401.なんか分からんがかっこいい。トム・スコットいいね。 【kasumi】さん 7点(2004-09-10 01:00:00) (良:1票) |
【ガッツ】さん 4点(2004-08-25 10:51:09) (良:1票) |
399.トラヴィスがやたら自分と重なる。なんと言うか・・感情というより感性が揺さぶられた。 【ダージン】さん 7点(2004-08-18 03:45:21) (良:1票) |
398.タクシードライバーの冷え冷えとした視線を通してさらけ出されたアメリカの恥部。売春婦やポン引きを「クズ」と言い捨てるペシミスティックな主人公は、しかし端からみれば同様に、ポルノを見て自分を慰めているような孤独な「クズ」でしかない。しかし彼が周囲と決定的に違った点は、彼には「自分は何者でもない」という焦燥感があったことだ。私にはこの「nothing」という焦燥感が痛いほど分かる。そして彼は拳銃に執着する。拳銃を通して、病める社会に反撃し、自己実現していく。髪をモヒカンにしたあの一件で、みごと「男」になったのである。あっぱれ。「セックスの貪欲さ」という点では、ニューヨークも日本も然程変らないと思うが、このような批判的視線を持ち得、それがヒットするだけ、アメリカ人のほうがまだまともなのかもしれない。 【ちか】さん 9点(2004-07-24 18:18:20) (良:1票) |
397.今日みたいなやたら蒸し暑い日に、イチャイチャしてるカップルを見ていると腹が立って仕方がない、そんな身近な怒りみたいなものを代弁しているのかもしれないそんな映画(どんな映画やねん!) 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-07-08 02:44:33) (笑:1票) |
396.最近は「あなたは一人じゃない」とか「僕は一人じゃない」といった言葉が音楽や本やあらゆるものの中に氾濫している。そういう歌の歌詞を作っている人はこの映画をどういう風に見るのだろうか? 孤独に心を蝕まれているトラヴィスは一人じゃないのだろうか? 誰か彼を助けるような人がいるのだろうか? 違う、彼はずっと一人だ。もし現代が舞台ならベッツィも「一人じゃない」とい言う言葉を信じている一人として描かれると思う。でもトラヴィスの不器用な(いささか普通じゃない)行動にあっさりと彼から離れた。タクシー仲間も彼を全く理解はしていないし、大統領候補も他の誰も彼に手を差し伸べたりしていない。トラヴィスは初めから大統領を暗殺しようとか売春宿を襲撃しようとか考えていなかったはず。孤独な彼は自分を自分で絶望から救出しようとしてもがいていた。でも誰も理解はしなかった。現実はそんなものだ。この映画の主人公は社会に特別な人間ではなく、現代にも少なからず存在する。甘い言葉が溢れ返っている今の時代で、そんな言葉の発信者たちはどのようにこの映画を捉えるのだろう? |
395.正直に言う。アイリスの「年増顔負けのテク」が気になって仕方ない。 【ぽめ】さん 7点(2004-06-09 17:54:01) (笑:1票) |
394.《ネタバレ》 この作品が上映された時代に観たとしたら、私はどんな感想を抱いたかが最後まで気になった。時代背景、映画の撮り方等も今とはもちろん違うが、デ・ニーロ、カイテル、フォスターといった現在の大物と呼ばれる俳優たちの若かりし頃を初めて見たわけで。先入観が先立ってしまい、この作品がどうなのかという部分での感想を言葉にしてひねり出すのが難しい気がする。帰還兵を描く映画を何作か観たが、悪夢にうなされたり、肉体に障害を負ったが故に心の傷も深くなっていたり、正気を失っていたり、社会に適応できずに怒りだけを孤独なまま抱えていたり…でも、トラヴィスは不眠症で慢性の頭痛を抱えているが、そこの描写に鑑賞者の哀れみを要求していない。仕事も手に入れ、恋した女性と親しくなりたいという願望を実現させようとする。両親の結婚記念日も覚えており、親思いの子供らしい手紙を書く。だが、心の底に消化できない爆弾を抱えている。それが何なのかを自らが名づけた「ごみため」「ごみたち」の中に発見するのだが、その爆弾を破裂させるために選んだ第一の標的を、トラヴィスは間違っていたのだな、と思った。