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インターステラー

[インターステラー]
Interstellar
2014年上映時間:169分
平均点:7.67 / 10(Review 186人) (点数分布表示)
公開開始日(2014-11-22)
ドラマSFアドベンチャーミステリー
新規登録(2014-09-23)【ぴのづか】さん
タイトル情報更新(2023-06-15)【イニシャルK】さん
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監督クリストファー・ノーラン
キャストマシュー・マコノヒー(男優)ジョセフ・クーパー
アン・ハサウェイ(女優)アメリア・ブランド
ジェシカ・チャステイン(女優)マーフィー・クーパー(マーフ)
マッケンジー・フォイ(女優)マーフ(幼少期)
エレン・バースティン(女優)マーフ(老年期)
マイケル・ケイン(男優)ジョン・ブランド教授
ケイシー・アフレック(男優)トム・クーパー
ティモシー・シャラメ(男優)トム(幼少期)
ウェス・ベントレー(男優)ドイル博士
トファー・グレイス(男優)ゲティ医師
ジョン・リスゴー(男優)義父ドナルド・クーパー
ウィリアム・ディヴェイン(男優)ウィリアムズ
リーア・ケアンズ(女優)ロイス
デヴィッド・オイェロウォ(男優)校長
マット・デイモン(男優)マン博士
コレット・ウォルフ(女優)ハンリー先生
ビル・アーウィン〔男優・1950年生〕TARS
ジョシュ・スチュワートCASE
小原雅人ジョセフ・クーパー(日本語吹き替え版)
岡寛恵マーフ(日本語吹き替え版)
有本欽隆ブランド教授(日本語吹き替え版)
園崎未恵アメリア・ブランド(日本語吹き替え版)
土田大マン博士(日本語吹き替え版)
小松史法ドイル(日本語吹き替え版)
加瀬康之トム(日本語吹き替え版)
福田信昭義父ドナルド(日本語吹き替え版)
沢田敏子マーフ(老年期)(日本語吹き替え版)
諸星すみれマーフ(幼少期)(日本語吹き替え版)
上村祐翔トム(幼少期)(日本語吹き替え版)
竹口安芸子老女3(日本語吹き替え版)
藤本譲老人3(日本語吹き替え版)
小島敏彦NASA科学者(日本語吹き替え版)
水内清光校長(日本語吹き替え版)
白石充医者(日本語吹き替え版)
多田野曜平TARS(日本語吹き替え版)
脚本ジョナサン・ノーラン
クリストファー・ノーラン
音楽ハンス・ジマー
撮影ホイテ・ヴァン・ホイテマ
製作エマ・トーマス
クリストファー・ノーラン
リンダ・オブスト
製作総指揮トーマス・タル
制作東北新社(日本語版制作)
配給ワーナー・ブラザース
特撮ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
美術ネイサン・クロウリー(プロダクション・デザイン)
衣装メアリー・ゾフレス
編集リー・スミス〔編集〕
録音リチャード・キング[録音]
グレッグ・ランデイカー
日本語翻訳アンゼたかし
あらすじ
主人公の男はもとパイロット兼エンジニア。今は地球規模での食料不足のため農家を営んでいる。若くして妻に先立たれ息子と娘を義父と一緒に育てている。科学知識豊富な男は子供たちにも科学的思考ができるように教育していたが、最近娘が自分の部屋に幽霊がでると言い辟易していた。
ネタバレは禁止していませんので
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【クチコミ・感想】

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146.《ネタバレ》 感銘を受けた。
5次元に住む、幽霊のような「彼ら」は、実は自分であったという帰結は、高度な生命観、宇宙観を感じる。
ワームホールまで使って宇宙のかなたに行くという、とてつもない「インターステラー」な旅をしながら、結局自分という存在の奥底に計り知れないものを見出すという「インナー」な旅をも成し遂げ、もって生命の偉大さをたたえているようにも理解できる。
長い映画であるにもかかわらず、世界観がしっかりしており、飽きさせない。
チェブ大王さん [DVD(吹替)] 9点(2019-05-29 15:13:29)
145.《ネタバレ》 予備知識なしで鑑賞。(ジャンルすらも確認せず、評判がいいということのみの事前確認)

率直によくできた映画だったなあ、と。

お話に関してはゴリゴリのSF(厳密にいうと違うかも・・・)ですが、文系の私でも物語を最低限楽しむための概要なら理解できたと思うし、
程よい緊迫感が作品を通して保たれていたので、ほとんどダレなかったのも良かった。

