3.はっきり言って、あまりにも退屈で最後まで観るのが辛かったです。1つ1つのコマ切れのエピソードが抽象的すぎて、物語の筋がいつまでたっても見えてきません。ようやく物語として受け入れられるようになったのは、エンディング目前のところからでした。宮沢賢治の原作を読んでいなくて論じるのは横柄かもしれませんが、とは言え、この映画は観たわけですからこの映画そのものを論じる資格はあると思っています。なんだか、「想像力を膨らませて、あなた好みの物語を創作して下さい」とでもいった、絵だけで文字の無い絵本を読まされているような気分でした。これは子供向けですか?子供がこんな退屈で長い映画を最後まで我慢して観られるとはとても思えません。