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父の祈りを

[チチノイノリヲ]
In the Name of The Father
1993年アイルランド上映時間:133分
平均点:7.51 / 10(Review 90人) (点数分布表示)
公開開始日(1994-04-16)
ドラマ法廷もの刑務所もの実話もの
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タイトル情報更新(2024-02-14)【M・R・サイケデリコン】さん
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監督ジム・シェリダン
キャストダニエル・デイ=ルイス(男優)ジェリー・コンロン
ピート・ポスルスウェイト(男優)ジュゼッペ・コンロン
ジョン・リンチ〔男優・1961年生〕(男優)ポール・ヒル
エマ・トンプソン(女優)ギャレス・ピアース
トム・ウィルキンソン(男優)控訴審検察官
コリン・レッドグレーヴ(男優)ロバート・ディクソン
ジェイミー・ハリス[男優・1963年生](男優)デプトフォード・ジム
サフロン・バローズ(女優)コミューンの女性
ジェラルド・マクソーリー(男優)
ピーター・ハウイット〔男優〕(男優)
石塚運昇ジェリー・コンロン(日本語吹き替え版)
平田広明ポール・ヒル(日本語吹き替え版)
有本欽隆ロバート・ディクソン(日本語吹き替え版)
沢海陽子(日本語吹き替え版)
幹本雄之(日本語吹き替え版)
宝亀克寿(日本語吹き替え版)
出演マーロン・ブランドヴィトー・コルレオーネ(劇中映画「ゴッドファーザー」より)
アル・パチーノマイケル・コルレオーネ(劇中映画「ゴッドファーザー」より)
脚本ジム・シェリダン
テリー・ジョージ
音楽トレヴァー・ジョーンズ
主題歌ボノ"(You Made Me the) Thief of Your Heart"
撮影ピーター・ビジウ
製作ジム・シェリダン
テリー・ジョージ(共同製作)
ユニバーサル・ピクチャーズ
製作総指揮ガブリエル・バーン
配給UIP
編集ジェリー・ハンブリング
録音アンディ・ネルソン[録音]
字幕翻訳戸田奈津子
その他マーロン・ブランド(スペシャル・サンクス)
フランシス・フォード・コッポラ(スペシャル・サンクス)
アル・パチーノ(スペシャル・サンクス)
あらすじ
北アイルランド闘争真っ只中のベルファスト。仕事にもつかずせこいコソ泥稼業でトラブルばかり起こすジェリー(ダニエル・デイ・ルイス)に、父ジュゼッペ(ピート・ポスルスウェイト)は街を出てロンドンに行くように勧める。しかし父の教えに背き、ロンドンでも自堕落な日々を送るジェリー。そんな中、ロンドン・ギルフォードでパブ爆破テロ事件が起こる。1974年10月5日のことだった。この事件が、ジェリーとジュゼッペ親子の運命を大きく狂わせることになる・・・
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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12.《ネタバレ》 魂を揺さぶられる映画だった。ピート・ポスルスウェイト演じる父ジュゼッペに秘められた揺るぎない強さ。自分に利があろうと信念に反することはしない、その不器用ながら裏のない純粋な生真面目さこそが、威厳や父権の誇示とは一味違うジュゼッペの持つ強さであった。父と息子、分かり合えたと思ったときに訪れる永遠の別れ。ジュゼッペの霊を弔う炎が、ひとつまたひとつ、監獄の小さな窓から投げられる。怒り・悲しみ・憎しみ・侮蔑・・・北アイルランド闘争を巡る「大英帝国」の負の一面を描き、考えられる限りのマイナスの感情が激しくうねるこの映画の中で、その精霊流しに似た美しい場面に私は救いを見た。父の思いは荒波渦巻く海を照らす灯台のように、こんなにも多くの囚人たちの心を導いたのか。私の心象風景と一致したこの映像に涙を堪えることは不可能だった・・・そう言えばこの映画の原題は「In the name of the Father」これは「父なる神の名のもとに」という意味があるらしい。クリスチャンでない私が言うのも恐縮だが、磔になることで人々を罪から救おうとしたキリストのようでもある。ジュゼッペは命を落としても、愛する息子は今や自分の足で歩き出した。ラストの自由を勝ち得て正面から堂々と出て行くジェリーの顔のなんと誇らしいことか。巨悪は消えず許されざることはまだまだたくさんある。しかし最早過去とは違うジェリーの姿に不思議な安堵を覚えたのも確かだ。どんな事実があろうとも、もう決して逃げることはないと。弱く、落ちぶれていたとしても、人は生まれ変わることができるのだから。父親不在が言われる日本でこれほど多くの人がジュゼッペを絶賛するのも、世渡りが下手でも決して自分を曲げない、どことなく「不器用ですから」の高倉健を思わせる、少し懐かしい理想の父親像があるからではないか。どこの誰とは言わないが、近頃男の強さだの父権を誤った形で意識し、力を使うことこそ正義だと言わんばかりの人間がいるが、ただひたすらに家族を愛し神を信じ、信念を持って生きた男の「強さ」もまた、強い父親の姿であることをもう一度見直してもいいと思う。テロが題材となっている以上、今はこのような作品が作られないだろうと思うと残念でならない。序盤の住民と英国軍の衝突シーンの迫力は、アメリカ資本が入って作品の質を高めた稀有な例のひとつであるだけになおさらだ。映像も音楽も文句なし。これぞ名作。
合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ)さん 10点(2004-06-28 17:25:22)(良:2票)
11.《ネタバレ》 泣かされました。最初寝っころがって見てた私を、起きあがらせ座らせベッドから追い出し画面に釘漬けにした映画です。初めのほうのジェリーてほんとにしょーもないヤツですよねぇ。親不孝なヤツだなと思って見てたんですが、お父さんも捕まったあたりからじーんときてたまりません。このお父さんロストワールドの時とはえらい違いで泣かせますな。またこれが実話だってところにぐっとくるわけでございますな。