タクシードライバーの先輩に、トラヴィスが「何かをしたい」と相談した時、その先輩は「俺たちは負け犬だ。のんびりとこうして生きていけばいいんだ」というようなことを言った。それに対し、トラヴィスは、「そんな馬鹿げた話は~」と聞き流した。でも、結果的にトラヴィスの爆弾を破裂させた場所は、第一の標的では無かった。政治も役人も国も、何の関係も無い娼館である。幼い娼婦を助けることで彼の爆弾は意味を持った。彼をヒーローに仕立て上げた。鬼気迫る彼の表情は穏やかな好青年の表情に戻り、またタクシーに乗り込む。トラヴィスが、先輩の助言どおりに、「自分らしくそれなりに生きる」意味を実感したのではないか…ラストのトラヴィスの表情でそう感じた。…こうして書いてみると、この作品を観る人によって、多種多様な意見が生まれる作品なのかもしれないと思う。おもねらない潔い作品として、評価したい。 【日雀】さん 8点(2004-06-01 21:43:47) (良:1票) |
393.《ネタバレ》 社会に対する憤りや、理由はわからないが無情に湧き出るやるせない思い、そして生きていく上での孤独に悩み、それでも自分らしく何かしたいと考え詰めた男の無謀な決断。デニーロの全ての行動に共感してしまうし、変わり行くその姿が最高にカッコよくて憧れてしまった。痺れた。また、映像と音楽も素晴らしいから淡々としたストーリーにも全く飽きることはなかった。これが「すたいりっしゅ」ってヤツですよ。暗殺の結末もイイ。完璧。ベトナム戦争に対する描写が全く無いので、何十年経った今でも理解しやすく、激烈に心に響きました。ずっと自分の胸に飾っておきたい名作です。…ただ、、最後は、死んで欲しかった。それが主人公の望んでいた事だろうし、教訓としても死ぬべきだったと思う。…でもそれだと映画として救いようが無くて何も残らないな~。う~ん。。助けてママン。 【カワサキロック】さん 9点(2004-02-10 23:23:47) (良:1票) |
【k】さん 6点(2004-02-10 14:02:07) (笑:1票) |
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391.《ネタバレ》 けたたましいパーカッションと共に、煙の中から立ち上がるタクシー。 フロントウィンドウに浮かび上がる、とろけるようなネオンサイン。 トラビスは言う「俺にもわからない」。 自分の中に満ちている苛立ちの正体。持て余すエネルギーを向ける先。 ニューヨークの街をタクシーで流しながら、自分と同じ孤独の香りを探し求める。 しかし世界はいつも彼の向こう側に立つ。トラビスはそんな世界を憎悪する。 「イカレてるのは俺じゃない、向こうだ」 銃を手に入れ、体を鍛え直し、完全武装を開始する。 シークレットサービスをからかい、鏡の前で勝利の妄想に酔う。 トラビスの行動は、子供じみたヒロイズムと利己的な正義感を糧に加速する。 少女の救出劇をカモフラージュに、自らの最後を飾る戦場を作り上げた。 血まみれのトラビスは救った少女に目もくれず、自分の顎に銃口を定める。 こめかみに指を突き立て、自らに引導を渡した。 この世界から逃れられないのなら、どうにか上手く付き合っていくしかないのだ。 【337】さん 10点(2004-01-10 00:14:22) (良:1票) |
390.すみません、さっぱりわからんです。面白いわけでもなく、感動があるわけでもなく、淡々と且つ鬱な雰囲気のストーリーが展開されていくだけで、期待してたものとは全然違っていました。しかも、デ・ニーロ演じる主人公の行動原理がさっぱり理解できません。この人いい人?悪い人?あと、あんなことしてもお咎め無しなんですか? |
389.《ネタバレ》 がびーん、と来る作品でした(・・・なんか今日は連続投稿してるから、だんだん文章が、頭悪くなってきた)。トラヴィスの抱いている「正義」の歪み方が、当時の(今もか?)アメリカのゆがみを象徴してるようでとても不気味です。そんな異常なトラヴィスの「正義」が本当に「正義」として受け入れられてしまう異常な社会、という皮肉なラストが余韻を残します。よい~ん(・・・今日は、もう、駄目だ・・・)。 【ぐるぐる】さん 8点(2003-11-14 19:41:05) (笑:1票) |