ラストも、思いのほか前向きなもので、比較的スッキリとした後味。

169分という長さと、終盤の展開が少々強引だったことを除けば、
文句はありません。

さすがはクリストファー・ノーラン!
2年で12キロさん [インターネット(字幕)] 8点(2019-05-03 23:28:43)
144.《ネタバレ》 何とスケールの大きな話でしょうか。
理論が色々出てきますが、全く分かりません(笑)
重力が全てのカギ。時間も場所も超越する。
4次元、5次元となるともうさっぱりわからないですね。
最後、主人公が気が付いたらコロニーの中で、ギリギリ助けられてて娘と再会って、、、
強引すぎる(笑)

それでもまぁ、ダレることなく最後まで楽しく鑑賞できました。
劇場で見たら綺麗だったんだろうなぁ、、、、
あきちゃさん [DVD(吹替)] 7点(2019-03-05 13:26:33)
143.《ネタバレ》 公開時に劇場で見よう見ようと思っていたが、結局見逃した一作。
正直IMAX画面でブラックホールや氷の惑星の美しさを体感したかったと後悔せずにはいられなかった。

宇宙に旅立つまでの描写が長く、説明的で、ここがこの映画の弱いポイントだと個人的には思った。
伏線を張るために仕方ないのかもしれないが、もうちょっと序盤にメリハリのある展開が欲しいと思った。

宇宙空間に突入してからは、ノーラン作品お決まりのノンリニアストーリー(時系列通りに進まない、直線的でない物語)、カットバック盛りだくさんの演出、重厚華麗なヴィジュアルでごり押しする展開に、否が応でも引き込まれた。

文系人間の私には、登場する理論がさっぱりわからなかったが、とりあえずあの開き直ったかのような五次元空間の表現の仕方については、感動というか自然と笑いが零れてしまった。”現代の科学では検証不能、だから俺の好きなように演出するぜ!これがおれのかんがえた五次元空間じゃい!!”というノーランの叫びが聞こえてきた気がした。あの表現や展開について唖然とする方も多いと聞くが、個人的には苦笑いしつつ、まあ検証不能だからそういう可能性もあるかもしれないと思えた次第である。

何にせよ、鑑賞後は宇宙の広大さや深遠さに思いを馳せるいい機会になった。宇宙の未知の領域に対する希望、関心、それから少なくない恐れ。
技術が発展した現代で、その技術で人は宇宙に向かうのでなく、パソコンの画面や携帯の画面にくぎ付けになっている。そうした状況への反発と、もう一度宇宙に対して関心や希望を持ってみないか、というのが本作の隠れたテーマでもある。本作は冷静知的なノーラン監督らしからぬ、熱いメッセージが込められた映画なのだ。
nakashiさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-02-10 15:05:35)
142.《ネタバレ》 ジャケ写で宇宙服を着て歩いているのはアン・ハサウェイだとばかり勝手に思っていたのですが、マシュー・マコノヒーだと気づいてやや驚き。しかし作品を見ているうちに納得。誰がどう見ても彼こそが主役ですから。
それはともかく、評価が高いのも納得。宇宙の映像はきれいで迫力があるし、科学技術の粋を集めた「愛」の物語というのもいい。ただし、マシュー・マコノヒーがあまりにヒューマンすぎて興ざめでもあります。それに、宇宙の果てまで旅していながら、行き着いた先が自宅の娘の部屋の書棚の裏側というのは、あまりにピンポイントで都合が良すぎる気が…。四次元だの五次元だのでもっともらしい説明はつくのかもしれませんが、三次元が精一杯の当方の脳みそではついて行けず。
とはいえ、ジェシカ・チャスティンの「ユリイカ!」のシーンと、ラストのワンシーン(表情)はグッと来ました。がんばったマシュー・マコノヒーには申し訳ないが、やっぱりジャケ写はアン・ハサウェイでも良かったんじゃないかという気がします。
眉山さん [インターネット(字幕)] 8点(2019-01-15 01:39:53)
141.《ネタバレ》 この映画は公開当時、飛行機で酒を飲みなが見て、宇宙に飛び立つあたりから寝てしまい、目覚めた時には最後の新しい居住地のシーンだったという、
まさにインターステラー状態の思い出しかない作品でした。
しかし、今回Huluにアップされていてようやく、その時空移動間の内容まで見ることができ、今更ながら劇場で観ればよかったと後悔しました。
素晴らしい出来の作品で、近年のSF映画の中では最高傑作と言って良い映画ではないでしょうか。
たしかに、最後あれで助かっちゃうんだ?的な感じはありましたが、そのおかげで浦島太郎的な面白さも、
そして、また助けに行くという希望のあるハッピーエンドで終わるので、それもアリかと。
ただ、人間ドラマとしては物足りないので、その辺を期待したらつまらないと感じるかもしれませんね。
シネマファン55号さん [インターネット(吹替)] 9点(2019-01-08 14:51:14)
140.感動した。

