1.あの頃出会ったあの人はどんな人生を送ったのだろうか、という思いが時々頭をよぎる。若いころに舞踏会で踊った相手の消息を訪ね歩くヒロインも、歳を重ね未亡人ということもあり、そんな感傷を抱いたのか?相手もひとつひとつの人生を送っている。中には犯罪者もおり、十人十色、栄枯盛衰、人生いろいろ、山あり谷あり・・・さまざまな言葉が思い浮かぶ。人生の意味を深く問いかけるような映画だった。だいぶ前にテレビで一度見たきりなので、また観たい映画の代表格。この映画の監督J・デュヴィヴィエ、F・キャプラ、木下恵介は何か相通じるものを感じる。3人とも巨匠として評価されているけど、私としてはトップクラスで名前を挙げたい監督だね。