5.《ネタバレ》 今までタイトルは知っていても、「どうせつまんないだろうな」と言う偏見から未見だったが、たまたまテレビ放送してくれたので見てみたところ、自分の直感は外れていなかった事が分かった(w。
とにかく中途半端。おバカホラーと言うには大真面目だし、バイオホラーと言うにはリアリティが無く、パニックものとしてはスケールが小さすぎる。おまけにストーリー展開や演出のパターンはどこかで見たことのあるものばかり。
いくら十年前の作品とは言え、「遺伝子改造された昆虫がでっかくなっちゃった!」と言うだけの設定で最後まで通すのだから、あまりにもシナリオに工夫が無さすぎる。おまけに、ホラーによくある「出そうで出ない」シーンがダラダラと続くばかりで退屈。
主人公の女性昆虫学者、靴磨きの親子、浮浪者の少年など、登場人物は個性的なキャラが揃っているのに、主人公以外、ストーリー展開上、必然性のあるキャラ設定はひとりもいないのも難点。
さらにラストのガス爆発も、ゴキブリを一掃する程の大爆発なのに、男は無事ってのもご都合主義的すぎでしょ。
個人的には続編を見たくなるような出来ではなかった。