感動した。

序盤はそこを描くかね。
描かないとこの感動はなかった。

思えば、次元を超越した概念はお化けなのかもしれない。
お化けはそこにいる、きっと帰ると信じてた。
そんなセリフは大人になったからだろ、ちょっとご都合主義かもしれないが、

破った約束を守りに帰ってくる、
そんな描写をした映画はあまりないのでは?
元祖さん [インターネット(字幕)] 10点(2019-01-01 22:53:15)
139.《ネタバレ》 SF大作。でも、あまりワクワクしなかった。画的に優れていたが、心に響かなかった。話は、ブースカじゃないか
にけさん [映画館(字幕)] 7点(2018-12-31 14:45:25)
138.壮大な設定の上で繰り広げられるSF映画
映像表現には鳥肌が立つほどの出来だった
Renさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2018-11-29 14:18:49)
137.《ネタバレ》 個人的に最高のSF映画。
3時間弱あるが、脚本・編集が秀逸で、無駄なく描かれていて見始めると長いと感じる事なく見てしまう。
地球に似た惑星探しのためビジュアル的な目新しさはあまり無いけれど、雲が凍った惑星、巨大な波が周期的に訪れる水の惑星、1時間が7年に相当する時間のゆがみ、ロボットデザインなど、より現実的な描写がリアリティを高め、フィクション的なSFと一線を画している。
破損した船とドッキングするシーンはハンスジマーの曲と相まって何度見ても鳥肌立つし、クライマックスあたりの俺の正直度は90 %だ、のシーンで毎回泣いてしまう。
娘と再開し、アメリアに会いに行く所まできっちり描かれているとこは、ともすれば蛇足的な感じもするが、中途半端にして変な想像に任せるよりは、脚本家監督が語りたいメッセージが込められていて潔い。
どんなに優れた技術や考え方があっても、そこに人としての愛が介在しなければ、エゴにしかあらず。
名作。
Luckyoさん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2018-07-14 00:04:20)
136.《ネタバレ》 ハードSFながら愛がテーマの映画でもあり、人間ドラマのほうも素晴らしい仕上がりです。ロボットも出来が良く、まさかステンレスのブロック塀から哀愁が伝わってくるとは意外でした。当然ながらSF表現のほうも大変素晴らしくて、1時間で7年が過ぎてしまう水の惑星で大波に飲まれるシーン、氷の惑星の荒涼とした世界観、雲が崩れ落ちる描写も素晴らしいものです。もちろんガルガンチュアやワームホールも息を呑む美しさで、映画的でダイナミックな映像のオンパレードです。(ぜひ大画面で!)

特異点で止まって動けなくなるのはある意味リアルで怖い描写ですが、なぜブラックホール内部が5次元(テッセラクト)で時間旅行が可能なのかの説明はいまいちピンときません。そしてなぜテッセラクトが閉じられて主人公が宇宙へ放出されたのかも全く理解できませんでした。私なりに考えるならば、アン・ハサウェイの台詞にあったように「愛には人類の理解を超えた普遍的な力があると信じたい」=特異点で最も愛する子供へ繋がった、と解釈するのがストーリー上は自然なのかもしれません。

ノーラン映画にはいつも大穴が存在し、今回もかなり強引な流れといえます。その大穴を華麗にスルーできるかどうかが楽しめるか否かの分かれ道になると思います。私は大穴があっても10点評価にしたい。ただ、インセプションのほうがよりドラマチックだったという意味では、あちらのほうがより良かったように思いますが、まあ、ほとんど僅差です。ちなみに字幕と吹き替えを比べましたがやはり吹き替えのほうが判りやすいので、理解が浅い方は吹き替えで挑戦してみてください!近年稀にみるSF映画の傑作です!
アラジン2014さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2018-06-25 22:16:13)(良:3票)
135.親子の絆、自己の葛藤、人間の未来、宇宙の果て、あらゆる極限が見事に描かれている。スケールの大きなストーリーに、現実的な理論、人間性がバランスよく配置されていてリアルに映像化されている。序盤に散りばめられた伏線の回収もきっちりで完璧な映画。
Keytusさん [DVD(吹替)] 10点(2018-06-17 09:10:20)
134.《ネタバレ》 とにかく長い…そして重い。でもSFとして重厚感がある。
ゆっきーさん [DVD(字幕)] 6点(2018-05-04 17:11:31)
133.考証もしっかりしている壮大なSFで、堅い話になりがちなところを上手に親子関係や恋愛関係と言った信頼や愛情と行った要素を入れてまとめている。宇宙物理学の用語は半分も理解出来たとは言えないが、十分ストーリーにはついて行くことが出来たのは脚本の素晴らしさか。マーフの部屋の本棚に起こる怪異の正体が分かったときは感動した。また過去を変えるためでなく未来を変えるためと言う言葉も印象に残った。好み40/50、演出11/15、脚本13/15、演技5/10、技術10/10、合計79/100→8/10点
chachaboneさん [DVD(字幕)] 8点(2018-02-18 10:55:44)
132.《ネタバレ》 世界が食糧難になって軍すらなくなって10年もたつ未来の話。人類の新しい移住先を見つけるという話。結局は移住先を見つけるのではなく、重力理論のデータを得る旅になった。

 コンピュータロボットの形状が面白い。二本足で動くところは嘘くさいが、4本足形態で歩かれると合理的な形に見えてくる。『2010年』のチャンドラ博士は投棄されるHALに説得しなければならなかったのに、このロボットは実に聞き分けが良くて感心する。

 しかし、ブラックホールに落ちて以降の展開には疑問が残る。モノの本などではブラックホールの先はホワイトホールだとかワームホールだとか言うけれど、自分はブラックホールに落ちたら恐ろしく重い(そして多分硬い)何かに「ゴチン」とぶつかって(そして多分潰れて)オシマイとなると思っていた。今回の描写を見て昔のディズニーSF映画『ブラックホール』を思い出し、ちょっと萎えた。
Tolbieさん [DVD(字幕)] 7点(2018-01-27 18:09:36)
131.《ネタバレ》 もともとこの手の「なんちゃってリアル的SF」は好物。『ゼログラビティ』や『オデッセイ』など、それなりに理屈っぽい設定とそのわりには大ざっぱなエンタメ部分のバランスが魅力的だった良作群から見ると、今作はどっち方向からもやり過ぎた感がある。序盤はけっこう理屈で押してくるのに、ブラックホール以降はぶっ飛んでしまって、そもそもの設定は何だったんだろうと思ってしまう。長尺ではあっても退屈はしなかったけれど、マン博士の件や兄妹間の微妙な関係などは物語を冗長にしちゃった感じはするし、個人的にはラストのクーパーの「帰還」後のエピソードは完全に蛇足感があった。そもそも父娘の「再会」は必要だったか? 自分としては、時計のモールス信号だけで十分に「再会」は果たされていて、けっこう感動してたのに・・・。救出の経緯もよくわからないし、アメリアのその後の描き方だったら他のやり方もあっただろう。あそこで、ちょっと冷めてしまったというか物語から突き放されて、エンドロールを迎えてしまった感じ。総じて、娯楽系の正統派なSFとしてしっかり楽しめたけれど、あとでいろいろ考えると、うーむと言わざるをえない。それもひっくるめて、ノーラン監督らしい映画ということはできるかもしれません。
ころりさんさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-12-15 15:43:37)(良:1票)
130.題材も興味深いし、難解でありながら非常に面白い映画なんですがね。
なぜかマーフがあまり好きになれなかったのが残念。
TAKIさん [DVD(字幕)] 7点(2017-11-12 15:37:43)
129.《ネタバレ》 最近のSFに比べると、かなり内容は濃くて良いのですが、ちょっと長いのと、最後が無理やり感が強過ぎて。相対性理論はちゃんと分かってないですが、分かっていても、これは全く関係無いような気もします。マン博士の豹変も、兄の暴力も要らなかった。あれで長くなったし。宇宙船から放り出されて、体一つでワームホールか宇宙の果てのような所に行った時点で、一気に緊張感が無くなり、そして本棚が出て来た時は…
♯34さん [DVD(吹替)] 5点(2017-10-30 02:08:36)
128.《ネタバレ》 冒頭で語られる植物の疫病のため人類窒息というプロット。なのに重要な酸素供給源であるはずの海藻類がどうなっているのか全く語られないのでこれは怪しいと思ったら、案の定ハードSF風味のトンデモ映画でした。アポロ計画風の原始的な打ち上げのブースターと、未知の惑星を縦横に飛び回るスタートレック並の高性能探査機が同居する世界観が、図らずもその科学考証のいい加減さを視覚化してしまっている。相対性理論と不確定性原理の統合とか特異点とかそれらしい科学用語が沢山出てくるが、ただの雰囲気とご都合主義に利用されるだけで、それらがどういう理屈でどう話に絡んでいるのか観客にきちんと理解させる気はないように見えるし実際よくわからない。パーみたいな単なる悪人が出てきたり陰謀論が語られたり自己犠牲によるお涙頂戴と、重苦しい文学性のありそうな雰囲気もSF的プロット同様のお安さに溢れている。更にとってつけたようなサスペンスもテキトー。ブラックホールに落ち込むというえらい難儀な事態のはずなのに何が起こったか不明のままハッピーエンド方向に収束。ここらへんディズニーのバカSF「ブラックホール」と一緒。そういえば子分のロボットもビンセントみたいだ。ぶっ壊れたのが出てくるし。一事が万事この調子のラフさで、誠実さに於いて同じマコノヒー氏出演の傑作ハードSF「コンタクト」の足元にも及ばない。「ソラリス」に影響を受けたとか監督が言ってるらしいが笑わせるにも程がある。
皮マンさん [ブルーレイ(字幕)] 2点(2017-10-29 21:22:35)(良:1票)
127.《ネタバレ》 大作!という作品だった。映像はよく出来てるし話も面白い、
特にダレがちな中盤で地球民移住プランは最初から嘘だった(=今地球にいる人は全員死ぬ)
という事実を突きつけられた場面での引き込む力はとても強い。
また、ハードSFでは希薄になりがちな「愛」を物語に絡めようとした点も評価できるが
やや無理やりというかこじつけ感はあった。
なぜ「本を動かす」「秒針を動かす」程度の作用しかできないのか?

