43.《ネタバレ》 もう70年近く前の映画。2時間を越える作品。しかし今観ても全くだれることなく引き込まれてしまう見事な映画だと思います。今までに見たヒッチコック監督作品でもかなりお気に入りの1本です。居るはずの無いレベッカに次第に心を支配されていくジョーン・フォンティーンの見せる様々な表情が実に魅力的です。同じヒッチコック作品「断崖」でもそうでしたが、確証の無い疑惑や、目に見えないものに心を次第に支配されていく彼女を見ていると、もう放っておけなくなってしまうんですよね。ジュディス・アンダーソンの醸し出す不気味さ、ローレンス・オリヴィエの本心が分からない精神的な不安定さなど、本作の魅力はマンダレーの全ての人々の心を支配しているかのような、マンダレーに居るはずの無いレベッカの圧倒的存在感と、「R」のイニシャルなど、その見せ方の巧みさに尽きるのではないでしょうか。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-01-20 23:40:08) |
42.改めてこの映画は本当に素晴らしいと思える。圧倒的なストーリーテリングの上手さ、役者の魅力で一気にみせられます。余り触れられてませんが、ヴァン・ホッパー夫人役のフローレンス・ベイツが名演!! 彼女のお陰ですんなりとストーリーに入ることができました。 【j-hitch】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2009-01-17 14:33:31) |
41.かなり面白かったです。オチの前のどんでん返し(とまではいかないか)にはハッとさせられました。彼は完全にレベッカに敗北したってことですね。レベッカは彼のことを愛していたのではないかと憶測されます。 【色鉛筆】さん [地上波(字幕)] 8点(2009-01-16 23:54:48) |
40.《ネタバレ》 話も演出もどこかイギリス時代とは違い、少し新鮮味があったが、やはりヒッチコックは合わないみたい。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-01-05 12:39:16) |
39.この作品を酷評するのは気がひけます。 それだけヒッチコックの代表作の一つとして名高い本作。 さて、とにかく肌に合わなかったです。 最初から最後までイライラしっぱなし。 元々、ミステリー色全開の作品が苦手というのが根本にあるのですが、どうも観ているものを翻弄させようとする二転三転する展開が肌に合わなかったんです。 個人的には、ヒッチコック作品の緊迫感やユーモア感が好きみたいです。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 2点(2008-04-04 00:44:34) |
38.《ネタバレ》 最後の炎上のシーンは三島由紀夫の金閣寺を彷彿とさせる。見えないものに対する恐怖に最後まで翻弄された。 【PINGU】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-27 20:04:19) |
37.《ネタバレ》 ヒッチコックらしい悪ふざけやユーモア、あるいはスリルにサスペンスといった要素は少ないけれど、何といっても「美しさ」がこの作品の最大の魅力。しかもすごく耽美的です。この作品の美しさの核をなしているのは、他ならぬ「レベッカ」という一人の女性の美しさなのだけれど、その姿は決してカメラには映し出されない。それは、ダンバース夫人という侍女の心の中にしか存在しない。つまり、不可視性こそが、この作品の美をかぎりなく耽美的なものにしています。見えてしまう美ではなく、見えない美ほど限り無いものはない。同時にヒッチコックは、美しさというものが恐怖や怨念の感情ときわめて親和性の強いものであることを雄弁に物語っています。大きくゆらめくカーテンの映像は、まさにレベッカの美しさを象徴するものであり、ダンバース夫人が愛しつづけた彼女の美しさの幻想であるように見える。その異常な「美」への執着にウットリとしてしまいます。 【まいか】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-12-23 17:58:01) |
36.《ネタバレ》 音や派手な演出で驚かすことなく、じわじわと恐怖感を引き出していく様はさすがでした。レベッカの姿が一度も出てこず、しかしながらその怨霊がダンバースに乗り移ったようだったのが一番印象的でした。 【まいった】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-09-26 02:59:38) |
35.なんでこれがオスカーなの?ヒッチコックの中では駄作だよ。 【みんな嫌い】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2007-09-04 05:51:05) |
34.アカデミー作品賞受賞で、ヒッチコック作品としては、はずすことのできない作品だが、長いこと見逃していた。この度めでたく鑑賞。賞は制作のセルズニックに与えられた感じかな。ヒッチコックの色合いが薄い作風に思った。ちなみに同年の監督賞はジョン・フォードが「怒りの葡萄」でさらっていった。点数はこのくらいで。 【ジャッカルの目】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-03-10 07:56:58) |
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33.内容を知らずに見たのですが、期待した分だめでした。昔の作品だと言うことを考慮に入れても、いまいちでした。公開当時に見たら違うのかも知れないけど・・・。ネタが見えすぎてしまって入れませんでした。ヒッチコックはコメディ以外は相性が悪いです。 【omut】さん [映画館(字幕)] 4点(2006-08-22 22:33:07) |
