1.《ネタバレ》 残念ながらこの映画の良さを感じてしまったので人気通りの点数ではありません。人は遅かれ早かれ死にます、その時の人の対応を良く描いていたと思います。そして時代背景も良く描かれていたと、世界恐慌でみんな貧乏、主人公の家も同様で飯を食うだけでもやっとです。母親とのやりとりでは結構真に迫っていてまるで自分が主人公になって母親に言われているかの錯覚するほどでした。今の時代だったら映画行くって子供が言ったら親はほいほい金をやるでしょう。そんな貧しさの中での少年の心境などが良く伝わりました。少年は悪いやつだ、祖父の死より映画の方が大事なんだと言う人もいるかもしれませんがこの少年は至って良いやつだと思います。この状況で普通なら盗みを働くにほぼ決まってます。それにも関わらず働こうとした・・・しかも所々金を返そうとしたり、無理にでも仕事をしようとしたり、俺には正義感の塊だとしか思えませんでした。後は最後の別れの台詞での「求めろ」は本当に良い言葉だと思います、きっと大人になった時彼は意味がわかるんだろうな~と思うと嬉しくなってしまいます。とにかく昔の自分の気持ちを思い出したみたいで良かったです。