3.《ネタバレ》 うおお~まさかまさかこの作品のレビューページがあろうとは、いやはやありがたい。登録して下さった方、本当にありがとうございます。
さて、藤田和日郎の「からくりサーカス」の前身となった短編を元に作られたこの逸品。
藤田のアニメ化は「うしおととら」もあるが、この「からくりの君」は作画も演出もキャストも最高。
冒頭の忍たちが死地から脱する場面、彼等を追う化物を一刀両断する謎の鎧武者は、巨大な葛篭から“ばこおおんっ”と飛び出す。それを糸によって操る可憐な少女。ギャグシーンの可愛さもあって本当に可愛いっす。オマケに水浴びのシーンは作画陣の力の入れようもありエロい。藤田の作画は可愛いが熱血すぎて色気にやや欠けるが、アニメでは動き、仕草で男の勲章をばこおおん(ry
野郎共の鼻に力入れすぎな気もする。
「HELLSING」のウォルターのピアノ線でも思ったけど、あれでまったく糸が絡まないのがスゲえ。つうかスゲエ欲しい。
もっと凄いのが、いくら当時の日本人女性が は い て な い とはいえあんなダイナミックに股をグワッと開いて恥じらいが無いというか男らしいというか。
そして綺麗だった若本こと若本規夫の素晴らしい演技、1回はヤケになって欲情するが、事情を知って“仇討ち”に助太刀する義理と忠義の漢!
人形たちのダイナミックな戦闘、流麗な作画、最後まで高密度で面白かった。これで「からくりサーカス」のOVAシリーズやんねえかなあ・・・。