ポエトリー アグネスの詩のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ポエトリー アグネスの詩

[ポエトリーアグネスノウタ]
2010年上映時間:139分
平均点:7.62 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
ドラマ
新規登録(2012-04-03)【ボビー】さん
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監督イ・チャンドン
脚本イ・チャンドン
製作イ・チャンドン
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3.《ネタバレ》 おばあさんと呼ぶにはファッションセンスがいいし、若々しいです。主人公のおばあさんが詩のサークルに入り、どうすれば詩を書けるようになるか、とても悩むんですが、冒頭の若くして命を絶った女性について、彼女が近づけば近づくほど、詩の形が形成されていくのです。
感情移入できる人間が少ないので難しい映画ですね。
死んだ女の子の写真を横にテレビを観る孫の心境。
お金で解決させようとする親たちの心境。
おばあさんは常に詩を作ろうと頭から離れることなく、いろいろなものを発見していくのです。
アルツハイマーと診断された彼女が限られた時間の中に貴重なものを沢山拾っていく様の一つ一つに感動しました。
出来上がった詩は皮肉にも死んだ彼女アグネスの声に変わっていったのが悲しかったです。
クロエさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-06-05 04:17:04)
2.《ネタバレ》 ミジャが教会からアグネスの写真を奪ってしまうあたりから、
彼女の心は、孫への親心から乖離し始めて、
徐々にアグネスの心情へと同一化されていく。
理科準備室の鍵、会長の部屋へと入るための鍵、
という物質的な重複という描き方。
そういった些細なことすべてを、描く。
そしてバドミントンの羽根だ。
孫とのコミュニケーションの媒体として登場するが、
最後には、羽根が木に引っかかてしまう。
そして俯瞰。取ろうとするミジャ。そして落下する羽根。
明らかに杏の実の件をなぞっているだろう。
木から落ちて踏みつけられる杏の実は、木になっているときより甘く美味い、
それは新たな生命に生まれ変わるために準備をしているから。
これはアグネスのことであり、ミジャのことであり、そして孫のことでもある。
さて、ラストショットがファーストショットの反復になっていること、
これは言うまでもないのだが、そのことから遡る冒頭の事実には身震いする。
すぺるまさん [映画館(字幕)] 9点(2012-10-15 20:07:41)
1.「シークレット・サンシャイン」につづき、音楽の使い方のセンスの良さに衝撃を受けた。正確に言うとこの作品には所謂「映画音楽」は使用されていない。時折響く現実音としての音楽も対位法的な意図も一切感じさせない。エンドロールにも音楽がかからない映画というのをはじめて見た。画作り、演出、脚本によほどの自信がなければできない事だと思う。実際登場人物のすべてが圧倒的なリアリティを感じさせて、その佇まいを見るだけで充分満足できてしまう。音楽による安易な情緒誘導の大嫌いな私には理想的な映画。
皮マンさん [映画館(字幕)] 9点(2012-09-04 21:23:34)
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 7.62点
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100.00%
200.00%
300.00%
4112.50%
5112.50%
600.00%
7112.50%
8112.50%
9337.50%
10112.50%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 9.00点 Review1人
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