ショウガ焼きさん 10点(2004-01-28 04:50:33)
10.観る前は重そうだし、地味だし最後まで観られるかどうか自信はなかった。が、なんとすばらしい作品。こういうカタチでいい映画に巡り会えた時の喜びは大きい。ダニエル・デイ・ルイスはもちろんいいけど、ピート・ポスルスウェイトに感激しました。オスカー主要部門全てにノミネートされていながら無冠だったのが本当に残念!あの年はユダヤ人問題にもっていかれたっけな”どうだ残酷だろう、さあ、感動しろ、泣け”といわんばかりのあざとさはなく、事実を淡々と描き、どう感じるかは受け取り手に委ねるというのが好きです。重いテーマの作品はなおさらね。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2003-12-10 21:49:11)
9.『マイ・レフト・フット』に続くジム・シェリダンとダニエル・デイ・ルイスのコンビ作。いくらでもヒートアップした演出が
可能だった『マイ~』でも、抑制を効かせた演出でドラマを静かに盛り上げたシェリダンが本作でも、熱くなりすぎず丁寧に父子のドラマを紡いでいく。役者陣もみな素晴らしく、母子家庭に育った俺には、P・ポスルスウェイト演じる父親の存在がうらやましく、涙を流してしまった。
恭人さん 10点(2003-12-07 20:09:16)
8. ジェリーがだんだんと強い人間になってゆく過程がすばらしい。無罪を勝ち取った後のジェリーの最後の言葉で胸が熱くなる。
 父親役がポスルスウェイトだったのは大正解!!
 たくさんの人に見てほしい映画だ。
ぐれーんさん 10点(2003-12-03 20:36:29)
7.冤罪、差別・・一本の映画を見てこれほど考えさせられたのははじめてだ。ダニエル・デイ・ルイスの真に迫る演技も本当に素晴らしい。実話というのにもかなり驚いた。最後までぐいぐい引き込まれた。まぎれもない傑作だと心から思う。
ヨッシィさん 10点(2003-10-29 01:13:26)
6.非常によい作品だ。似たような冤罪を扱った「ハリケーン」がひどくつまらなく思えてくる。これは特に10代の人に見てほしい。学校とかで見せるのは大賛成。こういった世界を見ると日本はやっぱり他国とは違うんだなと思うだろう。で、そこから考えることも多いし、自分の周りのことも色々と考えるだろうから。
フィニートさん 10点(2003-05-26 16:19:57)
5.個人的に「ミッドナイト・エクスプレス」に少し似てる気がしました。が非常に面白い。D・Dルイスの映画で一番好きです。この人IRA関係多い気が・・・
venomさん 10点(2003-01-15 01:45:53)
4.先にコメントされている方の感想で、「主人公がただの悪だったので同情できない」とか「あまり感動できなかったのは(中略)主人公があまり良い奴に思えなかった」とかありますが。。。私の感想はまったくの逆です。映画の前半、主人公がチンピラまがいのコソ泥で、愚かだからこそ、感動したのです。もっとも、私自身がこの年(34)になって、自分自身を「愚かだな」と感じるようになったからかもしれませんが。強くて正しい人が正しいことをする。うん。それもいいでしょう。しかし、愚かな者が苦難に会い、少しでも強くなろうとすることは、もともと強く正しい人がそうするよりも、もっとたいへんなことだとは思いませんか?
TOTO in FLさん 10点(2003-01-01 07:04:34)(良:1票)
3.強烈。衝撃。ポスルスウェイトがたまらなく悲しい。
愚物さん 10点(2002-11-06 04:56:44)
2.淡々と描かれているが苦境に立たされた親子のリアルな描写と愛情に泣かされた。せつない。
のすけさん 10点(2002-05-11 17:55:01)
1.この作品は、イギリス社会の黒い部分を取り上げた実話にもとずいた作品で、ストーリーや出演人も良かったですが、所々に見せる映像のセンスも、やるなって感動してしまいました。
パッタイさん 10点(2002-01-17 03:12:01)
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【点数情報】

Review人数 90人
平均点数 7.51点
000.00%
100.00%
211.11%
322.22%
444.44%
522.22%
61213.33%
72123.33%
82123.33%
91516.67%
101213.33%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.25点 Review8人
2 ストーリー評価 7.37点 Review8人
3 鑑賞後の後味 7.30点 Review10人
4 音楽評価 7.75点 Review8人
5 感泣評価 7.85点 Review7人
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【アカデミー賞 情報】

1993年 66回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ダニエル・デイ=ルイス候補(ノミネート) 
助演男優賞ピート・ポスルスウェイト候補(ノミネート) 
助演女優賞エマ・トンプソン候補(ノミネート) 
監督賞ジム・シェリダン候補(ノミネート) 
脚色賞ジム・シェリダン候補(ノミネート) 
脚色賞テリー・ジョージ候補(ノミネート) 
編集賞ジェリー・ハンブリング候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1993年 51回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)ダニエル・デイ=ルイス候補(ノミネート) 
助演女優賞エマ・トンプソン候補(ノミネート) 
主題歌賞ボノ候補(ノミネート)"(You Made Me the) Thief of Your Heart"

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