1.《ネタバレ》 期待値が高かったせいか、裏切られた感が否めない。いつの時代の話なのか知らないが、下品なネタで笑いをとろうとするのはやめてほしい。ファンタジー映画というのは細部の作り込みが大事だと思うのだが、どうせあり得ない話なんだから、とリアリティの欠片もない描写が続くのはどうか。そもそもオープニングからしておかしい。空港の滑走路で2時間以上も客の昔話に付き合う乗務員がどこにいる?そんなに暇なわけないだろ!(たとえば『フォレスト・ガンプ』では、バス停のベンチで隣り合わせた人に長い話をするのだが、それならシチュエーションとして有り得るし、途中で聞き手が何度か変わっているのもリアリティがある)台詞もひどく、これがオリジナル脚本というのだから、最近の邦画が原作付きのものばかりなのも頷ける。この監督には正直失望した。点数は、美少年に成長した神木クンに。