203.すごく久しぶりに観て、こんなにいい映画だったのかと驚きました。近頃の速い展開とか凝った編集とかの映画に慣れているせいかもわかりません。ロッキーというつまんないこと言いで、だめなやつで頭も切れなくて、でも純真な人物が、あの低いこもった声でしゃべると本物らしくていい。ラストもすばらしい。自分も頑張ればいつかは、って気になりますね。 【のまっと】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-05-02 21:52:15) |
202.《ネタバレ》 この作品は、ボクシング映画であると共に、ロックとエイドリアンの孤独と恋愛の物語でもある。ロッキーは孤独であった。彼にはボクシングしかなかったが、30歳になって、彼にはもう闘う気持ちがなくなりかけていた。チャンプになって金が稼げれば違っていたろうが、引退を勧告された彼にもう闘い続ける理由が見出せなかったのである。ボクシングが全てだったロッキーにとって、ボクシングを失うということはどういうことだろう。優しさ故にゴロツキにもなりきれず、中途半端な自分の境遇を持て余すしかなかったロック。そんな彼がエイドリアンと付き合うようになったのは、エイドリアンもロッキーと同じように孤独だったからである。二人は都市の下層に息を潜めるように生きてきたけれど、自分が孤独であることを知り、そしてそれが癒されることの可能性を捨てなかった。だからこそ、二人はお互いを理解し合い、深く求め合い、そして優しさをもって付き合うことができたのだ。 彼は何のために、誰のために闘ったのだろう。『ロッキー』はやはり『ロッキー』で完結すべき話だったように僕は思う。ロッキー2も3も4も5も『ロッキー』とは別ものの話である。何故なら、ロッキーに元々必要だったのは勝利ではなく、やり遂げること、それをエイドリアンに認めてもらいたかった、そのことだけだったからである。それは何故か?だって、ロッキーにはエイドリアンしかいなかったし、エイドリアンにもロックしかいなかった。二人はそれまで孤独だったから。(それはもちろんフィラデルフィアの為でもアメリカの為でもない。それらの声援とは無縁の二人だけの世界、そういう作品だったのである。最初は、、、) Rocky : Adrian! Hey, where's your hat? Adrian : I love you! Rocky : I love you! セリフだけ見たら洒落た恋愛映画のようなラストシーンに込められた思いは、この映画が単なるアメリカンドリームを体現したスポ根映画であることを超えて、超個人主義的な純愛映画であるとともに、そんな純愛を別種の可能性へと高らかに昇華させてみせたアカルイミライな人生賛歌であることを示している。そして、その物語は僕の胸にキリキリと切実に響くのだ。 【onomichi】さん [インターネット(字幕)] 10点(2007-05-01 23:26:20) |
201.人生経験を積めば積むほど、この映画の良さは実感できると思います。 【カナ】さん [インターネット(字幕)] 10点(2007-03-31 18:26:26) |
200.映画の完成度という点では他の映画の方が上かもしれませんが、観る者の心を揺さぶる強烈なメッセージは他を寄せ付けません。それまで踏み付けにされていた人生を、たった一つの出来事を切っ掛けに、意地と勇気で見返してやる。少しでも生き方に不満と不安がある人にとっては、無視できない映画です。 【shoukan】さん [地上波(吹替)] 9点(2007-03-18 00:25:44) |
199.《ネタバレ》 まさにアメリカン・ドリーム!どん底から這い上がる男を描いた熱く爽快感溢れるシリーズ第1作。 【獅子-平常心】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-03-17 03:44:12) |
198.《ネタバレ》 序盤の静かな展開も激戦となるクライマックスを控えての嵐の前の静けさか。だがこれこそ後に、ロッキーが「ただのチンピラ」でないことを証明するために、見せなきゃならないパート。でも登場人物が「ただのチンピラ」のロッキーのほかに、悪党はいても極悪人らしき人は見受けられないなぁ。なお、この1作目には「ファイナル」に絡むキー・パーソンが出ているのでファンは「ファイナル」を前に見ておいたほうがいいかも。最後にビル・コンティは本当に良い仕事をしてます。この音楽は不滅だ! 【hiko】さん [DVD(吹替)] 8点(2007-03-05 22:07:35) |
