2.《ネタバレ》 イギリスのベテラン俳優達が上質のアンサンブルを見せてくれた「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」の続編。
まず、前作を見ていないと登場人物たちはあそこで何をやっているのか?なかなか掴み辛いと思います。
前作も登場人物がちょっと多いなという感じはあったのですが、
前作から引き続き登場するマリーゴールド・ホテルの人々に加え、新たな登場人物が多すぎたと思います。
前作を見た人の多くは、ダグラス(ビル・ナイ)とイヴリン(ジュディ・デンチ)のロマンスの続きとはじめとした
彼らのインドでのセカンドライフのその後を見たいと思うのですが、
それよりも、ホテルの経営をめぐる新たな騒動に軸足が置かれてしまっているのは残念。
マリーゴールド・ホテルの人々のその後に希望を感じさせる前作のラストと比較すると、
本作のラストのミュリエル(マギー・スミス)の姿は少々淋しげ。
それでも、インドを舞台にした映画特有の熱さやまるでお祭りのような賑やかさは本作でもやはり楽しかった。