24.アメリカ版ティーザートレーラーを見たときからずっと期待しまくっていた、『グラインドハウス』タランティーノ編。ひたすらグラインドハウスに忠実にしつつ娯楽性を重視した作りのロドリゲス編に対し、こちらのタラ編は「自らが影響を受けたグラインドハウス映画に、さらに独自のエッセンスを加えた」ことが吉と出たようです。画質の悪さや画面のノイズや映像の乱れなどグラインドハウス映画を象徴するような現象が続く中で繰り広げられる、タランティーノ・ワールドがたまらない!!タランティーノの映画って、ほとんどの作品に何か共通した世界があるんですよね。酒とタバコとドラッグと四文字言葉は必需品、理由もなく下品で理由もなく長ったらしい台詞をしゃべり、傍から見れば破滅的な人間ばかりなんだけど、登場人物も世界観もどこかオシャレ。多分上映時間のほとんどを浪費しているだろうと思われる、話の筋とは何の関係もないガールズ・トークは確かに賛否分かれるだろうと思いますが(それでも女たちに、現実世界の女性はほとんど見ていないようなB級映画の話をさせたり、テーブルの周りをワンカットでぐるっと撮り続ける辺り、さすがタランティーノ!)個人的には『レザボア・ドッグス』や『パルプ・フィクション』といった往年の名作を彷彿とさせてくれたので良かったし、後半の迫力のカーチェイス~ラストまでの流れはいろんな意味で目が離せませんでした(笑)女たちの逆襲にあってヒステリーを起こし、ピーピー泣いて、さらには平謝りもするカート・ラッセルの姿は、言い換えればフレディやジェイソンが泣きながら逃げてるようなもんで、大爆笑でしたね(笑)世間的な評価ではロド編の方が高いようですが、個人的にはグラインドハウスにタラ独自の感性が込められた、こっちの方が好きです。とにかく、これぞ正真正銘、まさにタランティーノにしか撮れない映画だと思いました。タラ万歳!!! |
23.《ネタバレ》 下品な言葉の応酬と、センスある音楽と、ラギッドな演出がまさにタランティーノ節です。ビッチ達のおべしゃりは、長ったらしいにもかかわらず、本筋と何ら関連性がない。正直眠気が襲いました。真剣に見てても無意味です。B級っぽく仕立て上げたいっていう製作者側の意図なんだろう。そして弛緩と緊張のコントラストをくっきり出す。溜めて溜めて、これでもかと言うくらい溜めて、一気にテンションを上げる。設定範囲を絞り、焦点がぶれてないのでそのテンションが一層際立ってました。後半の逆転劇は笑っちゃいます。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-03-17 20:32:42) |
22.《ネタバレ》 B級っぽいなぁ。しかし、やっぱこの人のセンスはカッコいいですね。後半のカート・ラッセルのやられっぷりには笑わせてもらいました。 【雪駄】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-03-09 10:57:00) |
21.《ネタバレ》 タランティーノにしては珍しくストーリーが細切れでない。というより話が無いと いって過言じゃない。とにかく退屈な前半を我慢すれば褒美としてラストのカーア クションを見ることができます。いやサーチで飛ばして最後のアクションだけ見ても いいんじゃないでしょうか、この映画。 【hiko】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-02-23 21:50:59) |
20.《ネタバレ》 ん~っ・・・またまたやられたってとこでしょうか?が、毎度のことですが本作も好みの分かれるところでしょうね。意図しているとはいえど「会話」だけのシーンはさすがに長い?でもそれゆえに「車の衝突シーン」と「ラストのアクション」が生きてくるのかな? 【SITH LORD】さん [インターネット(字幕)] 6点(2007-10-27 08:59:14) |
19.相変わらずのバイオレンス。日常を描いてここまでする必要があるのか?最後も特にカタルシスを覚えることもなかったし、タランティーノの映画は「痛い」映画が多すぎる。 【すんくじら】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-10-15 05:30:36) |
18.《ネタバレ》 プラネット・テラー観終わってから評価しようと思ってたので、ちょっと前の記憶を頼りに書きます。なんかカート・ラッセルによる惨殺シーンで、ハーシェル・ゴードン・ルイスの「2000人の狂人」を思い出しました。高笑いしながら残虐なことやってく感じがすごく似てた。遠い記憶なので曖昧ですからまちがってたら失礼。スタンドインなしのゾーイ・ベルのカー・スタント観るだけでも価値ありの一作だと思うし、例によって音楽の趣味は最高です。冷静に考えたら絶対にミスマッチなはずのJeepster by T.Rexがピッタリはまってたのには感動すら憶えました。ダッヂ・チャレンジャーにこだわった作りは素晴らしかったけど、見事なまでにポンコツになって旧車好きとしては悲しかったなぁ。東映のズベ公シリーズ、日活の野良猫ロックなんかのテイストにラス・メイヤー、R.L.フロスト(暴力シーンはこっちかな?)がごちゃ混ぜになった良品でした。ラストシーンはスッキリしたもん。 【shintax】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-10-04 18:27:14) |