197.《ネタバレ》 ロッキー最高!!ちょーかわいい。ダメ男で典型的にオバカで、使えるのは体だけ、しゃべり方もアホっぽい、でもいい奴でなんだか憎めなくて、母性本能をくすぐる男。私は最初、この映画は熱いスポ根ものだと思っていて、全く見る気がしなかった。どうせ主人公は熱いヒーローのような男で、女からモテモテで女にだらしないけどスポーツやらせれば天下一!みたいな。そういう、かっこいいヒーローが出てくる熱いスポ根ものだと思っていた。なのに・・・始まった瞬間に、「あれ?なんかロッキーのしゃべり方、アホっぽくない?」・・見ていくと、なんかめっちゃ冴えない女に惚れてるし(笑)いきなり道で説教始めるし、あの突然逆切れする変なお兄さんとか簡単に許すし(笑)とにかく、最初の1時間はロッキーの人柄に惚れる。ダメ男でアホっぽいんだけど、なんかかわいいロッキー。だからもう絶対最後の試合はロッキーを応援してしまう。DVDの特典についてたスターローンのロッキーを振り返るトークも良い。この映画ほんと低予算でつくったんですね。売れるなんて思ってもなくて。スターローンの家族総出演だし。想像以上に面白かったです。 【あしたかこ】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-02-10 15:11:20) |
【Keicy】さん [地上波(吹替)] 7点(2007-01-21 23:33:11) |
195.《ネタバレ》 もし宇宙人に「スポ根映画って何?」って尋ねられたらロッキーのDVDを渡す。 【寺 梅斗】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-14 10:43:42) |
194.《ネタバレ》 大のボクシングファンです。公開時に見ました。まさにストレートな作品で、とても感動しました。残念だったのは、ボクシングシーンが、はしょられ気味に展開したことです。もっとじっくりと打ち合いを見たかったです。スタローンがロッキーとともに人生の成功へ向かって駆け上がった記念碑的名作ですね。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-01-04 20:55:15) |
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【なますて】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-01-04 15:18:55) |
192.《ネタバレ》 ストーリー自体はそれほど大したことないと思うけど、テーマソング、セリフ、有名なシーンによって、映画の中身以上に付加価値がついた伝説的な映画。負け犬同然だった主人公が、成功とか勝利といった華やかなものではないけれども、プライド、希望、夢をつかむというアメリカンドリームを見事に体現し、人々に多くの共感や希望、やる気を与えている。 この映画で負け犬だったのは、ロッキーだけではない。 エイドリアンの兄のポーリーやトレーナーのミッキーも同様に負け犬の仲間である。この映画の舞台になったフィラデルフィアの街全体も「負け犬」感が漂っている。 皆それぞれ負け犬かもしれないが、誰しも「負け犬」なんかになりたくない、チャンスさえあれば俺もきっと…という思いが皆から伝わってくる。 ちっぽけなジムで過去の栄光にすがって生きているミッキーも再びチャンスをつかみたく、引退を勧告したロッキーに対して頭を下げにいく。 ポーリーも金儲けがメインなわけではない、俺にもきっと何かできるはず、惨めな負け犬なんかじゃないと思い、色々と自分ができることを探したのだろう。ロッキーも彼らの根底にある想いは十分に分かるため、彼らに理解を示していく。現実に妥協している酒場の主人も含めて、街の人々もロッキーに自分を重ねて、自分の想いをロッキーに託しているようにも感じられた。勝利にこだわっているわけではなく、自分が「負け犬」ではないことを証明したいという純粋で、堅固な想いに惹かれる。ただ、リングに上がるだけで済む問題ではない。無敗の王者に対して逃げ出したくなる恐怖を抱えているのも現実的な描き方だ。その恐怖もエイドリアンへの一途な愛と、エイドリアンからの愛に支えられることによって、逃げ出さずに済んだのではないか。最後の絶叫を聞いても、彼の肉体・精神が彼女への愛によって、切れずに維持できたと感じられる。意外といいシーンは、子どもの頃の昔の写真と現在のボロボロになっている自分を見比べているところ。子どもの頃に描いた自分の将来と今の自分とのギャップに対して、憤りやあきらめにも似た表情がうかがい知る事ができる。こういう一瞬の演技で多くのバックグラウンドを語る演出はよい。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-31 00:25:42) |
