
5.《ネタバレ》 あの3.11から9回目の3月を迎えたタイミングでの公開。
10年目の方が区切りが良い気もしたが、現在のウィルス災害をふまえると意外にタイムリーだったかもしれない。

あの当時「1F」と呼称されていた「福島第一原発」の内部で、いったいどんなことが起こっていたのか、どんな戦いがあったのか……
知られざるドラマが今回初めて映像化されたことに本作の意義がある。
そしてスクリーンに再現されるあの津波シーンには久しぶりに心が痛んだ。

本作は当事者への丹念な取材を行った原作にほぼ忠実に各シーンが再現されており「真実の物語」とのキャッチフレーズはあながち誇張ではないだろう。
セットの再現力や専門用語から作業員の動きまで、関係者によく取材していることが伝わってくる。
特に緊急時対策室(緊対)でのトイレの様子や、落ち着いた時に口にする備蓄食糧といった何気ないシーンも入れているところも好印象。
また俳優陣も豪華な顔ぶれで見応え十分。

本作では東電と政府、原発内部やその家族に避難民、さらには自衛隊や米軍など様々なドラマが展開されるが、はやり一番の見どころは、電源喪失後の中央制御室で、炉心溶融(メルトダウン)による放射線漏洩という最悪の事態を防ぐために、手動にてベント作業に挑むシーンだろう。
その意味では最後に残ったと言われるfukusima50「以前」のストーリーが実はヤマ場だった本作。タイトルは若干ミスリードだったかもしれない。

ともかく、あれだけの事故で被爆による犠牲者が出なかったことに改めて驚くと共に、あの時2号機の格納容器が破裂しなかった理由も未だに謎であるなど、今回改めて知ったことも多く、観て良かったといえる作品だった。
田吾作さん [映画館(邦画)] 7点(2020-03-23 18:03:46)(良:1票)
4.《ネタバレ》 観ていて涙が止まらなかった。 過剰な演出もあると思うが、やっぱり感動と涙でいっぱいの作品です。 個人的には、火野正平・泉谷しげる・小野了あたりのハゲ男優がいい味を出していると思う。 ダンカンの過剰な福島訛りは、ちょっとウザイ感じだったが、火野正平のボソボソの訛りは上手いわ~。
ミスプロさん [映画館(邦画)] 7点(2020-03-14 17:41:24)
3.《ネタバレ》 武漢コロナウイルスが怖くてだいぶ迷いましたが、意を決して見てまいりました。
予告編の印象では、邦画にありがちなお涙頂戴シーンや過剰な演技がてんこ盛りで、残念な仕上がりを予想しておりましたが、どうしてどうして。次々と起こる危機に息もつかせぬシーンの連続で涙ぐむ暇さえありませんでした(中盤までは)。
やがて多くの社員に退避命令が出て50人が残ることとなり、いよいよ「Fukushima 50」の本番かと思いきや、なぜか皆、お菓子など食べて和みだし、これまでの緊張感溢れるシーンは砂糖菓子のようにグズグズに溶けてそのまま家族再会と桜並木に流れ去ってしまいました。「えっ?これで終わり?あの後も続いた危機は?東京消防庁のハイパーレスキュー隊は?コンクリートポンプ車は?」と私の頭は大混乱。でもこの映画はそんなことなかったかのように、唐突感満点で終わってしまいました。
Fukushima 50って危険な状況でお菓子を食べた人たちのこと?まさかね。
現場の東京電力社員はよく頑張ったとは思うが、少々美化されすぎのように感じる。吉田所長だって、危険と分かっているのに、本店から言われると部下や自衛隊員に屋外作業を命じ、3号機の爆発で多くの負傷者を出してしまった。死者が出なかったのは運が良かっただけだろう。指揮官として大きな重圧に耐えたことは分かるが、吉田さんだったから危機を救えたのか?東電社員50人のおかげで危機が救われたのかというと、クエスチョンマークがたくさん並ぶ、やや後味の悪い映画でありました。
駆けてゆく雲さん [映画館(邦画)] 5点(2020-03-09 16:33:05)
2.公開初日に鑑賞したのはずいぶん久しぶりです。原発事故の事は一般常識レベルで知っていたものの、この映画に関する一切の予備知識なく、観終わってからネットで情報をみました。この手の映画にありがちな「事実と違う」「総理の描き方が極端」「英雄視されている吉田所長がかつて防潮堤の高さを10mを容認していた」「家族を描くのは余計」と、感動に水を差すものばかり。正直言うとそれらは周辺の事だし、映画は完全なノンフィクションではない。ノンフィクションが見たければ、NHKスペシャルかドキュメンタリーを見ればよい。この映画は、予期せぬ混乱を前に、現場で頑張った人がいたことを描いているだけ。愛する土地、愛する家族を守る為に戦うというのはどういう事か。上位者に忖度し、ご機嫌を取る事じゃない。勿論そういう”政治”ができる人が出世をするのが世の常ですが、それでも本当に生きるという事はどういうことか、守るという事はどういう事かを観客に訴えかけてきます。事故からまだ10年に満たない現在、「まだ被災者(被害者)がいるのに時期尚早ではないか」という意見もありました。でもこんなに頑張った人がいたということをどれくらいの人が知っているんだろうか。それを知ってもらう事だけでもこの映画の作られた意味があると思います。勿論、東電や官邸、政府の不手際はありますが、それをことさら声高に非難するというのはこの映画のあるべき姿ではないと思います。また、頑張った人がいたからといって東電の罪が軽くなるものでもない。そこら辺をしっかりと踏まえて、ただ画面に映る”頑張った人たち”に涙するのは決していけないことではないのではないかと思います。
heeさん [映画館(邦画)] 8点(2020-03-08 11:15:30)(良:1票)
別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
123
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 41人
平均点数 5.76点
000.00%
112.44%
224.88%
337.32%
449.76%
5717.07%
649.76%
71536.59%
837.32%
924.88%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 7.00点 Review2人
chart

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS