1.コンビニで買うおにぎりの袋の開け方を年配者に説明する場合
普通は袋のタグを下ろすのだがジョン・マクレーンと言うキャラは
背部からむしり取る様に開けてしまうのではないか。
要は説明なんか何も必要なく知恵と勇気を振り絞り
己の体力を頼みに自らの運命を切り開くタイプだ。
この作品のデジタルに対するアナログの構図として
御齢52歳に達したB・ウィリスはまさにうってつけの役者だ。
つまり歴代の作品の中でキャラの成長を見事に踏襲し
娯楽作品として巧く昇華させている。
しかしまぁB・ウィリス、老体に鞭打ちながら良く頑張った。
本人のインタビューからも窺い知れるが、
やはり今回の撮影は相当ハードで生傷が絶えなかった様だがその甲斐もあり
極限状況からの生を勝ち取る伝統の姿は本作品でも充分表現されていた。
これもやはり娯楽作品の王道とも言うべき
勧善懲悪という枠を外す事なく上手く継承されているからだと思う。
B・ウィリスの脇を固める役者陣も中々個性的なキャラが揃っていて
良い味を出しているし主人公を潰す事なく巧く挽き立てている。
また邦題の4.0という付け方も見事に
作品の内容を連想させるキーワードでニヤリ♪とさせられる。
・・という訳で大作の続編という名に恥じない見事な
娯楽アクション作品として没個性的で月並みな点数ではあるが7点献上。