1.《ネタバレ》 暴風に押し流されそうになりながらも歩くヒロインの動画や、詭弁踊りのパースを活かした動画など、図柄がシンプルな分
アニメーションならではの奔放でユニークな動きで見せるカットもそこここにあり、
古本市での怒涛の長広舌などダイアログのリズムで引き込ませる箇所もあるが、
一方ではミュージカル仕立てのシーンは平板な実写的構図で失速したりもする。
上野昴志氏が書くように、京都の香りが不在だし、喉を鳴らしてゴクンのワンパターンなアニメーションだけで
酒の美味さを伝えようなどとは虫が良すぎる。