30.好きな感じの映画。心のどこか片隅にある感情。孤独・皮肉・悲劇・利己の筋だった部分。その醜さと美しさ。 どこかに哀愁があって、どこかにある優しい気持。 言葉では上手く表現出来ない愛というものが、とても表現出来ている作品だと感じました。 【風太郎】さん 8点(2004-05-19 17:17:47) |
29.話の内容は斬新でよかったです。次の展開が全く予想できないので、飽きはしません。でも、面白かったというわけでもないかな…というか、全く泣けなかったのは私の恋愛経験が少ないからでしょうか… 余談ですがサイレント映画のシーンで出てくる女性器、あれは明らかに手芸作品にしか見えませんでした。。ごめんなさい。 【kokayu】さん 6点(2004-05-14 22:46:13) |
28.重い、重く切ない色々な愛の形が見えます。とても精神的な映画。 【Andy17】さん 8点(2004-05-06 13:14:30) |
27.できれば蘇った女性と男が会話を交わす場面が欲しかったな。 そのとき男は現実の厳しさを知るやろうね。 男は一生あの女性が植物人間であれば良かったと思うかもしれない。 そのほうが男にとって好都合だし。 夢の中にいたのは植物人間の彼女のほうではなくて、男のほうだった。 愛はそんなに簡単じゃない。 しかし人を愛したことがない人間の哀しさは伝わってきた。 【花守湖】さん 7点(2004-04-24 23:20:30) |
26.すごく難しいがすごく面白い。法律的にも倫理的にも社会的にも非である事は間違いないんでしょう。私の中でも是か非かでいえば99%非なんですが、この1%の是が重いなあ。植物で過ごすべきか、人間に戻すべきか、もし方法が一つしか無いのであれば是と認めざるを得ないかもしれない。 【亜流派 十五郎】さん 8点(2004-04-24 19:44:33) |
25.ストーリーはともかくありきたりな雰囲気で退屈だったなあ。特に前半はもう・・疲れた・・。まあストーリーは悪くないけど。ということでまあこんなもんでいんじゃねえかなあと思ったり思わなかったり・・ まあ好き嫌いで言えば好きじゃない映画だ 【ばかぽん】さん 5点(2004-04-24 15:48:48) |
24.《ネタバレ》 ベニグノの究極の愛は哀しい結末を迎えるが、彼の行動は子供の母親の抱擁への渇望のように無垢なものであったと思う。リビドーに駆られた性行為ではなく、”中に入りたい”と本能的に思ったのだろう。一方的な愛というものは無いというか、むしろ見返りを求めてこそ愛なのだろうか。最後の、男と女が何組か踊りながら出て来る舞台のシーンが忘れられない。結局男には女が必要だし、同じように女も男を求める、というような。 |
23.何とも、哀愁漂う作品だった。ベニグノの行動は私には理解しがたいものでしたが、性別や生死を超えた愛情の裏には、人間の孤独があった。 |
22.ストーカーを礼賛するわけではないですが、私には、とてもかっこよくて素敵な映画でした。これだけ嫌悪感を催しそうな哀しくて強烈なテーマを、これだけ静かにきれいで感動的に描けるという、作り手の人間や映画への愛情(というと陳腐ですが)がすごいと思いました。映画中で引用されているダンスや歌も素敵だったです。 【xr4000】さん 8点(2004-03-14 18:09:42) |
21.《ネタバレ》 う~ん,どう評価したら良いのか微妙な作品だ。世間一般的に見ればベニグノの取った行動はとても許されるものではなく,自分の感想は精神に以上をきたした人間がストーカー行為の果てに取った蛮行としか見えなかった。しかしこの作品ではベニグノは刑務所に収監されるものの,強く非難を受けるようなシーンが一切なく,どちらかというとベニグノの行為を肯定しているかのように映る。最後のマルコとアリシアの出会いにも何が含まれているのか読取れなかった。 【北狐】さん 6点(2004-03-12 16:56:14) |
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20.《ネタバレ》 振り向いてくれない女に対する男の切なさ、これに尽きます。植物人間にも一途に語りかける・・・訳ですが、ちょっとストーカーまがい。でも実際こんな感じなのでしょう。ストーリーを通して女性は完全に「受け身」であり、思い切り男性の視点からの映画でした。結局レイプしてしまうベニグノを批判することはできますが、現実を考えると彼の行動は十分に想像がつき、同感も不可能ではないと思います。アリシアは確かに可愛かった。それよりも、途中で挿入されるサイレント映画の方が全編を観てみたいです。示唆にあふれたするどい作品っぽいので、是非スピンアウトしてほしい!ペドロ・アルモドバル監督もかなり攻めるタチのようです。 【おしりはばとび】さん 7点(2004-03-10 13:57:30) |
