1.《ネタバレ》 面白かった。高峰秀子、淡島千景、同い年の大女優がバチバチしててすんごい見応え。森雅之のダメダメっぷりもいいな~。戦中、戦後の時代背景もあるから現在の価値観で断ずることはできないのだろうが、それにしても罪な男だ。進がすべてを知った後で、3人が顔を合わせた玄関のシーンはまさに修羅場。こちらからすると三保、綾子、双方に同情できるんだけど、親の都合なんて子供には関係ない、と言うような、娘・弘子の一撃には誰も返す言葉が無いと…。結局、大人はみんな不幸になっちゃったけど、ラストは子供たちの嵐が過ぎ去った後の前向きな姿。どうなるんだろうと心配していたが、意外と後味良く終わった。