8.《ネタバレ》 内田裕也を除くほぼすべてのキャストの演技力に脱帽でした。特に勝新太郎と三木のり平の演技が素晴らしくあれだけ自然に演じれる役者は今の邦画界には殆どいないんじゃないでしょうか。ただぶつ切りになってるようなシーンが多く少しスト―リ―が分かりにくいのが難点ですが、そこは非常にパワフルな演出と見ごたえのある殺陣で最後まで引っ張ってってくれます。まあ内田裕也は終始内田裕也だった感じ、後座頭市に按摩される所で本気で痛がっている場面は腹抱えて笑っちゃいました(笑) 【キリン】さん [DVD(吹替)] 9点(2012-12-02 05:05:25) |
《改行表示》7.集大成であるこの作品がシリーズ初見ですが、半端なくかっこええ。とにかく殺陣が凄い。見たことのないスピード、ダイナミックなカメラワーク、地形をいかした戦い。うっとりしてしまいます。勝新すごい。無敵。 その他の場面でも時に美しく、時に陰惨、時にコミカルにと様々な場面の出鱈目なセンスに脱帽。ただ、英語の曲には多大な違和感を感じますが、これも狙ってるのかな。それぞれの役者にも力があって、見せ場も充分なのでそれもまたグー。 ややストーリーの進行具合がわかりづらいかな。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-04-18 18:50:12) |
6.勝新太郎の自身の欲求を完全に満たすために作られたかのよーな作品なのに、出鱈目に格好いい。三木のり平との掛け合いが、何か可愛いですよ?勝新め! 【aksweet】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-08-15 13:46:55) |
5.やっと勝新の凄さに巡り合う事ができた。とんでもない役者だったんですね。始めの床に落とされたみそ汁をずずーっと口で吸うシーンでマジ惚れちゃいました。肝心要の殺陣のシーンも早い、早い、早い。殺陣が続けば飽きてくるもんなんですけど、提灯の火を使った美しさや宿屋での大虐殺などシチュエーションを上手く変えていてまったく飽きない。見ている間、息飲みぱっなしでした。それに最初に出てくる三木のり平がいい味出すんだわ~日本映画界も惜しい人二人も亡くしましたね。物語の核を担う悪役である内田裕也の笑えよ~笑えよ~にはビビりました。自分の中では革命的面白さです。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-11-23 02:32:49) |
4.《ネタバレ》 宿屋に泊まる市を殺しに行った浪人 緒方拳が、何も気がつかぬ風の市の背後に立って刀を抜いたものの、その市の姿にどうしても切る気にはなれずにそっと刀を収める。じーんとくるシーンではありませんか。剣を振り回すところを見せず、音や天井に突き刺さる刃、刀を収めるカットなどで、剣豪による一瞬の早業を見せるシーン。子供達が無心に遊ぶシーンや群衆のさりげない表情など、監督勝新太郎でなければ撮れないカットが満載の映画である。麻薬問題などで晩年を棒に振ってしまったが、私生活はともかく、俳優、監督としては日本の中で彼にかわるものはいないと思う。 【駆けてゆく雲】さん 9点(2003-12-29 15:52:51) |
《改行表示》3.久しぶりに観た。やはり凄い映画だ。観客に媚びない乾いたストーリー、絶妙な台詞回し、壮絶で華麗な殺陣、陰影を大事にした丁寧な照明とつぼを押さえたカメラワーク。娯楽映画はかくあるべしという潔さが気持ちよい。 勝新太郎は私生活ではいろいろあった人だが、ここまでクオリティの高い映画を撮れるとは恐れ入るしかない。 ただひとつ、英語のテーマ曲がどうしても合わないと思ったので9点。 【ロイ・ニアリー】さん 9点(2003-12-12 12:23:28) |
2.《ネタバレ》 勝新の存在感が凄い。バイオレンス度も高く、濡れ場もあったりで主演監督の勝新はすき放題やったな、と。出演しておきながら、「バカ野郎、ロッカーは死なねぇんだっ!」と、なかなか死ぬのを承諾しなかった内田裕也はガチ。 【ロカホリ】さん 9点(2003-10-21 23:55:57) |
1.勝新太郎恐るべし。ブルース・リーに影響を与えたとも言われる座頭市の集大成がここにある。残虐この上無いので好き嫌いは分かれる所だろうが、有無を言わさぬ殺陣は一見の価値有り。 【まさサイトー】さん 9点(2003-10-18 11:31:47) |