19.おえっとなるのが普通だと思うけど。男の視点からの恋愛観なのかな。気持ちはいっぱいなんだけどそれを伝えられない悲鳴。シャイな野郎なら理解できるはず。こんなのを純粋な愛っていうのかな。ちょっと難しいなぁ。女の子はかわいいと思う。 【ぷりんぐるしゅ】さん 6点(2004-03-04 21:26:43) |
18.観ている間、ベニグノの見方がコロコロと変わりました。確かに嫌悪感も感じました…。複雑な気持ちです。 【愛人/ラモス】さん 9点(2004-03-01 11:24:48) |
17.彼の優しさが、怖いくらいです。4年間も、寝たきりの女性でも、男性でも、体を綺麗に、ケアーするのが、どれくらい大変なことか、一般人には、解らないかもしれません。映画を見ていて、本当に、彼はやったのか、と言うのが、気になりましたが、やったのかもしれません、それでも、私は彼を、許せます。笑えますが。切ないです。起きて、すわっている、彼女が、とてもかわいくて、寝ているときの演技もすばらしかったけど、映画って、本当に素晴らしいです。 【yasuto】さん 10点(2004-03-01 02:58:11) |
16.切なくもあり、気持ち悪くもある・・。難しい、評価も難しいけど、ごめんなさい。映画としては許せるけど、実話でもありそうだから、6点で。 【neozeon】さん 6点(2004-02-29 20:54:48) |
15.前衛的な舞踏をはじめ隅々まで気品溢れる映画。一作ごとにペドロ・アルモドバルって味が出てきますね。一筋縄ではいかないって味わいが。この作品もどうやって良さを伝えようか迷ってるけど、結局はそういう気品さとかかなぁと思ってます。異形の愛の形ではあるけれど心に響くものがあるし、わざとキモいストーカーを描きながらも観ているうちに彼の心の襞まで伝わる仕組みになっているのはお見事。小道具として髪留めが出てくるよりも、刑務所に入ったペニグノの代わりにマルコが部屋を借りるシーンで亡き母の存在を思い出させてさりげなく揺さぶる手法とか。結構巧みだと思いますよ。それからカエターノ・ヴェローゾの客演も実は大きいと思います。乱痴気騒ぎがラテンの血と思ってたら大間違い。激しくも優雅さを備えたラテンの血。スペイン~ブラジル~アルゼンチン~キューバと監督が意図したもの。誇りを感じます。 【トム&クルーズ】さん 9点(2004-02-29 05:21:37) |
14.看護士さんが突然暴挙に出るあたり、ちょっと不服。見終わった後になんとなく不快な気持ちが残ってしまった。それでも雰囲気は結構好きかも。 【アンソニー】さん 4点(2004-02-28 22:57:25) |
13.完成度が高く、映画としては良く出来た映画です。ただ、内容的に嫌悪感を抱く人が多いのも事実でしょう。この映画を見て大泣きした「おすぎ」に嫌悪感を抱く人が多いのと同様に・・。 【STYX21】さん 7点(2004-02-27 01:12:44) |
12.《ネタバレ》 どうしよう・・・すごく醜いものを見た気分なんだけど・・・。『愛』なんでしょうか?ベニグノの愛しい彼女を介護するときの優しい表情としなやかな手付きに私はひとときの癒しを感じていたのに、いきなり昏睡状態で妊娠?!あまりにもな展開に度肝を抜かれ、みるみる意気消沈していってしまった。それでも最後までベニグノの無実を信じてたのでショックが重なり、観終わった後も重い気持ちが続いてます…。普通は絶対思わないけど、犯人がお父さんであって欲しいなどと思ったし、そしてそんな嫌な事まで想像しなきゃならなかったこの映画に腹が立ちました。“観た後優しい気持ちになる”とか“愛がわかる”とかいったうたい文句と全然違ってた。『愛』はあったかもしれませんが、『敬意』も持って欲しかったです。妊娠、死産についてのアリシアの思いについてがふれられてないのも不満。目覚めたアリシアは優しい顔付きで幸せそうに微笑んでるけど、献身的に介護し美しさを維持してくれたベニグノの愛については?…レイプや子供の件は?消化不良で胃もたれ…です。 【桃子】さん 2点(2004-02-26 15:43:09) |
11.アルモドバル作品は好きなんですが、今回は肩透かしを食らった感じです。冒頭のピナ・バウシュのダンスの方が何かを訴える力を持っていたような気がします。シビラの衣裳も可愛かったし、相変わらず小道具や色使いは素敵なんだけど、内容的に全く共感できませんでした。いつもなら、有無を言わさぬ猥雑パワーで見せきってしまえる監督なのに、それだけ主人公の男性に対する拒絶反応が強かったのかなー。CMで謳っていたような感動の物語には思えませんでした。 【HIDUKI】さん 5点(2004-02-25 12:10:00) |