1.加賀まりこさんの舞台挨拶つきで観て来ました。当時はああいうブラジャーがどこにも売ってなかったとか、この映画に出たことで不良少女というレッテルをはられて嫌な思いをしたとか、興味深い話をたくさん聞けました。監督の中平康は「この俺がこんな子供っぽいオシャレな映画撮れるか!」という感じで全然やる気がなくて、カメラマンの方がほとんど撮ってたらしいです(DVDにそのコメントがあるそうです)。よって、この映画を中平作品として評価するのは正しくないのかもしれませんね。話の内容自体はわりとどうでもいいのですが、加賀まりこがとにかくメチャクチャかわいい!これだけでも観る価値は十分にあります。そして、モノクロという事もあるかもしれないけどなんと「映画っぽい」映画であることか!この作品を含め、昔の日本映画には優れた遺産がたくさんあるわけですから、もっと今の邦画はそこから学んで頑張ってほしいです。