7. 斜陽の邦画界に一石を投じた角川文庫の映画化第一弾。横溝正史の名を世に知らしめた功績は大である。確か「読んでから見るか、見てから読むか」がキャッチコピーだったと記憶しているが、原作は数ある横溝作品の中でもカスの部類に入る(個人的には「本陣殺人事件」がベストかと…)ので、「読まずに見る」が正解(^^)。大野雄二の音楽も(ルパンとかより余程)素晴らしかったが、才人・市川 崑が技巧を凝らしつつもリラックスして悠々と監督しているのが又良かった。二作目以降は何か東宝のお抱え監督みたいで溌剌としていないし、マンネリで技巧に溺れ過ぎ。本作では横溝御大も顔見せ出演しており、まさかシリーズ化されるとは予想もしていなかったみたい。個人的に好きなシーンは坂口良子に(自分が作った)食事の中で何がおいしかったか尋ねられた金田一が「生玉子~」と答えるところ。感心できないのは、戦後の復員兵にしちゃあ、あおい輝彦が「ふくよか過ぎる」点。デ・ニーロを見習え、あおい輝彦!!よって7点が妥当。 【へちょちょ】さん 7点(2002-12-22 22:26:23) |
【本間】さん 7点(2002-11-17 17:31:55) |
5.金田一シリーズは、原作では『獄門島』が一番の傑作だと思うが、映画ではこちらにゆずる。何といっても池から突き出た「助清」の死体は、小学生がプールでギャグのネタにしたほど認知度が高かった。これが成功していなかったら、金田一耕介の名前はもっとマイナーなものになっていただろう(孫も誕生しなかったかも・・・(笑))。 【ひかりごけ】さん 7点(2002-03-24 02:39:56) |
4.灰色の瓦屋根を背景に縦書きと横書きが混在するタイトルバックを見ただけで、邦画の中では突出した作品であることが解りました。そして角川映画の中でも最高傑作じゃないでしょうか。シリーズになっちゃうとどれもモチーフが旧家にまつわる怨念なので、以後はろくに観ていません。今思えば石坂浩二のとぼけた味わいはジョニー・デップみたいな感じでしたね。【ドラえもん】さんの書いているように妙に明るいのは、そのせいもあるのだと思います。パン! ようし、わかった!7点献上。 【sayzin】さん 7点(2001-12-08 21:11:08) |
3.私も金田一シリーズでは,これかな,と思います。佐清の恐ろしさと例の水の中から脚2本。えらく衝撃的でした。 【koshi】さん 7点(2001-11-01 22:16:32) |
2.横溝作品といえば幼少の時それはそれはおっとろし~ホラー映画の代名詞でした。(何回夢に出てきたことかっ!!)あの、おどろおどろしい雰囲気は何度見ても飽きさせません。前半の謎が謎を呼ぶ殺戮に、後半の解決シーン。このシーンで強引にも関わらず納得させてくれます。それにしてもスケキヨくんのインパクトの強さ、勘弁してくれー。 【さかQ】さん 7点(2001-10-16 21:23:17) |
1.随所に日本的怖さを感じる秀逸な作品 最近連発気味の日本ホラーとは一線画してる 【蘭丸】さん 7点(2001-09-20 03:52:19) |