17.カーチェイスはよかったのですが、だらだらと続く女の子たちの小話は退屈でたまりませんでした。 【doctor T】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2007-09-28 17:55:03) |
16.《ネタバレ》 たまにはアクション映画もおもしろいなぁと思いました。ただ、前半の衝突シーンはかなりえぐくて、目を背けてしまうほど。前半と後半で男女の役回りががらっと変わっていて、スカッとしました。 【kaneko】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-09-28 08:32:26) |
15.《ネタバレ》 アメリカでは、観終わった後にスタンディングオーベーション状態になったっての聞いていたのですが、まさに最後思わず拍手しそうになった。(すれば良かった後悔)期待通り。女の子頑張った!! 【モフラー】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-09-24 20:55:05) |
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14.《ネタバレ》 腹が出ていてもセクシーです。独特の肉感的な雰囲気は健在。密接しているように感じる。女の子の描き方と一緒で、カーチェイスも生々しい。非CGに魅力。前半の詰まった感じから、後半のカタルシスが爽快。しかし、退屈な会話は長い。これと「プラネットテラー」関連は、「キルビル1,2」と同じように感じた。バッサバッサ切って、一本につなげて見せて欲しい。相変わらずタラちゃんは、飛ばした頭で独特の展開を見せてくれます。ラストのかかと落としに、まだまだこの監督は期待と。 【チューン】さん [試写会(邦画)] 7点(2007-09-24 15:19:06) |
13.僕はまだ「レザボアドッグス」や「パルプフィクション」にとらわれすぎていて、タランティーノの進化についていけていないのかもしれません。女の子たちのだらだらとしたトークで映画を成立させることが出来るのはすごいですが、マドンナの小話やヨーロッパのファーストフード事情など歴代の傑作小話に比べると物足りない気がしました。バーでのナチョス(?)の食べっぷりなど相変わらずうまいところもありましたし、音楽センスも最高です。僕が好きなのはそれくらいで、脚フェチならプラス1点、車好きならもう1点となっていくんでしょう。でも、彼のように自分の嗜好に合うか合わないかで見る者を選別していくフィルムメイカーはそうはいないですよね。憧れます。 |
12.《ネタバレ》 期待通りのバカ映画、やはりタラちゃんからは目が離せない、前情報を何にも仕入れていないので、グラインドハウスの意味をチラシを見て初めて知りました、プラネット~も観に行かねば!DVDが出たら通しで一気に観たいかも グラインドハウスのプレゼントキャンペーンで、「耐死仕様つなぎ」が当選しました!嬉し~ 【ないとれいん】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-09-18 21:38:06) |
11.《ネタバレ》 面白かった。これこそ理屈ぬき、好きか嫌いかだけ。しょうもない(でもたまにピンとくる)会話と、女の子の太ももと、スプラッタとカーアクションだけの映画。★舞台は現代で、だから主役級のクルマ以外はみんなフォードとかGMとか現代のモデルだし、ケータイなんてアイテムも登場する。フィルムを汚したりとか簡便なエフェクトはあるけど、間違っても金やCGかけて当時の風俗を丸ごと再現しようなんてしてない。昔がなつかしいでしょう、なんてインポみたいな映画じゃないのだ。潔い。★もちろんマイケルベイ映画みたく、B級なのにA級みたいな宣伝はしてない。はなからバカ映画と宣伝してるのではるかに健全。だまされる人もいないだろう。★ただひとつだけ、僕はグラインドハウスなるものについてよく知らないのでウンチク垂れる気はないが、やっぱどうせならもう少し短く切って、ロドリゲスのやつと2本立て同時公開してくれればよかった。とりあえずこういう公開の仕方なら、少なくとも(日本の)正規料金を払う価値はない。★これから見に行く人、日本ではあの料金が標準になってしまってるんでしょうがないから、とにかくいくらでも割引利用して見に行くべし。それがこの映画に対する正しいカネの払い方だと思うから。 【wagasi】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-09-13 23:20:05) |
10.《ネタバレ》 いや~爽快、爽快。最後の爽快感のために、長ーい会話やフィルム傷や次から次にかかる音楽やらが、効いてるねぇ。前半終了時呆気にとられたが、また最初から始まるのかと思わせておいて、画質のクリアと共にスピードUP、そしてあのラスト。いろいろ言われてるけどやっぱタランティーノ目が離せないわ。 【カーヴ】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-09-11 10:18:49) |
9.《ネタバレ》 ラストが最高です。思いがけない復讐に焦りまくるカート・ラッセルのヘタレっぷりがおもしろかったです。カーチェイスのシーンの出来栄えが見事でした。それと中盤のクラッシュでのギャルの即死シーンは釘付けになってしまった。そしてタランティーノの音楽のセンスがとても良かったですね。 【ギニュー】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-09-10 20:01:03) |
