8.リリー・トムリン(進路指導員)、キャサリン・オハラ(主人公の母)、ジョン・リスゴー(父)、ケヴィン・クライン(あこがれの小説家/大学教授)など、助演陣がとにかく豪華。リリー・トムリンって、60をはるかに超えているはずだが、むかしからこういう骨ばった感じだったから、年取ってもそんなに印象がかわらないよな。フットワークの軽さはさすが。
ジャック・ブラックの怪演に拍手、といいたいのだが、ロクデナシぶりがあまりに真に迫っていて、笑えなかった。とにかく、パンツ一丁でうろうろするのはやめてー、という感じ。
ストーリーは「青い鳥 青春編」といってしまえば終わりなのだが、コリン・ハンクスの希望を次々と打ち砕く家族のとっぴな行動の数々に、次はなにをするやら、と、げんなり。スタンフォードに舞台を移した後半に比べて、前半はもたもたしていた印象。
スカイラー・フィスクは、度の超えた動物好きの描写があっても、全体に誠実な印象が消えず、好演だったと思う。