32.ヒッチコックのハリウッド第一弾はセルズニックとの戦いに敗れ原作重視の脚本に変更。この映画の成功はセルズニックによるところが大きかったかもしれないが、それでもヒッチの演出効果無しには一度も登場しないレベッカをあれほど印象付けることは出来なかっただろう。妻を亡くした富豪との「謎」を残しながらの恋が描かれ、美しいジョーン・フォンテインがいじめぬかれ壊れてゆく「サイコサスペンス」とレベッカの影が常に意識される演出による「ホラー」の間をゆらゆらしながらメロドラマにもってゆく。死の真相は唐突に暴かれるがそのシーンではすでにメロドラマの様相をしているので素直に受け入れられる。ヒッチの撮りたかった「レベッカ」も観てみたいがこれはこれで素晴らしい。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-04 19:21:58) |
31.女のドロドロした権力争い、しかも死人と争わすなんて、この昔にこんなクサーイ話を取ってしまうヒッチコックに乾杯です。さすがサスペンス・ミステリーの神様。現代サスペンスドラマの基本は全てここにあり。しかしこの作品でのジョーン・フォンテーンの美しさときたらグレース・ケリーやヴィヴィアン・リーも寄せ付けません。ある意味ローマの休日のオードリー・ヘプバーンに匹敵するスクリーン史上に残る美しさです。 【Arufu】さん [インターネット(字幕)] 7点(2006-05-15 00:47:38) |
30.初見は中学生でした。まっさきに思い出すのは無表情なダンバース婦人ですね、やはり。レベッカの本心、真意はわからなかったけれど死の謎がわかった時はなんだかほっとした。本心、真意が最後までわまらないままというのがこの物語の魅力となるのでしょうかね。精神的に追い詰められていくというのは傍から観ていても痛々しいく、もどかしい。レベッカとダンバース婦人の女の執着、執念はもっと痛いけど。 【envy】さん [地上波(吹替)] 9点(2005-12-23 21:58:25) |
29.映画なのに小説を読んでるかのような気分になった。流石ヒッチコック!! 【ゆきむら】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-23 21:29:50) |
28.ヒッチ先生+セルズニック=メロドラおばさんは当然ノックアウトです(笑)。 本作では、観る側の頭の中で’レベッカ’を常に演技させていること!ここがすばらしねぇ。終盤の詰めに及んでは、主役のカップルよりもこの’レベッカ’さんとダンヴァース夫人の心情へ傾いてしまってる自分にも気づいて呆然としたように思います。モノクロ時代の作品ってやっぱり力強いわ(こんな国と戦争したのね、トホホ)。/まぁしかしこの時代の役者はやっぱり’顔’やでなぁ(笑)。英国紳士オリヴィエ氏は美しいうえにまぁなんと悩ましいことよ(ヴィヴィアン・リーもそりゃ惚れる)。また自分が子どもの頃、洋画に出る正統派美人女優と言えばこの人ジョーン・フォンテーンでした(メラニー役は姉ちゃんに獲られたが私はジョーンの方が好きでした。)。私が選ぶ女もんスーツBEST3が本作の、えーと、ふあっしょん音痴で名前がわからないのですが、エンドウ豆のサヤみたいな形した襟のスーツで。薄桃色であってほしいがたぶん違う(笑)。これ着てる時、女にとってとても嬉しい求婚(←あんな所からされて?ハイ。)をされるわけですが、結婚後~夫と心をやっと通わせるまでの長い間、背をかがめて怯える彼女が着るものはどれも似合わないものばかりになっております、衣装さんにも+1点でおます!。 【かーすけ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-12-03 00:48:15) (良:1票) |
27.《ネタバレ》 それほど、驚く展開って感じではなかった。映像に出てこないレベッカを、映像に出てこないからこそ、効果的に仕立てるやり方は、上手いなと、思った。ジョーン・フォンテインが綺麗だった。 【美姫】さん [インターネット(字幕)] 6点(2005-11-04 21:28:37) |
26.”市民ケーン”を先に見ていたのが痛かった!ラストシーンはもっと面食らえたはずなのに、、、 全体的にはヒッチ・コックらしからぬ作品だなという印象です。 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-29 19:40:28) |
25.ヒッチコック映画を語る上で絶対に外すことの出来ない映画の一つとしていつまでも記憶に残る傑作がこの作品です。とにかく一度も登場しないレベッカの存在に果たしていつ出てくるんだろう?ハラハラドキドキしっぱなしのまま最後まで見せるあたり、さすがはヒッチコック!そこらの二流の他の監督とは全然違います。一度も合ったことのないレベッカに翻弄される女性を演じた女優、ジュディス・アンダーソンの素晴らしい演技ともう一人、世間知らずの若い娘を演じた女優、ジョーン・フォンティンの美しさも観る者の心にいつまでも残ります。映像と物語の二つを自由自在に操るヒッチコック監督の真髄ここにありといった傑作です。 【青観】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-09-08 20:56:41) |
24.ストレートではない。観客の期待を(良い意味で)裏切る為の曲がりくねった迂回路がラストにいくつも用意されている上それが何とも自然。唖然としてしまう程のスムーズさに脱帽です。極上の形容詞だけで飾られるレベッカへの畏怖……後、知らされる真実の彼女。闇に浮かんでは消えてゆくダンヴァース夫人の怖~い顔。それでも何よりこのサスペンスが引き立つのは観始めの2人のあまりにも幸せそうな姿が目に焼き付いているからなんじゃないかな。良い映画でした♪しかーーし!!!それだけでは終わらない…何故なら私はこれを英語の授業で数回に分けて見ました。つーまーり!試験になるのです。先生は外国人。“Essay test:only about「Rebecca」”て…も、もう1度観なくては★★☆ 【SAEKO】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-07-07 23:31:05) |