1.大体の映画は面白いと思う自分ですが、これはあまり面白く感じませんでした。まず、ヒロインの信念が全く理解できない。副大統領の候補に挙げられるほどの人物だとしたら自分に身に覚えのない不利なことに関しては真っ向から主張して退けるくらいの力強さがないといけないと思うのだが、なんだか分らない信念を理由としてなぜ無口で通すのか分らんし、なによりも人間性が感じられなかった。少なくとも、なぜ言わないのかの信念はもっと話してほしかった。大統領の演説も今までの言動を考えると白々しくて感情移入できなかったし、結局何が言いたいのか分らないままだった。途中で事故の真相とスキャンダルがデマだと分るが、それがわかるまでは、一般企業の重役位だったらまだしも、男だろうが女だろうが、過去にこのような醜態をさらしておいたらとーぜん批判されるだろうし、男の候補者のほうを応援してました。 最後になって、「なぜ言わなかったの?話ひっぱってるだけじゃん。」という思いだけが残りました。このモヤモヤ感は「英雄の条件」と同じ思いです。