191.《ネタバレ》 この映画を見て、生卵を飲むようになりました(笑 【腰痛パッチン】さん [地上波(吹替)] 8点(2006-12-26 11:23:02) |
190.エイドリアーンと叫ぶシーンが一番のポイントかな。最後のボクシングシーンまでは少し単調で長く感じた。 【doctor T】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2006-12-24 21:19:16) |
189.ラストの格闘シーンは、迫力満点で見ごたえ充分で手に汗握り興奮しました。実在の亀田なんとか選手よりも遥かに格好好かった。でも、そこに至るまでがテンポが悪く単調で正直辛かったので、そこは大幅な減点です。 【憲玉】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-12-20 23:50:07) |
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187.《ネタバレ》 ○評価される所以はいくつかあるだろうが、そのほとんどが彼自身を投影したことと音楽にあろう。○後にエゴイスティックな面を批判されるが、スタローン本人が主演して大正解だろう。タリア・シャリアも含め美男美女でないと言うのは本人たちには悪いかもしれないが、好感が持てる。○どん底から這い上がっていくと言うシンプルなストーリーだからこ得られる感動がある。○ミッキー演じるバージェス・メレディスの存在も大きい。○ビル・コンティのスコアもロッキーの象徴となっている。○続編でも言えることだが、ボクシングシーンの粗さは否めない。ガードがまるでない。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-08-29 20:28:48) |
186.ロッキーのひたむきさ、アグレッシブな精神に心打たれる。 燻り続けてヒネくれちゃった性格も単純じゃなくて良い。 後半の試合が、いわゆる見所として据えられているが結構アッサリしている。 やはりそこに至るトレーニングシーンが重要なのだろう。 ファイティングポーズをとってしまったり、走り込みをしたくなったりする。 アドレナリンを分泌させるのに一役買っているテーマ曲も秀逸。 ロッキーだけにスポットが当たってるわけでない、意外と丁寧な作品。 「ゴロツキじゃないことを証明できる」漢臭さ万歳。 【HIGEニズム】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-29 15:37:18) |
185.ロッキーってもっと無口でクールな男を想像していたので、冗談を言いまくったりわめき散らしたりする様子はちょっと意外でした。肝心のチャンピオンとの試合がわりとアッサリしていたのも意外。ま、この映画の場合、試合に勝つことよりも「そこ」に至るまでの過程に比重を置いていたようなので、特に肩すかし感はなかったです。とにかく、気合い入りまくりのロッキーとガッチリ脇を固める『ゴッドファーザー』組(?)の面々に7点。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-13 22:40:03) |
184.スタローンの出世作にして代表作、そして名作であり傑作。ロッキーとエイドリアンのスケートデート。生卵五個飲みロッキー。生肉サンドバック。ランニング中に放り投げられるリンゴ。そして朝日の前での雄叫び。『イタリアの種馬』ロッキー対『破壊の帝王』アポロのどツキ合い。「エイドリア~ン」。人間スタローンが120%かけて作り上げたマッスルヒューマニズムの神髄ここにあり。 【カイル・枕クラン】さん [DVD(吹替)] 9点(2006-07-17 22:46:02) |