1.WOWOWで「キングダム・ホスピタル」(ラース・フォン・トリアーの「キングダム」のリメイク)というスティーブン・キング脚本のテレビドラマを連続放映していたのですが、こっちはもっと辛いですよ。面白くないし、意味のない描写が多くありイライラしてきます。この「ローズレッド」も同じくテレビ映画で、無意味に長尺な面が有ります。ただ、個人的には「キングダム~」よりはマシだと思いますが・・・。キング作品のテレビ映画には他にも「ストーム・オブ・センチュリー」「ランゴリアーズ」「呪われた町」「IT」etcというのが有りますが、どれも評価は上がりませんね。
この「ローズレッド」という作品には、館が呪われる前の歴史を描いた原作本が有るのですが、そちらを含めてもイマイチな作品です。館の部屋が増えていくというアイデアは、実はキング自身の短編で既に有るのです(いかしたバンドのいる街で「丘の上の屋敷」~より)。そちらの方が生々しくて良い味をだしています。
非常に地味な印象の有るこの作品ですが、アイデア自体は面白いし、無駄な描写を省けばソコソコなものになるのではないかとも思っています(かなりひいき目です)。