388.《ネタバレ》 トラヴィスは決して異常ではなく普通の人間である。むしろ真面目で純粋な人間である。戦争中は皆がそうであるように彼もまた、国のために誇りを持って従事していたに違いない。しかし帰ってみると社会は帰還兵を受け入れてはくれなかった。そしてその社会は犯罪と差別がはびこり生かされるだけの退廃とした社会。その象徴がニューヨーク。それでも彼なりにそんな社会に溶け込もうとする。何かしなければと。彼の使命感は病んだ社会と相俟っておかしな方向へずれていく。結果、最悪の事態は回避されるが、今度は病んだ社会によって皮肉にも英雄となる。これでやっと病んだ社会の一員だ。と感じとったのですが、ちょっと違うか?次見たら、また違う感じ方をするのだろう。 【R&A】さん 8点(2003-08-19 18:43:30) (良:1票) |
387.粒が揃った作品を、長年に亘りコンスタントに贈り続けてくれるスコセッシ監督は貴重な存在。今回敢えて10点の作品を一本に絞った結果、この作品に決定した。この作品は低予算映画で、無駄にフィルムを回すことができない為、全篇に於いて画コンテを描いた上で撮影に入ったと監督自身がインタビューで回顧している。その甲斐あって、非常にタイトな仕上がりとなっている。もちろんデニーロの存在があっての成功とは言えども、作曲家の選定等スコセッシのセンスが光っている。 【ももんが】さん 10点(2003-05-30 20:14:17) (良:1票) |
386.僕にとって最高傑作。これほどまでにこの映画に共感し、興奮した映画は無い!モヒカンにもしました。結構いいっすよ、この髪型 【驢馬賭DE弐瑯】さん 10点(2003-05-19 22:05:56) (笑:1票) |
385.暗殺に失敗したトラビスがアパートに逃げ戻り、薬を飲みながら青々としたモヒカン頭を左右に振るところが爆笑モン。首をふるものを見るたびに思い出しては笑っちゃうよ。 【LICIS】さん 9点(2003-03-21 22:04:26) (良:1票) |
384.はっきり言って、頭のおかしい男の映画にしか見えなかった。トラヴィスも今日凶悪犯罪をした奴も何一つ変わらないのではないか。そういう人間に対して、スコセッシが共感の目を向けて撮っているようなところが、とにかく不愉快だ。 【T・O】さん 3点(2003-03-15 10:33:36) (良:1票) |
383.この映画に影響され、J・フォスターの為にレーガン大統領を暗殺しようとした奴がいた。それくらい主人公トラビスの孤独に共感する奴はとことん共感し、同化してしまう映画だ。自分も中学3年生といふ一番多感な頃に観たので、強く影響を受けた。モデルガンを買い漁り、M-65野戦服を着込んで、何度もリバイバルを観に名画座に通った。(さすがにモヒカンにする勇気は無かったが・・笑)オールナイト4本立ての最後に観て、明け方の街を歩くと更に同化できたものだ。(笑)湯気の中をぬぅっと出てくるフロントグリル、ルームミラーに映る狂気を秘めた視線、ぬめりと黒光りする44マグナム、ばね仕掛けの乾いた音で手の中に飛び出すオートマチック、煙を上げて壊れるモノクロテレビ、シンクで燃える花束・・・トラビスの青白く痩せた身体からは、冷たいオーラが立ち上っていた。映画館の売店の女の子をデ・ニーロの恋人が、「窓を見ろ」の客をスコセッシ監督自身が演っている。その後の私の人格形成に多大な悪影響(笑)を及ぼしたので-1点。 【バイクボーイ】さん 9点(2003-03-13 10:59:43) (良:1票) |
382.大人になりきれないトラビスみたいな心を持つ人間は、いつの時代にも存在し続ける。隠れた人間の精神の闇を、理解できるかできないか、また、観たいか観たくないかで、好き嫌いが分かれる映画なのだろう。突きつけられた苦い現実に、目が覚めさせられる。逃避、娯楽ばかりを求めていては、人間の成長は止まってしまうのだ。鋭くて、痛いテーマ! 【きのこ】さん 6点(2003-02-10 17:00:56) (良:1票) |