キャラクターでは、主人公は特にミスや落ち度は少なく好感が持てる仕上がりになっている。
こういう作品では身内の内ゲバではなく、みんな有能だが過酷な状況という物語の方が絶対おもしろい。
ヒロインは最終的に正しい選択をしているのだがそれは結果論で、
あまりいいところ、魅力的な場面がなかったように感じる。
宇宙飛行士は最終的に主人公以外全滅させてもよかったのではないだろうか。
モノリスのような外面にユニークな会話術を持つ人工知能のTARSがやたらと人間臭くいい味を出している。

2時間40分という長さを飽きさせずに見せきったのは素晴らしいが、
全く縮める部分がないかというと、もう少し配慮の余地があったと思う。
例えば、息子の存在があまりうまく機能していない気がする。
娘を唯一の肉親とした(父親は娘の保護者としていてもいいが)方が
お互いのかけがえのなさ、大切さが描けるし尺も縮められる気がした。

総評として、間違いなくよくできているのだが、愛をテーマに据えた結果やや散漫な構成になった感がある。
細かい説明は片っ端から除外して緊迫感と高級感を保ち続けた「2001年宇宙の旅」に一歩劣る印象。
Donatelloさん [DVD(字幕)] 8点(2017-07-20 17:29:08)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 186人
平均点数 7.67点
000.00%
100.00%
210.54%
342.15%
452.69%
573.76%
62815.05%
73016.13%
84725.27%
93719.89%
102714.52%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.61点 Review13人
2 ストーリー評価 7.70点 Review24人
3 鑑賞後の後味 8.40点 Review22人
4 音楽評価 7.81点 Review16人
5 感泣評価 7.18点 Review16人
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【アカデミー賞 情報】

2014年 87回
作曲賞(ドラマ)ハンス・ジマー候補(ノミネート) 
視覚効果賞 受賞 
音響効果賞リチャード・キング[録音]候補(ノミネート) 
音響賞グレッグ・ランデイカー候補(ノミネート) 
美術賞ネイサン・クロウリー候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2014年 72回
作曲賞ハンス・ジマー候補(ノミネート) 

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