1.《ネタバレ》 戦隊ヒーローものの劇場版。懐かしくなってつい借りてきて見たが、なんかテンポが悪く感じたし、シーンの前後のつながりもよく分からない。いきなりデンジマンの面々が子供の名前を知ってたりするのはいくらなんでも説明がなさすぎる。それにこの映画で初めてシリーズにふれる人を意識したのか、デンジマンのこれまでの経緯が描かれるシーンがあるのだが、ストーリー上必要であったとしてももう少し短く出来なかったのか。デンジマンの面々が西部劇、時代劇のコスプレを身に纏い、戦闘員と戦うシーンは面白いけど、ここがちょっと長く感じた。テレビシリーズをほとんどしらないのだが、曽我町子扮するへドリアン女王だけは知っていて、デンジマンといえばまずへドリアン女王のやつというイメージが強い。実際、彼女が演じるへドリアン女王はインパクトが強く、この後、東映特撮ヒーロー番組の悪の女王役が代名詞となる曽我町子だが、それはこのへドリアン女王役があまりのハマリ役だったからこそなのだろう。僕自身も子供のころにこの人のこういう役は何回も見たが、曽我町子ときいて真っ先に思い浮かべるのが、(デンジマン自体は先ほども書いたように馴染みはないにもかかわらず。)へドリアン女王だ。