8.《ネタバレ》 暴力を鋭利にスタイリッシュに描くことに関しては東の北野武、西のタランティーノと勝手に思っているのですが、今作もタランティーノスタイルそのままの、人間の持つ動物的な衝動や劣情を刺激する、音楽(選曲のセンスが抜群)とエロスと血と暴力が満載でした。 前半はこれでもかと言うほど退屈なトークシーンが延々と続きますが、ある時点で一転、凄まじいバイオレンスが始まります。タランティーノはこの緩急の付け方が全く天才的に上手いと思います。それは全体の構成でも、各シーケンスのアクションでもそうです。 本作は女性が主役でもありますが、キャスティングが絶妙で、どの女優もそれ程の美女ということはいのに、人物造形が大変リアルで生々しく、安物の香水や体臭が臭ってきそうな程のある種独特な色気を感じさせます。 もうひとつこれでもかと力が入りまくったのはカーチェイス。CGに逃げない(多分使ってないと思いますが)肉弾バトルに手に汗握りました。おそらく映画史に残るカーチェイスシーンになるでしょう。 ただ、自分の生のエネルギーが衰えてきたからか、遠慮のないバイオレンスに次ぐバイオレンスには少しぐったりしてしまいました。この人は映画狂、映画オタクで、血に飢えているわけでもないと思うのだが、この映画からほとばしる暴力的パッションの源は何なのだろうと時々思います。 この作品、タランティーノの作風を知らない女性とのデートにこの映画を選ぶのは慎重になったほうがいいかもしれません。自分が観に行ったときも何組かカップルが来ていましたが、どうだったのかなあ。その他、血と暴力が苦手な人、興奮しやすくて自分の感情をコントロール出来ない人(笑)にもお勧めできません。帰り道、車の運転が乱暴になります(笑)。 【ロイ・ニアリー】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-09-09 19:27:40) (良:1票) |
7.やっぱタランティーノの音楽セレクトは趣味が良いというか好みだなと。相変わらずの役者が泣き入りそうな、だらだらした会話(でもたまに貴重な事を言うので要注意)があるのでカー・アクションが物凄くインパクトがあるというか引立った。それからカート・ラッセルはポセイドンを観て終わったと思いましたが、まだまだ行けるというのが分かりましたね。 タラは脚フェチでしたか。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-09-09 18:50:11) |
6.期待して見に行ったのですが、あまりに面白くなくてガッガリでした。そもそも「グラインドハウス」は上映形式が先立った企画のはず。上映時間が短く内容も薄いB級映画だが、2本同時に見られて、おまけにいかがわしい予告編もあって妙な満足感がある。いわば新橋のそば屋の「カツ丼&そばセット」のようなものです。ひとつひとつのメニューは誉められたものではないが、ふたつを同時に味わえるからそれはそれでいいじゃないかという。そんなチープなボリューム感を復活させることが趣旨の企画であり、それぞれの作品も同時上映を前提に意図的に安っぽく適当に作られているだけに、一本ずつに切り離されてしまうと相当ツライ。しかも本来内容のない映画を一本の上映作品として成立させるため、オリジナルにはなかったシーンを追加して上映時間を水増ししてしまったのがさらに裏目に出ているように感じました。ダラダラと続く会話が退屈で仕方なく、内容からするとこの映画は90分程度が限界だったと思います。商売に合わせて作品を勝手に編集することで有名なワインスタイン兄弟ですが、ここでも兄弟の儲け主義が作品の価値を失わせてしまっていて本当に残念です。本編開始前に流れた「プラネットテラー」の予告が相当面白く期待が膨らんだのですが、「デスプルーフ」がこの状態では「プラネットテラー」も推して計るべしだなという感じです。「プラネット・テラー」はあえて劇場に行かず、DVD発売の際に「デス・プルーフ」との同時上映にして「ひとりグラインドハウス」を楽しみたいと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 4点(2007-09-08 18:14:26) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 「いつまでグダグダ喋ってんだよ・・・こんな奴らさっさと轢き殺しちまえばいいのに・・・」、と思った訳ではないのだが、”Girls”の会話の退屈さは異常である。だがそれを演出の弛緩とは指摘できない居心地の悪さもあって(というのも、耐死仕様の黒い車が現れるタイミングといい、夜のバーに降りかかる大雨といい、ジュークボックスから流れる音楽といい上手く機能しており、そして何よりやがて死んでしまうあの女たちがやたらと良い)・・・とか考えてるうちに第2の女たちが登場しこいつらもツマラン話に興じるのかと思ってたらあれよあれよで物凄いカーチェイスが始まり女たちが復讐の鬼に変貌するや否やカート・ラッセルはヘタレに成り下がるわ彼の車もガンガンぶつけられるわでこれはたまらん、と思ってたらあのラストだから困ったもんです。ちなみに自慢じゃないけど(自慢だけど)、この映画はUSAバージョン(ロドリゲスの「プラネット・テラー」との2本立て+フェイク予告編)で見る事ができた。あまり映画を見れてなかったのと、深夜(1時~4時)の妙な高揚感のせいか、スタッフロールが流れている間ずっと震えていたのだが、「映画はやばい」という事を頭でなく身体が教えてくれた瞬間だった。 【Qfwfq】さん [映画館(字幕)] 10点(2007-09-06 20:29:00) (良:3票) |