7.日本公開当時、この宣伝看板を幾度となく目にした幼少の私は、「ライオンの娘」とは、すごい話に違いないと勘違いしていた。この作品で、アイルランド人特有の気性の激しさを納得し、海岸の美しさと荒々しさに目を見張り、そしてジョン・ミルズの演技に圧倒された。 【トバモリー】さん 8点(2003-07-31 17:41:12) |
6.銀座文化のデヴィッド・リーン特集(たってあとは旅情とドクトルジバゴだけだけど)で観ました。70mmじゃなくてすいません。でも感動感動で、その後しばらく生涯最高の映画だ!と人にふれまわっていた記憶があります。けれども観たのはその一度きり。記憶もだいぶ薄らいできてしまいました。が、ロレンスにしてもそうですが、リーンの作品は劇場で観なくてはいけません。で、ひたすらリバイバルを待ち侘びている今日この頃だったりするわけです。 【じゅんのすけ】さん 10点(2003-06-16 23:04:38) |
5.みでじゃさんと同意見。私もリバイバルで見て、圧倒されました。この感動が再現できるはずがないと分かっているので、LDを買わずに我慢し続けてきました。ロレンス並みに高画質のDVDが出れば買ってしまうでしょうが・・・この映画のジョン・ミルズの演技は神業です。 【れお】さん 9点(2003-05-26 01:14:23) |
4.ジョン・ミルズ演じるマイケルが印象に残る。ロージーにとって正の異人が英国少佐とするなら、負の異人が白痴のマイケルといえるのではないだろうか。同じ足をひきずり、村人の中で最初にこの少佐と出会い、ロージーと少佐との浮気のきっかけを作り、最後には少佐の自殺の武器を提供したり・・・。随所に顔を出す神父はさしずめ聖の異人といったところか。またラストでロージーがあれだけ忌み嫌っていたマイケルの頬にキスをするところが意味深。この映画を共同体と異人との関わりといった観点で見ると非常に味わい深く考えさせられる。 【スリム小池】さん 9点(2003-05-02 16:52:13) |
3.観ているあいだ、ロバート・ミッチャムは寝取られ亭主の役か、損な役だなぁ、と思って観ていたが、終ってみるとこれはミッチャムの一心の愛情の映画なのだとわかった。ロバート・ボルトはなんといい本を書くんだろう。モーリス・ジャールの音楽、リーンの演出も素晴らしい。神父役のトレヴァー・ハワードもいい。 【アンドロ氏】さん 9点(2002-12-13 00:06:36) |
2.寒々としたアイルランドの風景の中、敵対するイギリス人将校と、人妻の燃え上がる恋、ただの“不倫ドラマ”ではないというのが、率直な感想です。主人公・ロージー役のサラ・マイルズは、美人ではないけれど、内に秘めた情熱的な役がとても似合っていると思います。逢瀬のシーンの美しさ、有名なリンチシーンの凄惨さは必見です。 【リリー】さん 9点(2002-10-26 18:09:03) (良:1票) |
1.ナチス寄りだと虐待された女性、反対にイギリス寄りだという理由で虐待された女性、そのどちらにおいても、その結果は裸にされ髪を切られる。こう言ったシーンは他の映画でも度々目にするが、今作ではその何倍も痛々しく映った。それにしてもロージー役を演じたサラ・マイルズ、幼妻と言うには少し無理がある年齢に見えたが・・・ 【イマジン】さん 8点(2001-01-27 00:33:56) |